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大前研一 名言集 『即戦力の磨き方』(30)

『即戦力の磨き方』(30)

大前研一氏のような「世界に通用する傑出した人物」は、日本だけでなく、世界でもあまりいません。

私は大前氏の足元にも及ばない、ちっぽけな存在ですが、そんな小さな私でも、少しでも役に立ちたいと熱望しています。

年齢は関係ないと思っています。

やろうとする意志と一歩踏み出す行動力ではないか、と考えます。
その2つに付け加えるとすれば正しい方向性でしょうか。

これはなかなか定めるのが難しい。

自分で正しいと判断しても、必ずしもそれが正しい針路をとっているかどうか確かめることが困難だからです。

メンター(師匠)がそばにいれば、たとえ間違った方向へ進んだとしても、謙虚な気持ちで従うならば修正は可能でしょうが。
私にとってのグル(精神的指導者)は大前研一氏です。
もちろん、大前氏はそんなことを知る由もありませんが。

以前、大前氏の下で働いていた学生の方(今では社会人として働いていることでしょう)からメールを頂いた時、身近で見た大前氏の気さくで、ユーモアあふれる人柄に触れたことを伝えてくれました。

『即戦力の磨き方』はタイトルから推測すると、ハウツー本のように感じられたかも知れませんが、ハウツー本ではありません。
私たちが身につけるべき本質的な事柄やスキルを具体例に即して大前氏が述べている本です
 

勝ち組には、「これをやって失敗すれば負け組に行くかもしれない」という発想は、そもそもないのだ

勝ち組には、「これをやって失敗すれば負け組に行くかもしれない」という発想は、そもそもないのだ

たとえば、ソフトバンクの孫正義氏。

次々と買収を繰り返しているが、これまでも、衛星デジタル放送進出をにらんで、テレビ朝日株の買占めを図ったり、光ファイバーを使ったスピードネットに参加したりと話題に事欠かない。

だが、そのすべてが成功しているわけではない。

衛星デジタル放送やスピードネットからはすでに撤退しているし、それ以前の、マイクロソフトと一緒につくったゲームバンクも失敗している。

しかし、孫氏はまったく懲りない。

これと思ったら、ものすごい勢いで突き進み、うまくいかなければ「失敗しちゃいました」と頭をかいて、次のことを考える。

『即戦力の磨き方』 大前研一の名言 1 〈424〉                           






                             

自分の頭で考えないで、誰かにうまくいくやり方を聞こう、ノウハウを頂戴しようなどという不精なことをやっていたら、正解のない新大陸では、負け組への道をまっしぐらだ

間違えたらどうしようなんてことは考えない。

まず動いてみて、そこから修正を繰り返し、自分なりの方法論をつくっていく。

これに対して、自分の頭で考えないで、誰かにうまくいくやり方を聞こう、ノウハウを頂戴しようなどという不精なことをやっていたら、正解のない新大陸では、負け組への道をまっしぐらだ

『即戦力の磨き方』 大前研一の名言 2 〈425〉                             


とくに三十五歳を過ぎたら、いつまでに自分はこれをやるというように具体的な目標を掲げ、いまよりさらに高い次元に向かって努力をすることを、意識的かつ強制的にやらなければダメだ

まず、先が見えないからこそ、長期的な目標を持って、自分の人生を設計すること。

とくに三十五歳を過ぎたら、いつまでに自分はこれをやるというように具体的な目標を掲げ、いまよりさらに高い次元に向かって努力をすることを、意識的かつ強制的にやらなければダメだ

『即戦力の磨き方』 大前研一の名言 3 〈426〉                           




➳ 編集後記

『即戦力の磨き方』はタイトルから推測すると、ハウツー本のように感じられたかも知れませんが、ハウツー本ではありません。
私たちが身につけるべき本質的な事柄やスキルを具体例に即して大前氏が述べている本です。


🔶 大前氏は自分で考え出したことを自ら実践し、検証しています。仮説と検証を繰り返す行動の人です。

Think before you leap.(翔ぶ前に考えよ)という諺がありますが、Leap before you think.(考える前に翔べ)もあります。
あれこれ考えて、難しそうだからとか面倒くさそうだからやめようでは成長しません。
まず、やってみるという姿勢が大切です。


大前研一氏は、常に物事の本質を述べています。洞察力が素晴らしいと思います。私は、ハウツーものは、その内容がすぐに陳腐化するので読みません。


➔ 大前氏の今回の言葉も、私たちが忘れがちな重要なことに気づかせてくれます。



🔷 大前氏の言葉は刺激的です。
特に、この本で語っていることは、初めて大前氏の本を読む人にとっては、刺激が強すぎ、偏見を持つことになるかもしれません。

しかし、もう一度よく考えていただきたい。
大前氏が指摘していることは、本質的な事柄であり、言葉尻を捉えていては、本質を見誤ります。

「意識化」が今回のキーワードになります。

「三十五歳を過ぎたら、いつまでに自分はこれをやるというように具体的な目標を掲げ、いまよりさらに高い次元に向かって努力をすることを、意識的かつ強制的にやらなければダメだ」

という言葉によく表れています。

人間はどうしても楽な道を選びがちです。そうした誘惑を断ち切り、あえて厳しい道を選ぶことはリスクを負うことです。

「リスクを負わないのはリスクだ」

と言ったのは、確かビル・ゲイツだったと思います。

リスクを負うからこそ、リターンがあります。

挑戦すれば失敗はありますが、成功することもあります。
緒戦しなければ、失敗はありませんが、成功もありません。

あなたが「自分はもう歳だから」という言い訳をする前に、挑戦しましょう!

チャレンジすれば、必ず得るものがあります。

🔶 私が毎日 note に3~4本投稿しているのは挑戦したいからです。
2022年6月30日に満67歳になりました。

前期高齢者です。昔の言い方をすれば「老人」です。
確かに、実年齢は老人かもしれません。
しかし、自分では老人とは思っていません。

私が子供の頃、60歳を過ぎたら「お爺さん」だと思っていました。
ですが、今では老人とはまったく考えていません。
もちろん、若い頃には苦もなくできたことが、段々とできなくなってきています。その点で言えば、老化は進んでいます。

記憶力は低下し、五十肩にもなり(60歳を過ぎてから発症しました)ました。

若い頃は肉体疲労しても一晩寝れば回復しましたが、今ではなかなか回復しません。

それでも、毎朝欠かさず自宅で筋トレ(ダンベルや腹筋ローラー、プッシュアップバーを使用)を欠かさず行っているため、筋力の低下を最小限に抑えることができています。

ビタミンCのサプリメント(Nature Made)を10年くらい毎日2000mg(2g)以上摂取しています。このためだとは断言できませんが、大病したことはありませんし、滅多に風邪も引きません。

今お話したことは身体に関することばかりです。

脳の老化を少しでも遅らせたいと考えていますので、毎日デスクトップPC(以下PC)とスマホを使い、note に投稿したり、知らないこと、疑問に思ったことを検索しています。

さらに、PCで懸賞問題を解くためにチャレンジしています。頭の体操になっています。

あなたもぜひチャレンジしてください!
どんなことでもチャレンジしたことは全く無駄ではありませんよ!
もちろん、犯罪行為や迷惑行為は論外です。



⭐ 参考データをご紹介します。

大前研一氏 日本人は「もう○歳だから」は禁句にすべき

この大前氏のウェブサイトに、私が言いたかったこと以上のことが、全部掲載されています。

重要な個所をを抜粋します。

「そもそも日本人は年齢についてもメンタルブロックがあり、中高年になると新しい仕事にチャレンジしない傾向が極めて強い。しかし、「もう○歳だから」は禁句にすべきだと思う。このメンタルブロックを外せば、第二、第三の仕事に挑戦できるはずだからである」


🔶 チャレンジすることの重要性の一部はご理解できたのではないか、と考えますが、いかがですか?



🔶 大前研一氏と私とは年齢が一回り違います。大前氏は1943年2月21日生まれで、私は1955年6月30日生まれです。

大前氏は、私にとってはメンター(師匠)です。もちろん私が勝手にそう思っているだけです。




🔶 大前氏は評論家ではありません。言うだけで自分では何もしない人ではありません。大前氏は行動する人です。だから大前氏の提言は説得力があるのです。



大前研一オフィシャルウェブ

このウェブサイトを見ると、大前氏の出版物一覧を見ることができます。
私は、大前氏の全出版物の半分も読んでいませんが、今後も読んでいくつもりです。

⭐ 出典元: 大前研一 オフィシャルウェブ




大前氏は1995年の都知事選に敗戦後、『大前研一 敗戦記』を上梓しました。




🖊 大前氏の著作を読むと、いつも知的刺激を受けます。
数十年前に出版された本であっても、大前氏の先見の明や慧眼に驚かされます。

『企業参謀』(1985/10/8 講談社という本に出会ったとき、日本にもこんなに凄い人がいるのか、と驚嘆、感嘆したものです。

それ以降、大前氏の著作を数多く読みました。

『企業参謀』が好評であったため、『続・企業参謀』(‎ 1986/2/7 講談社が出版され、その後合本版『企業参謀―戦略的思考とはなにか』(1999/11/9 プレジデント社)も出版されました。








🔶 大前氏は経営コンサルタントとしても超一流でしたが、アドバイスするだけの人ではありませんでした。自ら実践する人です。有言実行の人です。起業し、東京証券取引所に上場しています。現在は代表取締役会長です。



大前氏の本には、ものの見方、考え方を理解する上で重要な部分が多くあります。大前氏の真意を深く考えなくてはなりませんね。

この元記事は8年前にAmebaブログで書きました(2014-09-21 21:42:06)。「新・大前研一名言集(改)」はかなりの量になりました。
私にとっては、いわばレガシィです。

その記事を再編集しました。



✑ 大前研一氏の略歴

大前 研一(おおまえ けんいち、1943年2月21日 - )は、日本経営コンサルタント起業家マサチューセッツ工科大学博士マッキンゼー日本支社長を経て、カリフォルニア大学ロサンゼルス校公共政策大学院教授やスタンフォード大学経営大学院客員教授を歴任。
現在、ビジネス・ブレークスルー大学学長、韓国梨花女子大学国際大学院名誉教授、高麗大学名誉客員教授、(株)大前・アンド・アソシエーツ創業者兼取締役、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長等を務める。    (Wikipedia から)


大前研一氏の略歴補足

大前氏は日立製作所に勤務時、高速増殖炉もんじゅの設計を担当していましたが、原発の危険性を強く感じていたそうです。

その後、世界一の経営コンサルティングファームのマッキンゼーに転職。
マッキンゼー本社の常務、マッキンゼー・ジャパン代表を歴任。

都知事選に出馬しましたが、まったく選挙活動をしなかった青島幸男氏に敗れたことを機に、政治の世界で活躍することをキッパリ諦め、社会人のための教育機関を立ち上げました。BBT(ビジネス・ブレークスルー)を東京証券取引所に上場させました。

大前氏の書籍は、日本語と英語で出版されていて、米国の大学でテキストとして使われている書籍もあるそうです。












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藤巻 隆
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