MOIW2023のMOON NIGHTのせいにしてが最高だった話
地上の理想郷
皆様、こんばんは。
2023年2月11日、12日に開催されたMOIW2023はいかがだったでしょうか?
声出しも解禁されて、この世の理想郷を垣間見た方々も多いかと思います。
開催されて2か月以上経つ今でもまだ東京ドームから心が帰ってきていない方々もいるのではないでしょうか?
そんな夢みたいな舞台を2か月以上経った今、改めて振り返ってみたいと思います。
ただし4時間を超える二日間のライブを語ろうとすると優に1年は超えてしまい、次のMOIWになってしまいますので、ここは1曲に絞って語ろうと思います。
語る曲は「MOON NIGHTのせいにして」です。
この曲は本来SideM、DRAMATIC STARSの楽曲ですが、MOIW2023ではユニットチェンジをして女性陣のアイドル、
平田 宏美(菊地 真 役)/
青木 志貴(二宮 飛鳥 役)/
河瀬 茉希(桐生 つかさ 役)/
松田 颯水(星 輝子 役)/
八巻 アンナ(白瀬 咲耶 役)
の5人が歌いました。
「MOON NIGHTのせいにして」とはどういう曲か?
まずライブで歌唱された曲を語る前に、そもそもの「MOON NIGHTのせいにして」とはどういう曲なのかを語っていきたいと思います。
曲は下記Spotifyのリンクからお聞きください。
ありがとう、サブスク追加。
この曲がいかに素晴らしい楽曲かというのは人類の共通項でありますので、楽曲の良さを語るのはここでは省略いたします。
一言いうのであれば
歌詞良し!
曲良し!
ダンス良し!
です。
この曲はチャラついた歌詞と楽曲から
「チャラ男がワンナイトラブを決める!!」
という曲に思われがちですが、実は
「落ち込んでいる意中の子の為に月夜の力を借りて、勇気を振り絞ってアタックをする」
という純情あふれる曲なんです。
「ホンマか?そういうフリちゃうか?」と訝しんでいる方々もいるかと思いますが、ここで歌詞を改めて読んでみましょう。
1番Aメロはめっちゃチャラく、タキシード仮面でも言わんわってセリフをつらつらと述べています。
しかし、2番Aメロで「余裕あるように見えるだろ?実のとこギリギリ限界」と己の弱い部分がポロリと出ております。
さらにサビでは「重なった指が 少し震えてる」とあり、上記と合わせるとこれは
相手ではなく、自分の指が震えている
と解釈することが出来ます。
そういうテクという可能性もありますが、サビでは
「奪う」
ではなく
「奪うけどいいかな」
とちょっと弱気でアプローチし、曲が進むにつれてどんどん勢いに乗っていき、最後には
「奪わせてもらおう」
と言い切っています。
そして「嫌なことは全部」や「疲れた気持ちは」など、相手は嫌なことがあって疲れていることがサビ部分から読み取れます。
また「世界中手に入っても 君じゃ無きゃ意味ない」と、あなたにだけ特別なアプローチをかけているという事も分かります。
これらの行為と合わせると、
「落ち込んでいるあの子の為に頑張ってカッコを付けている」
と推測でき、転じてこの曲は
「その場の力を借りて、あなたの為に頑張ってカッコつける曲」
と考えることが出来ます。
そのことを念頭に置いてMOIW2023の「MOON NIGHTのせいにして」を見ると一つ次元を超えた最高を味わえます。
女性版「MOON NIGHTのせいにして」は本家に負けないイケメンぞろい!?
キャアアアアアア抱いてええええええええ!!!!
この5人が歌う「MOON NIGHTのせいにして」は駄目……!!
死っ……!!逃れられない死っ……!!
この画像とメンバーを見て「男性版に負けない位にイケメンを揃えてきたね」と思うでしょうが、それだけではありません。
確かに彼女らはバチクソカッコイイのですが、彼女らはただカッコイイだけではありません。
彼女らの素顔について
この5人が歌う「MOON NIGHTのせいにして」は単に「女性が歌うMOON NIGHTのせいにして」には留まりません!!
……が、それを説明する前に彼女たちのパーソナルな部分……アイドルで魅せる部分ではなく素顔の部分について軽く触れていきたいと思います。
菊地真。
彼女は王子様のようなイケメンで、女子高通いの彼女は毎日のようにラブレターを貰っており、みんなから王子様扱いされています。
しかし可愛いものが大好きだったり、「可愛い」に憧れたり、誰よりも乙女チックな心の持ち主です。
二宮飛鳥。
大人っぽく、クールでニヒルな彼女ですが中身は年相応の14歳の女の子です。年相応に悩み、はしゃぎ、特別に憧れながらも普通な自分に思いを馳せたり、中二病を患ったり、クールで大人っぽい表情の後ろにはきちんと14歳の子供をしている彼女がいます。
桐生つかさ。
社長でまだJKでアイドルという多数の肩書を持つスーパーウーマン。
自信に溢れ、なんでもエネルギッシュにこなす彼女ですが、周りからの期待も大きく、つい虚勢を張ってしまう一面も見られます。
白瀬咲耶。
彼女もまた女子高に通い、高身長と端正な顔立ちに加えて王子様のような立ち振る舞いで女子からの人気が高く、それは同校の女子だけにとどまらない。
しかし、その素顔はとてもさみしがり屋で、自分が苦しんでしまう程に人の事を考えてしまう繊細な心の持ち主だ。
星輝子。
彼女は物静かで机の下が定位置な女の子だが、リア充に対して並々ならぬ情念を燃やしており、その感情が爆発すると豹変し、声を荒げて自分たちの平穏を乱す者たちに立ち向かう。
なんや、星くん。これだけ書くと君だけ毛色違うな。
彼女の変貌は荒々しい、通称メタルモードだけにとどまらず、澄ましてカッコを付けたり、フリフリのかわいらしい格好をしたり、果てには王子様的な格好までする。
それはすべて親友であるプロデューサーが「彼女ならそうなれる」と信じてくれているからだ。
彼女らにはそれぞれ違った個性がありますが、共通して「カッコつけてる外面と、繊細で乙女で弱い内面」を持っています。
そう、そして「MOON NIGHTのせいにして」は「その場の力を借りて、あなたの為に頑張ってカッコつける曲」です。
もうお分かりですね……。
奇跡の化学反応、それがMOIW2023バージョンの「MOON NIGHTのせいにして」
「カッコつけてる外面と、繊細で乙女で弱い内面」を持つ女子!!
そして「その場の力を借りて、あなたの為に頑張ってカッコつける曲」!!
その二つが合わさると「乙女な面を内にしまい込んで、あなたの為に思い切りカッコつけてくれる」最高の一曲が生まれる奇跡のマリアージュ!!
あなた……つまりは俺!!目の前にいる!!ライブを見ている!!!あなたのプロデューサーである俺!?俺!!俺俺俺俺!!!!!
ああああああああ!!イントロが聴こえた瞬間から!彼女らの姿が見えた瞬間から!!存在しない記憶が流れ込んでくる!!!
朝早くベランダ出て、早朝ランニングをしている真ちゃんに「おはよう」の挨拶をしたら、きらめく笑顔で「おはよう!」と返してくれるその姿が!!
学校を休んでいたつかさにプリントを渡したら「おっ、そのネイル似合ってんじゃん」と控えめに塗ったネイルを誉められた嬉しさが!!
放課後屋上でラジオを聴いている飛鳥ちゃんにイヤホンの片側を貸してもらって、肩を寄せて一緒にラジオを聴いていたあの時間が!!
図書室で高い場所にある本を取ろうとしていた時、咲耶さんが肩を支えて一緒に本を取ってくれた手の感触が!!
掃除の時間に校舎裏の日陰でキノコを見つけ、輝子ちゃんと一緒に座り込んで眺めていたあの湿った匂いが!!!
彼女らと積み重ねた時間とはちきれんばかりの感情がっ!存在しない記憶を鮮明に紡ぎ出していく!!!!
駄目駄目駄目駄目!!恋する乙女になっちゃう!!!
消しゴムに「真ちゃん」って名前書いたり、「つかさちゃん」って名前を書いた紙を枕に忍ばせたり、飛鳥ちゃんと一緒に帰りたくて放課後意味もなくぶらぶらしたり、渡せないのに咲耶さんの為にクッキー焼いたり、一緒におしゃべりしたくて輝子ちゃんの好きなバンドの曲を聴いて激しすぎてびっくりしたりしちゃう!!
抱いてっ!!!いや、ダメ!抱かないで!!
抱かれたら本当に乙女になっちゃう!!乙女(メス)堕ちしちゃう!!
抱きしめられたら壊れちゃうよ!!身体の線の細さと柔らかさを感じながらもそれらを塗りつぶす圧倒的な包容力とエスコート力で雄としての尊厳が破壊されちゃう!ほろりこぼれた涙、錯乱後。もう男には戻れないことを理解(し)ってしまう……。
それにしても河瀬さんのドヤ顔本当に堂に入ってるな。恋しちゃうよ。
なんでも言う事聞いちゃうよ。
八巻さんの隠しきれない笑顔の横ピースはホンマ咲耶様を彷彿させる。
俺がクールな咲耶様しか知らない女子だったら情緒が破壊されてこの後黄色い悲鳴しか上げられなくなってたところだった。
おまけに唇に指当ててチュッとしたじゃん?多分恋する乙女を落とし過ぎて法に触れる。
志貴君はちょっと緊張している感じがかわいいねぇ。バギバギのビジュアルとそのギャップは胸にキュンって来るよ。100万点。
そしてさっつんは何なの?その横ピースからのウインクは。
普段のギャップも相まって、かっこよすぎて切れそう。
マジ人類この瞬間を見て全員切れて。
おまけに平田さんのマイクの持ち方、かっこよすぎるだろ。どこで習ったの?ジャニーズか宝塚?指鼻に当てるのかっこよすぎて惚れちゃう。
いや、本当に奇跡をありがとうMOIW2023。
単純なカバーじゃなくて、キー音上げて彼女らの声に合わせてなおカッコよく仕上げてくれたのに全身全霊大感謝。
しいて言うのならば時間の関係で共通衣装だったからジャケットプレイが入れられなかったところと、ダンスが結構省略されてたのと、「おいで」の5人そろったリンクアピールがめっちゃ短かったところだけが心残りだけど。
「おいで」のリンクアピールは専用カメラマンが待機してくれててもいいくらいの見せ場なのに、短かったのは本当に残念だよ。
BDではしっかりと編集してくれることを切に願っております。
え?そんな奇跡が起こったMOIW2023がBDに!?
そう……このMOIW2023はすでにBD化決定+絶賛予約受付中!!
発売は2023/12/13とかなり先なので、一度買ったのに忘れてもう一度買ってしまわないように注意だ!!
ちゃんと購入前は購入履歴を確認しような!!
アソビストアは同じ商品を買うときはなんか警告出してほしい!!
それでは。
みんなで見ようMOIW2023!!
あと各ブランドのライブも気になったら気軽に見ようね!!