あぎと・顎門
「顎(あご)」は古くはアギといい顎門と書く。顎の下あごの部分は「おとがい」といい頤の字をあてる。おとがいで検索すると、オトガイ形成術など美容整形の記事を多く見かける。顔の印象の上でも重要な部分らしい。
おとがひを上げつづけたる鷹の空 石田郷子 「俳句1月号・2025年」(角川文化振興財団)
実際におとがいを上げてみると、鷹の飛ぶ高さがわかります。
うつくしきあぎととあへり能登時雨 飴山 實 『新歳時記 冬』(平井照敏編/河出書房新社)
美しいあぎとも何かを見上げていたのでしょうか。