見出し画像

日経ビジネスのインタビュー     バックナンバー 026

日経ビジネスのインタビュー         バックナンバー 026


バックナンバー000  バックナンバー001  バックナンバー002
バックナンバー003  バックナンバー004  バックナンバー005
バックナンバー006  バックナンバー007  バックナンバー008
バックナンバー009  バックナンバー010  バックナンバー011
バックナンバー012  バックナンバー013  バックナンバー014
バックナンバー015  バックナンバー016  バックナンバー017
バックナンバー018  バックナンバー019  バックナンバー020
バックナンバー021  バックナンバー022  バックナンバー023
バックナンバー024  バックナンバー025


ここに掲載しているのは、管理人・藤巻隆が携帯サイトで運営して
いた時のコンテンツです。

2007年1月8日号からスタートしています。1カ月分毎にまとめて
あります。

途中、数件記事が抜けている個所があります。データを消失して
しまったため再現できません。

「日経ビジネス 電子版使い方ガイド」(全24ページ)を見ると
「雑誌『日経ビジネス』のバックナンバーの閲覧について」で、
閲覧できるのは2011年10月から最新号と書かれています。

そのため、2008年8月18日、25日分の記事は確認できません。
しかも紙の雑誌は、かるか昔に処分しています。


● 2009.2.2 (No.1)<106>
不況期こそ次の一手
森 雅彦(もり・まさひこ)氏[森精機製作所社長]

働きたくても働けない人に対する保障など、日本に合った最適なセーフティネットのあり方を議論していくべきだと思います。

日本企業では多くの場合、新入社員の賃金とCEOの給料が20倍の範囲に収まっています。

この上限を法制化しつつ、最低賃金の保障を義務づけるようなことも必要かもしれません。

いずれにせよ、会社の競争力を保ったまま従業員のモチベーションを維持できる仕組みが求められています。


● 2009.2.9 (No.2)<107>
“保険島”の発想は捨てる
隅 修三(すみ・しゅうぞう)氏[東京海上ホールディングス社長]

保険はリスクをどう分散し、ヘッジ(回避)していくかを考えるビジネスです。

そのためには、体を張ってリスクそのものに切り込んでいかなくてはなりません。

しかも、現在では災害などの伝統的なリスクだけではなく、災害によって工場が止まった場合の経営リスクまで見ていく必要があります。

企業の経営リスクそのものまで踏み込み、金融技術も含めた様々な手段で回避していきます。

その手段を企業と膝を詰めて相談しながら、リスクを切り分けていく。
そこにはやりがいを感じますね。


● 2009.2.16 (No.3)<108>
顧客目線で旅心に訴え
平林 朗(ひらばやし・あきら)氏[エイチ・アイ・エス社長]

日本のサービス業は、世界で必ず勝てると私は思います。

HISの場合、その時に強みとなるのは社員の平均年齢が29.6歳という若さです。

澤田秀雄会長がHISを起業したのは1980年、29歳の時でした。

その時代は航空運賃が高く、今より随分と円安だったので、若者が海外に行くのは難しかった。

それに比べて今の30歳は海外旅行に対して何も抵抗感がない。

若い人には現地の文化を吸収し、現地の社員と融合する能力がある。

実はこのことが旅行業にはとても重要です。

本当に心に残る旅とは宗教、お祭り、食事など現地の文化、習慣との関わりが欠かせないからです。

若手社員には積極的に海外に赴いて先行者利益を取ってくるフロンティア精神を持ってもらいたい。


● 2009.2.23 (No.4)<109>
個人消費が日本を救う
川野 幸夫(かわの・ゆきお)氏[ヤオコー会長]

パート個々人の持つ潜在的な能力は、よそのスーパーのパートとそんなに変わるわけじゃない。

それなのに、私たちの店のパートはどうしてあんなに頑張ってくれるのか。

それは、我々が私たちのパートは日本一だと思っているからなんです。

パートを多くの企業がコストと見ていますね。

時給が安いから働いてもらっているんだと。

確かに、私たちにしても、パートの給料は正社員より安い。

けれども、その給料の安いパートがいないと企業として成り立たないのは事実なんです。



🔷 編集後記


この元記事をアメブロに投稿したのは、8年前のことです(2014-01-07 22:44:57)。

読み直してみますと、「こんなことも書いていたのだな」「この個所に関心があったのだな」ということが思い出され、当時の自分の心境に思いを馳せています。

それだけ歳をとったのだと実感しています。

編集長インタビューの記事を読み返してみると、当時の経営者の心意気・信念・余裕・揺るぎない自信といったものが伝わってきます。

月日が経ち、自分だけでなく身の回りにも、環境にも変化があります。

しかし、経営に限らず、物事の本質は変わらないものです。

今回のインタビューの中から興味深い言葉を拾い出してみます。

森 雅彦(もり・まさひこ)氏[森精機製作所社長]

の言葉から。

会社の競争力を保ったまま従業員のモチベーションを維持できる仕組みが求められています。

                
 

🔴「会社の競争力を保ったまま従業員のモチベーションを維持できる仕組み」

森精機製作所の現在の社名は、DMG森精機です。
DMG森精機の公式サイトに掲載されている森雅彦代表取締役社長兼グループCEOの言葉によれば、

2009年に資本・業務提携を開始した同業のドイツDMG MORI AGと、2016年には完全経営統合が完了しました。

DMG森精機 公式サイト       

ということで、社名を上記のものに変更したそうです。

DMG森精機は
お客様にとって一番の工作機械メーカーであること。
それが私達のグローバルワンです

と宣言しています。


DMG森精機の経営理念(抜粋)は、下記のとおりです。

私たちは、独創的で、精度良く、頑丈で、故障しない機械、自動化システム、デジタル技術を、最善のサービスとコストでお客様に供給することを通して、ターニングセンタ、マシニングセンタ、複合加工機、研削盤、加工オートメーションで、グローバルワンを目指す
(中略)
私たちは、
よく遊び、よく学び、よく働き、
お互いの意見を尊重し、日々の改善改良を行い、切磋琢磨して共に成長する
(中略)
私たちは、
将来の研究開発のため、
安定したお客様サービスのため、
継続的な社員教育のため
環境良く効率的な工場、安全な労働環境を維持するために必要な、キャッシュフローを得る為に、
適切な利潤を得る

DMG森精機 公式サイト       

ターニングセンタ、マシニングセンタ、複合加工機、研削盤、加工オートメーションで、グローバルワンを目指す

お互いの意見を尊重し、日々の改善改良を行い、切磋琢磨して共に成長する

継続的な社員教育のため環境良く効率的な工場、安全な労働環境を維持するために必要な、キャッシュフローを得る為に、適切な利潤を得る

このような点で「会社の競争力を保ったまま従業員のモチベーションを維持できる仕組み」を作っていると考えられます。


DMG森精機の技術力の高さは下記のYouTube動画で推測できます。

ターニングセンタ:


マシニングセンタ:




1回の投稿ごとに1カ月分にまとめたインタビューの概要を掲載します。

2007年1月8日号からスタートし、2013年7月までの6年7カ月分のバックナンバーだけで79件あります。

途中、数件記事が抜けている個所があります。
データを消失してしまったため現時点では再生できませんが、日経ビジネスの電子版では「2011年10月から最新号まで」のバックナンバーが閲覧できるようですので、抜けている個所に該当する部分が見つかれば、追記します。

⭐ 『日経ビジネス』の電子版セット(雑誌+電子版)を「らくらく購読コース」で2022年9月12日号 No.2157 から定期購読をスタートしました。



⭐ 私の回想録


⭐ 私のマガジン (2022.11.06現在)























サポートしていただけると嬉しいです。 サポートしていただいたお金は、投稿のための資料購入代金に充てさせていただきます。