シリアスゲーム体験会のお知らせ(大阪福島)
社会問題の解決を目的にしたゲームをシリアスゲームと言います。いまはまだこの言葉自体がまだまだ市民権を得ているとは言い難いですが、僕はこのアプローチに世界を変えるような強いエネルギーと可能性を感じています。
特にアナログ形式のボードゲームやカードゲームを通した唯一無二の体験が「人の認識」「人と人との関係性」を大きく変えていくチカラがあります。その背景にあるのは以下のようなゲームのプレイを通して生まれる変化です。
①リアルな当事者意識を獲得できる
②失敗を恐れずに挑戦できる
③対等な立場での対話ができる
④自由な発想を促し思考を広げられる
⑤複雑な問題の構造を学ぶことができる
この変化はゲームの持つ「没頭性」があるからこそ、アナログという「身体性」を持つこと、そしてプレイするために人が集う「場」が存在すること。これらの要素によって生まれるものです。
また、シリアスゲームは「プレイする価値」だけでなく「作る価値」も存在します。むしろコチラの価値の大きさの方がより本質的だと強く感じています。
ゲームはそう簡単に生まれません。しかしゲームづくりだからこそ「驚くような認識のアップデート」が生まれる。それはゲームを作るプロセスでは複数の観点を何度も何度も何度も往復しながら作り上げるからです。
①テーマとする社会問題を多角的に捉える
②深い価値観から意志をメッセージにする
③構造とメッセージが適切に伝わる体験を設計する
このプロセスを通して、複雑な問題を捉えながら自らの意志をカタチにし、それを表現する能力を得ていくのです。
また、ゲームづくりは「誰と協働するか」で起こる結果がまた変わります。「ゲームづくり」という、ある意味では「良い言い訳」をキッカケとして、その社会問題を前進させるための人と人とのつながりを生み出していく。そんな媒介として活用することができる。
ゲームづくりは「個人の認識」も「人と人との関係性」も大きく変えていきます。
ここまで読んでいただいた方の中にはシリアスゲームというアプローチに興味を持っていただいた方もいるのではないでしょうか。ぜひそんな方と一緒にこの価値と可能性を追いかけていきたいです。
さて、実際にシリアスゲームを体験いただける場を直近で企画しています。
6/1(土)の14時〜17時で、大阪福島のGRANDSLAMというコワーキングスペースにて体験会を開催します(参加費3500円)
プレイするゲームは「コミュニティコーピング」という超高齢化社会における社会的孤立の問題をみんなで解決していくゲームです。このようなテーマに興味のある方も、シリアスゲームというアプローチそのものに興味ある方も、ぜひご参加ください。
体験会ではコミュニティコーピングのプレイ以外にも「そもそもシリアスゲームとは何か」「どんなシリアスゲームが存在するか」などもあわせてお伝えさせてもらいます。実際のゲームの現物も幾つか持参する予定です。
以下のURLからお申し込みいただけますので、ぜひご参加ください。
■お申し込み