めんどくさい、めんどくさい、あぁ、めんどくさいなぁ
よく「めんどくさい」を抜け出すときに「とにかく僅かな時間でも行動することだ」と言われますが、僕みたいなガチのめんどくさがりには余り意味のあるアドバイスじゃないんです。そこまで辿り着かないの。笑
これ、「めんどくさい」が自分の「どこ」で生まれているのかを考えた方がイイこともあると感じているんですよね。
過去からいまに至る「現状」を変えたくないのか、現状を変化させるための「行為」に気が進まないのか、行為を取ったことによる「結果」が大して魅力的でないのか、結構ちがうと思うんです。
自分のなかの「どこ」で「何」が起こっているのかに気づけば、ガチのめんどくさがりでも動けるかもしれません。
これ、以前に自分自身がすごーく「めんどくさい」と感じることがあったので、そこから何度か「めんどくさい」と感じたときに、せっかくだからと自分の感情を観察して体系化してみたのです。そしたら「どこ」で起こるかによって対応策が違うなぁと感じたのです。割とこんな具合で人体実験気質というか、自分も実験台です。笑
また、「めんどくさい」は「これから取ろうとする行動」に抱くことが多いですが、そこを意識しちゃうとゲンナリ萎えがちです。 しかし、行動を転換する前の「これまで続けている行動」を「○○までは続けよう」と考えると素直に受け止められることもあります。
単なる意識の持って行き方なのですが、ゲンナリしている対象そのものに意識を向けるのではなく、いまの快適さに制限時間を持たせるような思考ですね。 ちょっとした違いなのですが、こんなコトでも変化する人だっています。「自分を動かす思考の持って行き方」を自分で掴んでいると強いですよね。
と、ここまでは「すぐに動く」がめんどくさがりには難しいことを話題にしてたんですが、一方で「マジですぐ動いた方がイイ状態」もあります。
それがコレ、「沼が心地よくなっちゃった状態」ですね。どんどん沈む沼そのものを心地よいと感じているのです。
「現状維持バイアス」って言葉がありますが、コレの厄介なところは言語化できない「感覚」からも攻めてくるところだと思います。
理性さんはすぐに抜け出せと言ってるのに、感性さんは心地よさを感じている。 だから「やった方がいいのは分かってるんだけどね」と言葉が出るような状態になるんです。
しかし、「とにかく行動に移す」ができると、一旦は気持ちいいと感じていた状況が変化するので気持ちよかった感覚も遮断できます。 「やった方がいいのは分かってるんだけどね」が自分に起こっているときは、「現状に対する心地よさ」を感じていないか、自分を丁寧に観察するとイイと思うのです。
と、いつも「めんどくさい」と向き合いながら、たまに勝利を収め、しょっちゅう負けている自分を省みるのでした。