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戦争を学ぶ

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戦争を学びたい人のためのマガジンです。軍事学のテーマを中心に、戦略、戦術、兵站、戦史などに関する記事を収録します。
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2022年2月の記事一覧

研究メモ 国境を越えた軍隊はどのように敵地を攻撃前進していくのか?

戦争で軍隊を運用する方法にはさまざまな考え方があります。兵力を集中して一歩ずつ確実に前進…

武内和人
3年前
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戦争で戦力の優劣を覆せるかどうかは戦略の選択にかかっている『いかに弱者は戦いに勝…

軍事的能力の優勢が、そのまま戦争における優位に繋がると想定することがよくあります。しかし…

武内和人
3年前
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今からでも間に合う軍事学の基礎知識

世界の平和は人類の理想ですが、現実に戦争は起きており、近い将来になくなる見通しも立ってい…

武内和人
3年前
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【メモ】ロシア・ウクライナ戦争が勃発したので、関連する記事をまとめる

各種報道によれば、ロシアはウクライナに対して大規模な攻勢作戦を開始したようです。これによ…

武内和人
3年前
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ロシアのプーチン大統領は戦略家として有能とは言えない『ウクライナと戦略の技術』の…

2014年にロシアのプーチン大統領がウクライナのクリミア半島への軍事侵攻に踏み切り、引き続い…

武内和人
3年前
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いかに兵士は戦意を維持しているのか? Combat Motivation(1982)の紹介

軍隊で新兵訓練を受けた兵士は、まず教練に従って機械的に動く方法を身に着けます。この訓練を…

武内和人
3年前
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戦争を統計で分析した先駆的な研究Statistics of Deadly Quarrels(1960)の紹介

ルイス・リチャードソン(1881~1953)は一般的には数値シミュレーションに基づく気象予報を提唱した気象学の研究者として知られています。しかし、彼は軍事学の世界でも名が知られており、軍拡競争の数理モデルを提唱したことや、戦争のさまざまな現象を説明するために統計的分析を活用したことで高い評価を受けています。 この記事では、リチャードソンの著作『命懸けの争いの統計学(Statistics of Deadly Quarrels)』(1960)で報告された研究成果の一部を紹介して

研究メモ 軍隊の兵站を知らなければ、戦争を理解することは難しい

兵站(logistics)の目的は、軍隊が移動し、武装し、給養することを可能にすることにあります…

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武内和人
3年前
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論文紹介 米国の対ロシア戦略における特殊作戦部隊の運用を考える

2021年、アメリカのバイデン大統領が改定した『暫定版国家安全保障戦略の指針』では、中国やロ…

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武内和人
3年前
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論文紹介 古代・中世の欧州で書かれた軍事学の古典に共通する意外な特徴

ヨーロッパでは古くからさまざまな軍事学の著作が書かれてきましたが、古代から中世までの時期…

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武内和人
3年前
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兵站家が語る作戦の技術と科学『作戦の兵站』の紹介

軍隊が組織的な戦闘力を発揮できるのは、戦闘部隊の背後で後方支援部隊が絶えず活動しているた…

武内和人
3年前
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軍事社会学の基礎を築いた古典的著作『軍事組織と社会』の紹介

社会学と軍事学をまたがる学際的な研究領域に軍事社会学(military sociology)という学問があ…

武内和人
3年前
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