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【ブラッドベリ1000日チャレンジ】#0017

■短編小説  冬の蝶/星新一 ジャッジ:○
冬の蝶というタイトル通り、冬のタイミングの話である。
外の寒さとは無縁の生活をしている夫婦が、部屋を夏のように暖かくして住んでおり、夫は部屋でヒマワリを育て、妻はドレスに身を包み、そのドレスの柄が蝶で、時折、飛び跳ねるしぐさをしている。
そんな二人のペットとして、サルがいるのだが、あまりこの夫婦を良くは思っていない・・・。
そんな中、急に停電になってしまって、今までの生活が維持できなくなってしまって、いろんなものが止まってしまう。そう、人も。
そこでペットのサルだけは生き残って、好き勝手な生活を始めるという何とも言えないストーリー。

■詩・俳句・短歌・歌詞 かもめはかもめ/中島みゆきジャッジ:〇
叶わぬ恋の相手への気持ちをかもめで表現し、相手へのを想いを広い海で表現していて、その気持ちが伝わる詩。
「この海を失くしてでも ほしい愛はあるけれど」という表現と、「かもめはかもめ ひとりで海を ゆくのがお似合い」という表現がせつなさをより明確に表現している。さすが。

■論考 目覚めについて/森本哲郎ジャッジ:○
人生とは何か、人間とは何か、というのは私たちにとって永遠の問題です。これまでどれほど、多くの哲人がこの問いに答えようとして苦しんできたのだろう。いや、哲人だけではなく、どんな人でも、人生のうちで、幾度か、この問いの前にたちすくむ。そして、自分なりに解答を下して生涯を過ごす。むろん正解などはあり得ないかもしれない。
ただ、カミュは「人間は不条理に生きるのだということを、不条理に反抗することによって生きてゆくのだと」
「目覚め」により、自分の周りの自然の素晴らしさに気づきつつ、人が死へ向かって歩まないといけない不条理さに気づく・・・。
ただ習慣化して生活していれば気づかなかったこと、ある目覚めで気づいてしまう・・・。

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