近世欧州の軍事学史で軍隊の人事はどのように考察されてきたのか?
軍隊の能力は武器や物資だけで決まるものではありません。兵士の健康状態が良好であり、知識と技能を持ち、強い戦意を持ち、部隊として強く結束していなければ、組織的に戦闘を遂行することはできません。軍隊における人事の目的は、任務完遂に必要な人的戦闘力を確保することです。
今回の記事では、16世紀から18世紀までの軍事学史で軍隊の人事がどのように議論されていたのかを紹介しようと思います。給与の問題が繰り返し議論されていたことがお分かりいただけると思います。
マキアヴェッリ近世以降の