究極の「自分ブランド力強化法」 第4回
第1回 究極の「自分ブランド力強化法」ついて
第2回 自分ブランド力を確立する方法
第3回 自分ブランド力を確立した人(1)
自分ブランド力を確立した人(2)
最寄駅に隣接する敷地に建設中のビルがあります。
壁面には大きな広告が掲載されています。
フィットネスクラブがまもなく営業を開始する、というものです。
そのビルの目と鼻の先にある、既存のビルにはフィットネスクラブが入っています。
果たして、勝ち残るのはどちらのクラブでしょうか?
前回に引き続き、自分ブランド力を確立した人をご紹介します。
パーソナルフィットネストレーナー(以下、パーソナルトレーナー)の山本ケイイチさんです。
山本さんが書いた『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』(幻冬舎新書)を読んで、いくつもの発見をしました。
知らなかったことがたくさんありました。
例えば、筋トレをすれば短期間に効果が現れると思っていましたが、短期間では目立った効果は期待できないということでした。
やはり、一番大切なことは継続すること、と指摘しています。
スポーツドリンクは糖質の量をきちんとチェックしないと、逆効果だとも書いています。
山本さんはフリーのパーソナルトレーナーです。
パーソナルトレーナーというのは、クライアント別に契約してトレーニング指導をします。
つまり、マンツーマンでトレーニングをします。
山本さんの説明では、フィットネスクラブには山本さんのようなフリーのトレーナーと、アルバイトのトレーナーがいるそうです。
フリーのトレーナーはクライアントと個別契約するため、人気のあるトレーナーは契約数に比例して収入が増えます。そのためモチベーションが高いと言えます。
一方、アルバイトのトレーナーは時給ですから、どんなに質の高いトレーニングを行い、指導方法が上手でも収入は時間数に比例するだけです。
そのためモチベーションはあまり高くなりません。
もちろん、すべてがそうだとは言えませんが、一般的にはフリーのトレーナーとアルバイトのトレーナーにはそのような差がある、ということでした。
山本さんは有名なフィットネスクラブで実績を挙げ、ハードなトレーニング経験と最新の運動生理学・脳科学に基づいた独自のトレーニング理論が、多くの若い経営者から高い評価を得ています。
医者の不養生という言葉があるように、専門家である医師でありながらメタボ体型の人がいますが、山本さんは鍛え上げた身体をキープしています。
自分ができないことを他人に指導するのはおこがましい、という山本さんのプロとしてのプライドが許さないのです。
山本さんは、真のプロフェッショナルです。
山本さんはこうした点で、「自分ブランド力」を確立しています。
「自分ブランド力」とは、裸で勝負できる力と言い換えてもよいでしょう。
いくら高価な服装や装飾品を身に着けていても、またどんなに立派は肩書きを持っていても、裸になったら何も残っていないのでは「自分ブランド力」はないということです。
『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』
(山本ケイイチ、幻冬舎新書)
は、新しい視点を提供してくれる本です。
ご一読をお勧めします。
【KLP】山本ケイイチ 成功体質のつくり方!
🔶 9年前にアメブロに投稿した内容を再編集しました。
初出 2013-12-05 23:21:41