見出し画像

【英国からーコロナ変異種へ先手を打つ】


わずか10日間の12月25日に、国内で初めてコロナ変異種が確認された。
英国では、この変異種が猛威をふるってか、
5人連続で5万人以上が新規感染している。

一部メディアのように、
やたらに恐怖を煽りたくはないが、
昨日、その実態を英国在住の澤医師に聴いた。
いつも話している澤医師と比べても、明らかに焦燥感と切迫感がある。

澤医師の言葉を借りれば、
今までのコロナウイルスとは、「別の生き物に見える。」

ボリス・ジョンソン首相が言及した数値として、変異種は最大70%伝染力が強いというものがある。
首相は、これがR値(実効再生産数)を0.4上昇させる恐れがあると述べた。

今では英国での新規感染者の3分の2が「変異種」という報道もある。

澤医師によると、
感染拡大は「時間の問題。」
この変異種は、特に、「子どもと若者」に拡がっている。

英国ではロックダウンが続くが、
最近、学校の休校も決まり、
「もう、次にどこを閉めればいいのか分からない」と。

唯一、救いなのは、重症化率が高いというデータは確認されていないこと。
でも、子ども若者の感染が拡がって、感染爆発すれば、
「もう医療のキャパシティがない。」

そして、時間との勝負。
「ワクチンが速いか、感染が速いか。」の勝負だ、と。

イギリスの教訓、状況をリアルタイムに見て、
「子どもと若者の感染拡大」に向けた手を打っておかなければ。

休校準備、休園、オンライン教育、小児科の対応体制、親と子の隔離保護体制、メンタルケア、そのそもの医療キャパ拡大…
シュミレーションと備えを。

英国では、日本でいう地域のかかりつけ医に近いGP(家庭医)は、
すでに95%オンライン診療でリスクを避けているし、
感染が恐くて職場に行きたくない方のために職場へレターを書いたり、
不安な人へのメンタルサポートサービスにつなげる、といった、
コアな”医療”以外の「つなぎ」「伴走」もしているそうだ。

英国では、希望者はドライブスルーやホームキット(自宅用)で検査を実施、
無症状でも、介護施設や医療機関の”ハイリスクスタッフ”は2週間ごとに
無料検査が受けられる体制も採っている。

違う局面が、すぐそこに来ている、という危機感を持たなければならない。
新たな次元の闘いが来ている。

「先手」を打たなければ。

(参考)英国のリアルな状況の一端
https://news.yahoo.com/amphtml/covid-wards-full-children-first-145710680.html?guce_referrer=aHR0cHM6Ly90LmNvL1UySE9QSWFuYTI_YW1wPTE&guce_referrer_sig=AQAAAABEsQ499bfVN4rvDdrQqcrsRONp5GwoJRbR19miXSSyjoL4ZfQLeGEttkTYdqmNW5vgCYRtP66y8_OXZsocBMw6JRQr4ytTsjTd5f8Juqazc4aRgU6oi9_DaoRpY9wjRAAEEsBRVlVh2B6SCm2PlqDd9_UCI7NQ3oQuUvJ1FThd&__twitter_impression=true&guccounter=2

いいなと思ったら応援しよう!