2025年1月9日(木)晴れ
よい天気だなあと思いつつ、なんとなく走りたくない病にかかったらしく、ジョギングをサボって散歩に出かけることにしました。カロリーを消費するには、走るのが圧倒的に効率がいいのですが、一度走り始めてしまうと、止まるのが億劫になるのが難点なんです。きれいな花が咲いているなあと思っても横目で見て通り過ぎてしまったり。たまには、散歩で町の様子をじっくり見るのもいいかもとか言い訳をしてスタートしました。
小一時間でしたが、八手の花が散っているのを見ることができたのはラッキーでした。白い棒状の花がたくさん、葉や地面に溢れていました。咲いているときは毱のような形ですが、落ちるときは、その毱を構成する一本一本がばらばらに落ちるのですね。丸い頭に長い棒がついた姿はマッチのようですが、じっくり眺めていると頭と胴体で人のようにも見えてきました。そういえば、子どもの頃に遊んだ人生ゲームの自動車型のコマには、こんな形のピンをさしていたような。
八ツ手散る楽譜の音符散るごとく 竹下しづの女 『新歳時記 冬』(平井照敏編/河出書房新社)
なるほど、音符ですね。棒人間ではない……