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【悶々とする力ー小倉南高校にて】

8月7日土曜日スタートの『Pandoプレゼンツ後輩への手紙』(RKBラジオ毎週土曜日午後8:15、youtubeでも配信)の2校目の収録は、小倉南高校。
ゲストは、吉武太志さん(オーエーセンター株式会社社長)。北九州を代表するお土産「ネジチョコ」を開発した「グランダジュール」のオーナーとしても知られます。

今回訪れたのは母校の小倉南高校。
淡いイエローの校舎に、南十字星を象ったような校章がドンと目に入る。
かつての路面電車の名残か、校門前の地面は石畳。
歴史と、何か明るさ伸びやかさを感じます。

吉武さんの「原点スポット」(母校で人生を変えた場所)は、野球部の練習するグラウンド。
当時、1名しかいなかった野球部に「入るのを諦めた」ことが、「悶々とした」高校時代を生み、そこでエネルギーが自分の中に蓄えられたといいます。
だから、高校生当時に船舶の免許を取ったり、いろんなことに逆にチャレンジ。好奇心に引っ張られるまま、いろんなことをやってみる原動力となったそう。
今風に言えば「自分探し」「自分を見つける」旅を高校時代に始めた吉武さん。
だから、会社から菓子から、トライアスロンから、多彩な人脈作りから、バイタリティあふれる人生につながっているのです。

野球部三年生の子も交えて、チャレンジすることの素晴らしさを語ってくださった吉武さん。
もともと生命力の強い方でしょうが、悶々とした時期があったからこそ、エネルギーが爆発、自分に覚醒した、そんな生き方が伝わってきます。
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最近、僕も大学生と語ることがあるけど、「カレンダーを埋めないと落ち着かない」「自分が充実してないと不安になる」みたいな相談を受けることもあります。
でも、「悶々とする」時期があってもいいじゃない。輝いてばかりが人生じゃないよ。
ゴルフのテークバック、野球のタメもそう、ジャンプする前に力を蓄える時期があって全然いい。というか、そんな時期があった方がいい。
吉武さんはそんなことを伝えてくれたように思います。

人生もキャリアも、効率的に無駄なく順調に、行くのが正解では決してない。
「経験に捨てるものなし。」かつての職場の上司が、仕事で失敗し、うまく行かなかった時に僕にかけてくれた言葉を思い出します。
そういうメッセージが伝わる小倉南高校編、8月下旬に放送予定です。

小倉南高校の子たちは、明るいし、挨拶がいい!
自由な校風が体感できます。
だから、あの、OB松本零士さんの自由な想像力が生まれたのか。
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高校生と語ると、ほんとに、魂が浄化されます!
こちらがギャラ払いたいくらいの時間と出会い。
本当にありがとうございます!

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