伊藤雅俊の商いのこころ 第2回
伊藤雅俊の商いのこころ
人生においても、ものごとをするにしても、基本を忘れてはならない、ということを説いています。
信用は一朝一夕では築けません。「飽きずに繰り返す」ことでしか、信用は得られないのです。
私たちは、お世話になった人のことを忘れてしまいがちです。
感謝の気持ちを忘れてはいけませんね。
自省の念を込めて、そう思います。
伊藤さんにとって、メンター(師匠)はお兄さんでした。
人生の師、商売の先生であったのです。
もっと教えを請いたかったはずですが、お兄さんは喘息を患い、それが原因で44歳で亡くなりました。
当たり前のことを、当たり前に繰り返すことは、口で言うほど簡単ではありません
人生と、お客様と、仕事に対する、真面目さ、誠実さ、真摯さを、私は兄から学びました
私が今も千住を第二の故郷と思っているのは、生まれたばかりの小さな羊華堂を受け入れて、陰に日に応援してくださった多くの方のご親切を忘れられないからです
➳ 編集後記
この記事を最初にアメブロに投稿したのは、
9年前(2014-04-17 21:02:28)のことです。
もうそんなに時が経ったのか、というのが実感です。
投稿した当時はあまり時間の概念が把握できていなかったと思っています。
古稀に近づいてくると(2023年6月30日で68歳)、年々時間が経つのが速くなってきていると感じます。
実際には、時間は万人の誰に対しても等しく経過します。ある人には1日は30時間あり、他の人には15時間しかない……ということはありません。
1分は60秒でこれも誰でも同じです。ですが、人によって1分が30秒にさらに言えば15秒に感じることがあります。
同じ時間でありながら、人により、状況によって長くも短くも感じられます。
🔴「当たり前のことを、当たり前に繰り返すことは、口で言うほど簡単ではありません」
私たちはよく「そんなことは当たり前じゃないか」と口にすることがありますね。
ですが、当たり前のことを当たり前に繰り返すことは決して簡単ではありません。
当たり前のことを当たり前に繰り返すことができれば、かなりのことができます。
「そんなことは当たり前のことだ」と言いながら、言った本人がその当たり前のことが出来ていないことはよくあります。
なぜでしょうか?
それは、自分に負けているからだと私は思います。
言うことは簡単ですが、実行し続けることは相当に大きなエネルギーが必要になります。
当たり前のことは単調で単純なことの繰り返しであるので、途中で飽きてしまうのです。
ルーティーンワークとして一日のスケジュールに組み込まれていれば、やらないと気持ちが悪くなります。何となく落ち着きません。
元メジャーリーガーのイチローさんが試合前に柔軟体操を欠かさず行ってきたことは有名な話です。
別に誰かに言われてやり続けたわけではありません。ゲームに入る前に柔軟体操を必ずやり、体をほぐし、精神的にもストレスを発散させることでゲームに集中できたのだと思います。
ゲーム前に柔軟体操をすることは、イチローさんにとっては当たり前のことだったのです。その当たり前のことを当たり前にやり続けたことによって、NPB(日本野球機構)とMLB(メジャーリーグベースボール)の両方で偉大な記録を打ち立てることができたのだろうと思います。
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⭐マガジン (2023.01.08現在)
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