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【D2Fのフレンチレストラン】

「武内さん、Solaを知らずに福岡の食を語ることはできませんよ」
と、福岡を代表する経営者、 亀山みゆきさんがそう言って、娘さんご夫妻を交えたディナーに連れて行ってくださったのが"Sola"@ベイサイドプレイスである。
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吉武広樹シェフ。
パリに同じく"Sola"を開店し、わずか1年3か月でミシュラン1つ星を獲得。
ところで、まさかの火事で店が消失してしまった…
そんなときにばったり出会ったみゆきさんの助言もあり、ここ、博多に素晴らしいフレンチレストランをオープンされたというのです。
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D2F、つまりDirect to Fukuokaで、パリから、東京でも大阪でもない、福岡に降り立った。
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いや、これは実に恐れ入りました。
不肖私も、英国の大使館勤務時代含め、60か国を訪れ、割と広く色んなものを食してきましたが、この"Sola”は私のレストラン経験でも五指に入る。間違いなく世界レベル。
Oriental Frenchの極致感。
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「美味しい」「美しい」「楽しい」。これが、素晴らしい料理が満たす3要素だと思っていますが、こちらもその例外でない。
黒色のコスチュームで引き締まった10名ほどのスタッフが、凛然として、規律を持ち、しなやかに、料理をオープンキッチンで創っていく。
social distanceを取れる十分な広さの店内は、心理的にも空間的にも開放感がある。
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衒うことのないレストランは好きだ。
足し算と引き算が心地よく組み合わされ、異空間に引き込まれるような、surrrealな感覚を覚えます。
スタッフが、それこそ真摯に調理、盛り付けするのを、背後から、吉武シェフが押すように、守るように、目を光らせている。
空間自体が、ひとつの作品のようです。
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ちょうど、私の誕生日(4月19日)が近かったので、お心遣いいただき、メッセージがプリントされたメレンゲと、薔薇の花に囲まれたオルゴールまで登場し、有難いひとときでした。
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世界レベル、グローバルレベルの人やモノが、D2Fで、目の前に現れる。これこそ、地方創生というか、グローカルというか、実に感慨深いことです。
吉武シェフの料理は、東京でも大人気になることは必定、それが、少しだけゆったりした福岡のベイサイドで味わえる。
何とも、至福なできごとです。
こういう形の世界とのつながり方は、東京とはまた違う、奥行きのある楽しみを地方都市に与えてくれます。
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吉武シェフ、そして亀山ファミリーの皆さまに心より感謝。

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