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戦争を学ぶ

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戦争を学びたい人のためのマガジンです。軍事学のテーマを中心に、戦略、戦術、兵站、戦史などに関する記事を収録します。
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2022年5月の記事一覧

【翻訳資料】一から学ぶランチェスターの法則「集中の原則」(1916)

イギリスの技術者フレデリック・ランチェスターは軍事学の理論研究に数理モデルの方法を持ち込…

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武内和人
2年前
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エスカレーションとは何か、どのような戦略が考えられるのか?『エスカレーション論』…

20世紀のアメリカの研究者で、軍事学における核戦略理論の発展に貢献した研究者にハーマン・カ…

武内和人
2年前
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なぜ軍人ではなく、政治家が戦争を指導すべきなのか?

プロイセンの軍人カール・フォン・クラウゼヴィッツ(1780-1831)は軍事学の研究者と見なされ…

武内和人
2年前
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メモ 戦略なき戦術は不毛、戦術なき戦略は空虚

戦略(strategy)は多様な解釈を許容する複雑な概念ですが、だからといってどのように理解して…

武内和人
2年前
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【翻訳資料】プロイセン陸軍の将校教育を解説した「陸軍大学校」(1890)

スペンサー・ウィルキンソン(1853~1937)はイギリスでジャーナリストとして活躍し、1909年に…

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武内和人
2年前
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なぜ民主主義国は戦争が長引くほど強くなるとトクヴィルは考えたのか?

アレクシ・ド・トクヴィル(1805~1859)は、1831年に9か月にわたるアメリカでの現地調査を行…

武内和人
2年前
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近世欧州の軍事学史で軍隊の人事はどのように考察されてきたのか?

軍隊の能力は武器や物資だけで決まるものではありません。兵士の健康状態が良好であり、知識と技能を持ち、強い戦意を持ち、部隊として強く結束していなければ、組織的に戦闘を遂行することはできません。軍隊における人事の目的は、任務完遂に必要な人的戦闘力を確保することです。 今回の記事では、16世紀から18世紀までの軍事学史で軍隊の人事がどのように議論されていたのかを紹介しようと思います。給与の問題が繰り返し議論されていたことがお分かりいただけると思います。 マキアヴェッリ近世以降の

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メモ 軍隊は国民の統合に役立つのか?

軍隊はさまざまな民族を国民として統合する国家機関として機能すると見なされることがあります…

武内和人
2年前
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【翻訳資料】ハウス「諸兵科連合とは何か」(1984)

現代の戦闘では、多種多様な装備品が使用されていますが、それぞれに利点と欠点があるので、戦…

武内和人
2年前
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