【ブラッドベリ1000日チャレンジ】#0020
■短編小説 誘拐/星新一 ジャッジ:○
ロボットの博士の子供が誘拐されてしまって、その犯人と電話の会話から展開される物語。
警察には伝えないとか、子供は無事なのかを聞いたりと緊迫したシーン。
その時、博士が子供の無事を確かめるために鳴き声を聞かせて欲しいと伝えて、耳を引っ張ったら泣くからと伝えて、犯人が引っ張るとドーンっていう音と共に爆発が起こった。
まさか、子供がロボットやったとは・・・。
■詩・俳句・短歌・歌詞 化粧/中島みゆきジャッジ:〇
タイトルからは思いつかない失恋の話。
化粧をしてキレイになって、自分をふった相手を悔しがらせたいっていう所に、まだその失恋を吹っ切ってないことが、良く分かる。
あと、バカだね バカだね バカだね 私
っていう表現で、なんとか吹っ切りたいって思ってるのがより分かりやすい。
■論考 歴史について/森本哲郎ジャッジ:○
異なった人間には異なった真理がある。
この一文が始まる。
当たり前と言えば当たり前やねんけど、かつてはそうではなかった。
文明の歴史を見ると、世界の至る所で文明が起こっているのだが、何故かヨーロッパの文明が一番進んでいたと思われている。
実はそんなことはないのだが、例えば日本ではヨーロッパの文明が明治維新になって入ってきてから、そうなってしまっている。
ま、確かにそのタイミングでは、ヨーロッパの方が進んでいたので、そうかもしれないが・・・。
これは老人と若者でも起こっていて、若者の言うことが分からない老人は、若者も年月が経てば自分達と同じ考えになると。
ただ、オスワルト・シュペングラーの冒頭の一文を考えると、若者と老人の真理は異なるし、真理も違う。
このことを、はるか昔に気づいていたのはすごいとしか言いようがない。