『夢の中』 シーズン2 第30話 信じる
第30話 信じる
■ 魅音は死んでなどいない……。魅音が死んだなんて嘘なんだ……!! 魅音がいない世界の方が間違いなんだ……。だってそうだろ……!? 俺の世界では、……魅音はちゃんと生き続けているんだぞ……?? そうさ、……俺は信じてるんだ。……あの世界で。……俺は、あの世界でずっと魅音と一緒に暮らしてきたんだよ……!!! だから。……だから魅音がいないなんてこと……、絶対にあるもんか……!!!! みんな俺の話を聞いてくれない。誰も魅音のことを本気で心配していない。
俺だけだ! 俺だけが……! 本当に魅音が死んでいるのか疑問を持ち続けていて、本心から心配しているんだ。
だから、……俺はもう誰からも逃げないことにしたんだ。……例え俺が何をしようと……それが正しいことかどうかは分からない。
ひょっとしたらそれは、俺自身の願望の投影でしかないのかもしれない……。
それでも、自分の信じる通りに生きることに決めたのだ。
だから……俺は、魅音の通夜には出席しないと……はっきりと宣言したのだった。……俺は魅音の通夜には出ない。……だがそれは俺だけのことだ。……詩音。お前だけには……本当のことを全部話しておくことにする……。……魅音のために。……そして、……俺のために。
■ 私が教室を出る前に見た時……、悟史くんはまだ帰っていなかった。……多分部活だと思う。部活なら前原もいるだろう。……前原のいるところで話すのが一番いいかもしれない……。……悟史くんは前原のことも信用していて信頼している様子があった。
私もそれは感じていたし……それは嬉しいことでもあった。……だから、二人の間に割って入りたくないと思う気持ちもある。……それに……正直言うと……、……私は……悟史くんのことが好き。……でも……それは悟史くんが好きなのではなくて、……悟史くんのことが好きだという……私の中の想いが好きで…………。……だから、その気持ちの中に、他の誰かが入り込んでしまうことが……どうしてもイヤだという感情もある。それが前原なのだとしても……。
それに。……やっぱり……悟史くんには詩音として会わなくちゃいけないと思ったから……。詩音なら悟史くんの全てを受け止められる……。…………詩音のことが嫌いだからではなくて。
詩音のことが、一番大好きだったから。……でも、……それを口に出して伝えることはできない……。伝えたらきっと迷惑になるから。悟史くんはそういう人だから。
詩音の想いに、悟史くんが答えてくれるはずがない。……でも、伝えないままではいられないから。
だから、悟史くんに、今の自分のありのままの姿を伝えないといけないんだ。……ごめんね。……悟史くんに嘘を吐いていたわけじゃないんだよ? でも、こんな姿じゃとても言えないよ。だから嘘をついて、悟史くんが知らない間に別人になった振りをしていたんだ。
そして、その時が今。
部活が終わった頃合いを見計らうために、少し時間を潰す必要があった。図書室でしばらく時間を費やした後、そろそろいいかと思い立ち上がる。……そこで初めて気が付いてぎょっとなった。
隣の椅子で梨花ちゃんが同じようにして読書していたのだ。……全く気付かなかったのがちょっと悔しい……。
■あとがき■
次話から、魅音を抜いたエンジェルモート編が始まります。(嘘予告)
(5章と無関係の独立した話でした。)
……ちなみに、詩音には魅音が生きていると、最後まで気付くことができませんでした。
というか、最後の最後になってやっと、……自分が間違っていたかな? とは思ったようです。……その違いが分かるように書いてあげたかったんですが……難しかったようですね。
■追記1:……でも圭一の話が本当だと信じてしまえば、羽い、羽入の存在を信じてしまうことになるんで、その葛藤もあって、沙都子はかなり苦しんでいたようですが……。……まぁその辺はおいおい。
■ 教室に戻ると……案の定、誰もいなかった。
ただ……ひとつ予想外だったことがあるとするならば。……前原がまだ残っていたということだった。……まさかとは思うけど、……私が来るまで待っていてくれたとか……。そんなことはないだろうな……。
……机の上を見ると鞄がそのまま置かれていたので、少なくとも、ついさっき帰って行ったわけではないことが分かる。ということはまだ校舎内にいるはずだし……。どこかへ出掛けた可能性もない。
…………どこに行ったのか、探してみる? 私はとりあえず部室へ向かった。もしそこにいなければ諦めて帰宅しようと考えながら、階段を下っている途中のことだった。
踊り場の向こう側。……ちょうど窓越しに廊下の様子がよく見える辺りにいたのは、見知った後ろ姿。……そう言えばあのあたりには美術室のドアもあったはず……。ひょっとすると……、……悟史くんがあそこから私を見ていたのかも……!……だとしたら…………悟史くんは一体何を見ているんだろう……?
悟史くんの視線を追ってみたがそこには誰もおらず、いつもと同じ風景しか見えなかった。……あ、そうだ。……前原もここに来ていれば…………。
私は悟史くんに気付かれないようにしながら、こっそり彼の方を観察していたのだが、どうやらそれは無用の心配だったらしい。
…………ふぅん……、悟史くんは一人きりで、誰とも話をしていないようだったからだ。………………悟史くんが、……独り言を言い出すのを待つべきか、……話しかけるタイミングを図るべきなのか、迷った……。……だけど……悟史くんは誰からも相手にされていない様子で、ただじっと立ち尽くしたままで、誰からも無視されているような感じだった……。
……何を見ているの……悟史くん……? しばらく観察していたが悟史くんは一向に何も言わない。悟史くんの表情は読み取れず、……本当に誰もいないかのように……。……私は思いきって声を掛けようと一歩足を踏み出したとき。……それは突然始まったのだった。……
続く……
<編集後記>
299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明の文章を出力し続けたためです。
2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとに文章を生成させてみました。
AIのべりすとによる一貫した文章生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。
言い換えれば、意味不明な文章を生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡り文章生成をさせるか、新たな小説に挑戦するか決定します。
🔴お知らせ
2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。
20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2 → とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃
接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。
AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)で文章を生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。
「AIのべりすと」の設定
「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。
使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)
このモデルを使い、記事を生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です。
1. デフォルト AIに好きに書かせます
2. セリフ 台詞を優先
3. ナラティブ 地の文を優先
この3つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
設定を変更することは任意です。
いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
「2. セリフ 台詞を優先」から
「3. ナラティブ 地の文を優先」に変更しました。
⭐ 実際に出力された画面
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