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舞華のいなくなった夏 第14話 入浴


舞華のいなくなった夏 第14話 入浴

「ただいま」
「おかえりなさい。兄さん」
家に帰ると、舞華がすぐに玄関近くまできていた。
「ほら、約束のものだ」
「ありがとうございます。兄さんのそういうところ大好きですよ」
「はいはい。そりゃどうも」
「ふふ……」

舞華はとても嬉しそうだ。
「なあ、そろそろ手離さないか?カレー作れないんだけど」
「ダメです」
「まだ言うか……」
結局、手を離してくれる気配はなかった。俺は諦めて料理を作ることにした。

夕食を食べ終え、俺たちはリビングで寛いでいた。
「なあ、舞華」
「何でしょうか?」
「今日は何で急に出掛けようと思ったんだ?」
「気分転換です」
「本当か?」
「本当ですよ」
「……まあいいか」
本人がこう言っている以上、追及しても意味はない。
「さてと、風呂でも入るとするか」

ちょうど入ろうとしていた時だった。
「兄さん」
「ん?なんだ?」
「一緒に入りましょう」
「は?」
「だから、一緒に入ろうと言っているのです」
「お前、自分が何を言ってるのかわかってるのか?」
「はい。当然じゃないですか」
「お前なあ。いくら兄妹だからって、そんなことできるわけがないだろうが!」
「いいじゃないですか。昔はよく入っていたでしょう」
「いつの話をしてるんだよ!」

確かに昔はよく一緒に入っていたが、それは幼稚園の頃とか小学生低学年くらいまでの話だ。今はもう高校生だぞ?それに兄妹と言ったって男と女だ。

「あのな。仮に子供の頃と同じ感覚だとしても、今の俺達はもう子供じゃないんだ。わかるだろう?」
「はい。ですから、問題ありません」
「大ありだよ!」
「どうしてですか?」
「どうしてもこうしてもあるか!普通に考えておかしいだろうが!そもそも、何でそこまでして一緒に入ろうとするんだ!?」
「だって……」

そこで舞華は少し躊躇うように言葉を切った。
「何だよ?」
「………コン………です」
「え?」
よく聞き取れなかったので訊き返す。すると、舞華は顔を赤くしながらもう一度言った。

「……ブラコンだからです」
「……」
予想外の答えだったので一瞬思考停止してしまう。そして、理解した後思わずため息をつく。

「はあ……。そんな理由だったのかよ……」
「いけませんか?」
「いけないというか、呆れてるだけだ」
「ぷぅ」

頬を膨らませる舞華。可愛いが、正直見飽きているのでスルーする。
「とにかくだ。いくら何でも無理なものは無理だ。あきらめろ」
「嫌です」
「強情だな」
「はい。私はしつこい性格なので」
「知っていたけどな」

ここまでくると最早感心すら覚えてくる。
「わかった。なら、勝負しよう」
「勝負?」
「ああ。どっちの方が長く我慢できるかという勝負だ」
「ふっ。望むところです」
「よし。なら決まりだな」
「はい」
こうして、舞華との入浴を賭けた戦いが始まったのであった。



続く。


<編集後記>

ミステリー小説のようなイメージで、AIのべりすとにテキストを生成してもらいました。

AIのべりすとによる一貫したテキスト生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明なテキストを生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡りテキストを生成させるか、新たな小説に挑戦するか決定します。


🔴お知らせ


2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。
20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2  とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃

接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)で文章を生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。


「AIのべりすと」の設定


「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、テキストを生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。

テキストが途切れたり、辻褄が合わなくなることがあるので、その際には加筆修正が必要です

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIにテキストを生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。

適宜、「2. セリフ  台詞を優先」 にしたり、 「3. ナラティブ  地の文を優先」 にします。 各話が単調にならないようにするためです。

使用したAI

AIのべりすと



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藤巻 隆
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