ベトナム戦争におけるリモート・センサーの運用を記述したWiring Vietnam(2007)の紹介
ベトナム戦争で北ベトナムがアメリカの軍事的支援を受ける南ベトナムの対抗し、1975年には南北統一を実現することができた要因として、ホーチミン・ルートの建設を挙げることができます。ホーチミン・ルートは北ベトナムから南ベトナムの領域へと伸びる交通路であり、その途上でラオスとカンボジアの領域を通過していました。交通路の形態は細かく枝分かれした未舗装の道路であったものの、中国軍の支援の下で駐車場や宿営地などの付帯施設も建設されていき、北ベトナムから南ベトナムのゲリラに物資を輸送する上