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モニタースピーカー更新(古く)したので最近の気づきなんか。
タイトルの時点で新しいのか古いのか分からない感じになってますが、中古で試聴して良さげなスピーカーあったので買ってみました。
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ADAMのA5(旧型番)です。
たまたま地元のハードオフで見かけて、お財布と相談しながら決めました。発売が2009年と古く壊れないかはメチャクチャ心配なのですが、ADAMの試聴して吟味出来たミドルクラスがめっちゃ安いのは試す価値あったので…。前のスピーカーより悪かったら返品しようとか思ってたのですが、これ書いてる時点で分かる通りめっちゃ音使えそうで良さげです。壊れるまで使います。
・スピーカーの話
後述するローエンドの存在に気付いた話したいのでそれに触れる程度の内容になりますが、ルームチューニング前でのスピーカーの音聴いてる感じは解像度高くて刺さる音綺麗に刺さるので制作にもリスニングにも使える良い感じかなーって印象です。
レビューなんかで特徴的な音と見かけますが、歪みとかリバーブの余韻とか結構聞き取れるのでMIXやる分には全然使えそうです。マスタリングは普通に前より行けそう。
ADAM特有と思われる高域の再生周波数がめっちゃ高いおかげか、高音が良く聞こえる気がします。ツィーターの最高音域が35kHz(現行機は50kHz)あります。再生可能波形の精度が2~4倍くらいの計算になると思われます。多分ハイレゾと同じ考え方だと思う。
旧型の方は現行機よりも性能は落ちるのですが、それでも5.5インチウーハー積んでると60~70Hz帯の聴こえなかったローエンドがちゃんと聴こえるので前よりも細かい確認できそうです。(以前のスピーカーMSP3Aだと最低が67Hzだったので・・・。)
・気づいたこと
スピーカー変えたことで60Hzくらいまで超低域聴けるようになって気づいたのですが、曲のローエンドのとり方が作曲者、エンジニアによって異なっていることです。
確認のためにプロの流通曲やインディーズ、自分の曲聞き比べてみると、
・音圧やラウドネス重視のために70~80Hz以下をEQでカットしてあるような曲(J-pop多かった気がする)
・全体のバランスを考慮してヘッドホン、一般スピーカーでもバランスよく聞こえる塩梅のローエンド調整してある曲(ジャンル関係なく趣向、バランスが違う)
・ライブ感重視で低域をあえて結構残して音圧若干下げる曲(もしくは存在に気付かず切ってない俺の曲とか)
色々ありました。人によって異なります。アマプロ関係なく上手い人の曲スピーカーの再生音域関係なしにバランス良いよ・・・。やべぇよ、やべぇ・・・。
この、人によって異なりますの部分が結構重要なのかなって考えてて、CD・配信それぞれの目的に応じて適切な音量感を目指したいなら、自分が納得できる低域の聴こえ方を理解したうえで調整してあげることが重要になってくるんだと思います。
ハイエンドに関しても同様だと思うので、多分これらを狙って万人受けを目指せる丁度良いところがマスタリングエンジニアの大きな本質なんだろうなーって思います。
まずはヘッドホンとかで低音粋ってどの部分か聴いて分かるようにならないとなんですけどね・・・。
11/20追記:ローエンドって一般的に10~30Hzあたりの事言うらしいですね・・・。じゃあ俺が聞いたものは一体・・・。
・資料と言い張る系のやつ
ぷるれこ”低音域聞こえてますか?”
いつもヘッドホンとかなんか買った時に試してるページ。60,40,20Hzとヘッドホンでも聴こえるか難しい音域の確認ができます。
今回のA5は60が同じ音量くらいでくっきり聴こえました。さすがに40Hzはダメだったのでヘッドホンの出番です。
えきさんのブログ”ローエンドとハイエンド処理の話”
なんやかんやでめっちゃお世話になってるえきさんの今回の話題に関連する記事。あとで関連読む。
技術に関する考え方と、当てになりそうな国内外の関連記事も紹介してくれるブログ。ときどき過激
個人の意見もちゃんと乗ってるけどかなり情報に公平な記事書かれるので、機材性能に頼らない考え方や技術が豊富なので、理解すると結果的にエフェクター類買うより安上がりになることも多いです。