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『夢の中』 シーズン2 第6話 別離(わかれ)

第6話 別離(わかれ)

その時。
背後にある窓を開け放つ音がしたので振り向くと、梨花ちゃんが立っていた。

「……沙都子。……お別れは終わりましたか……?……圭一、……もう出発できますか……?」

その言葉を聞くと沙都子は突然じたばたと暴れ出した。

「……あう~~~~~!!!! にぃにーーー!……あうぅう~!!」

あぁあぁあぁ!!……何でよりによって今日一番のお利口さんモードの時に現れるかなあぁあ!!

「にぃにぃ~~~!!!! がぁおぉおおお~~~!!……にぃにぃ~~!!……ぎゃうう~!」

うわわわ、落ち着け沙都子! ……暴れるなって!! ……あぁああ!!  沙都子! ……爪を立てて引っ掻くなよ!! ……くそう!!  こうなったら、もうやるしかない!  

俺は「うぉりゃぁあああ!!」……気合を入れて思いっきり飛び上がった!!!!……

一瞬の空を駆ける飛翔感!! ……沙都子は驚きのあまりぴたりとおとなしくなった。…………よし! うまくいった!!

「さぁ!……行こうぜ! 時間がないよ!  な?!」

俺は急いで自転車に跨がり、荷台に座るように促した。

「えぅ? にぃに?……どこへ行くんですか……?」
「いいから、ほら乗れって!!」

沙都子は俺に言われた通り荷台に座ったが怖がった。

「きゃあ! にぃに!! ……こわいですわ!!」
「怖くなんかないぞ~!!  はっや~~い!!!  もっとスピード出すぞぉ!!」

沙都子の悲鳴を風の中にかき消しながら俺たちは出発した。
沙都子はまた喚き始めた。

「うわああああん~!! うぎゃああぁああ~~ん!!……ぎゃああん!! ぎゃああん!! ぎゃああん!!」
「うぎゃあぁああぁああぁああ!!!!!」
「にぃいぃぃぃぃいぃいぃぃい!! ひいいいいいいいいいいいぃぃぃい!!」
 
……沙都子が大騒ぎするもんならそれだけ早く家に帰れることになる!  そう考えた俺はますます激しくペダルを漕いだ! ……あ、ヤバ!!  沙都子がバランスを崩したぞ!!

「沙都子!!危ない!!」

沙都子の足が俺から離れかける瞬間を狙って沙都子の腰をつかんで引き寄せる。

「あうー?! にーに?! どしたです?!」
 
……俺は黙って前方を指差す……。すると沙都子は恐る恐る前方を見た。

「……ひょぇえ??? ひゅ~??? な、ななななんですかありゃあ?!?!」
 
……そこにはバイクに乗った2人組がいた。
ヘルメットを被っているためよくわからないが、おそらく男性だろう。……男たちは何か叫んでいた。
だが俺にはよく聞こえなかった。

「あははははは!  何言ってるか聞こえねぇなぁ!! ……おい、しっかり掴まってろ!! ……はっやーーーーーい!!  もひとつオマケにもいっとくぜ!!……ははは!!」

あぁ~!!沙都子は叫んだ。

「にーに!!  怖いです!!  もうやめて下さいまし~!!  おうちに帰りたい~!! ……おうちに~!!」
 
……そんなこんなの内に、俺の家に到着した。
俺は家の前に停め、沙都子を降ろした。

「にーに!!……もう帰るの?」

俺は頭をぽんぽん叩いてやる。
そして、さっき買ってきた飴を渡してやった。

「ほら。飴玉だ。舐めるといいぞ」
「……あい……。」
 
……沙都子は寂しそうな顔をしていたが、ふいに顔を上げると、

「にぃに! ありがとうございました! ……あの、あの……!  本当にありがとうございます! ……あぅう! ……また遊びに来てくれますか?!」

と何かが吹っ切れたように晴れやかな顔をしていた。
 
……最後はやっぱり甘えたような顔になるのだった。
その目を見るたびに俺は決心が鈍りそうになる。

「う~~……うぅうぅううう~……」
 
……だめだだめだ!! ……沙都子のためなんだからな!!  沙都子のわがままで引き留めたらかわいそうだ!  だからダメだって言わなくちゃ……!!  だけど……どうして言えなかったんだろう?
  
「……ああ! もちろんさ!! 絶対来るからな!……楽しみにしててくれよ!!」
 
……自分で自分の言葉が信じ切れなくて何度も繰り返した。……でも、これでいいんだよ……、きっと……、……きっと……。……沙都子は嬉しそうに笑うと、手を大きく振り続けた。

「バイバーイ!!」……その姿が見えなくなるまで俺はずっと手を振っていた……。
  
 
続く……



<編集後記>

299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明の文章を出力し続けたためです。

2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとに文章を生成させてみました。

AIのべりすとによる一貫した文章生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明な文章を生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡り文章生成をさせるか、新たな小説に挑戦するか決定します。


🔴お知らせ


2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。


20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2  とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃

接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)で文章を生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。


「AIのべりすと」の設定


「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、記事を生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。

2. セリフ  台詞を優先の設定にしました。




⭐ 実際に出力された画面


使用したAI

AIのべりすと



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