40代からの普通自動車免許(AT限定)取得への道【卒業検定編】
シリーズ12本目の記事にていよいよ教習所の卒業検定です。
卒業検定は木曜日。前日、前々日と二日間連続で2時間ずつ乗れたので少し安心して臨めます。
前日の最終時間は仮免の時と同じように「みきわめ」の時間になりますが、早々に終わったので場内に帰ってきて方向転換や縦列駐車の練習をたくさんやらせてもらえました。
この「みきわめ」の際、詳細は省きますが歩行者妨害の状態がうまれてしまい(指導員もギリギリまで気がつかなかった&危険だった訳ではないです)、こういうこともあるのだと経験ができた中で卒検に挑めました。
第一の敵は早起き
いつも昼頃に起きて教習は午後から夕方に受けていた身からすると、午前9時(送迎)からの検定はかなり早起きでツラいです。
前日に早く寝ようにも、緊張だったりコースのことを考えたりしてどうせなかなか寝付けません。
結局はいつもより少し早く寝れただけで、目覚ましに叩き起こされました。
準備をして外に出ると送迎車がちょうど来たところでいい感じ。
送迎員さんも運転の荒い人ではなく、丁寧な人で少し雑談もできるようになっていた方だったので、だいぶ緊張がほぐれました。
今日は卒検なのだと伝えると、苦手なコースやバックとか大丈夫ですか?と聞かれたので「まぁきっと大丈夫です」と自分に言い聞かせるように返答したのですが、これがちょっとした呪縛に・・・
ひとりきりの卒検
空いている時期ということもあり普通AT限定の卒検受講者は僕一人でした。
検定員がやってきて「奇数が出たら1コース。偶数が出たら5コースね」と言ってサイコロを渡してきました。
出た数字は「4」。つまり5コース。
前日一番最後に走ったコースで、それほど難しくもないコースなのでラッキーでした。
そして場内試験は右方向転換。得意ではないけれど、あれこれ考えなくていいので楽は楽です。
普通AT限定は僕一人でしたが、他に大型特殊(?)と自動普通二輪を受ける方がいらっしゃって全部で3人が教室に呼ばれて一通り説明を受けます。
検定の順番は僕が三番目。検定員は一人なので前の二人が終わるまでロビーで一時間程待機です。
緊張状態が一時間続くのかぁとちょっとキツかったです。
特にやることもないのでロビーのテレビと卒検のコース図を交互に見たり、スマホを弄ったりしながら待ちます。
いつのまにか先に検定を受けた二人は戻って来ていて、事務所の方からは修了検定の合格発表をしていた方が出てきました。
「それでは午前の部の卒業検定を受けられた方、○○さん、○○さん。両名とも合格です。おめでとうございます」
!?
僕はまだ受けてないので名前は呼ばれません。
僕が検定を受けている間に2名を待たせないように先に発表をしたのだろうと予想はできるので、無視されたかと慌てるほど愚かではありませんが、あの2名には僕が検定を落ちたと思われたのではないかとちょっと恥ずかしかったです。
3人の車内
検定は教習生が複数人で受け、一人が後部座席に乗るなど、不正がないように第三者の目が入るようになっているようです。
今回は僕が一人だったため、教習所のスタッフが乗ってくれるのですが、その担当が前述した送迎員の方でした。
来る時に軽口を叩いた分だけ緊張が上乗せされます。
検定当日は電車も計画運休するくらいのものすごい強風で、場所によっては5月の観測開始以降過去最高の風速だったりしたそうです。
幸い横風にあおられるほどの影響は感じませんでしたが、道路に風で飛ばされた木の枝やゴミなどが落ちているのは気が散りました。
道はそれほど混んでもいなく、途中の停車やゴールの駐車で焦ることはありませんでした。
ちょっとした確認不足や確認遅れ、寄せの際のウィンカー漏れなどはあったと最後に指摘をされたものの、路上検定はそつなく終了。
場内に戻って右バックによる方向転換です。
いつも通り脇道に進入して、中央やや右に止める。目視確認してウィンカーを出してバックしていく。いつも通りもしくはやや遅めのタイミングでハンドルを据え切ってバックしていく。
ん・・・?
思ったより内側に入ってるな。。。
遅めにきったのにそんなことある??
これは脱輪、もしくは当たるぞ。。。
よし、やり直そう。
若干パニックになりかけたものの、ギアをドライブに入れなおしてやり直し。(※この時、シートベルトを省略したのは減点だったのかよくわからない)
少し前に戻って、さきほどよりもさらに遅いタイミングでハンドルを据え切ってバックしていく。
入った。
よかった。
「やばいと思ったら絶対やり直すんだよ」
メインとして担当してくれていた指導員が繰り返し伝えてくれていた言葉が役に立ちました。
方向転換は出るまでが方向転換です。
油断せずに左方向に出て検定終了。
車を停めてワンポイント(結構色々指摘されました;;)アドバイスをいただいて終了でした。
合格発表と卒業手続き
ロビーで一息ついていると直ぐに合格発表係の方がやってきて、笑顔で「おめでとうございます。合格です」と伝えてくれました。
点数などはわかりません。原簿ももう見れませんでした。
喜びよりもホッとしたという感覚が強かったです。
教室に案内されて免許センターでの学科試験の受け方などの説明や、その他のちょっとした書類やアンケート、教習所スタッフへのメッセージカードなどを書いて終了となりました。
卒業お祝い品として初心者マークをいただきました。
帰りの送迎バスが2時間後だったので、そう言えば教習車ではたくさん走った教習所の周りも、ぜんぜんゆっくり景色を眺めていないなと思って、余韻にひたりながら少し歩きました。
緊張が解け、おなかが減ったなぁとご飯処を探そうとスマホを取り出すと教習所からの着信が。折り返すとバスの時間を一時間早めることができたとのこと。
ありがたい。
帰りのバスの送迎は、一番最初に送迎をしてくれた物腰の柔らかいおじさまでした。
これで一旦、教習所通いは終わりになります。
あとは免許センターへ行って学科の試験を受け、合格すれば免許をGETとなります。