戦争を統計で分析した先駆的な研究Statistics of Deadly Quarrels(1960)の紹介
ルイス・リチャードソン(1881~1953)は一般的には数値シミュレーションに基づく気象予報を提唱した気象学の研究者として知られています。しかし、彼は軍事学の世界でも名が知られており、軍拡競争の数理モデルを提唱したことや、戦争のさまざまな現象を説明するために統計的分析を活用したことで高い評価を受けています。
この記事では、リチャードソンの著作『命懸けの争いの統計学(Statistics of Deadly Quarrels)』(1960)で報告された研究成果の一部を紹介して