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10月2週目振り返り

今週もお疲れ様でした。
先週雇用統計後の相場展開でしたが、
比較的高値圏レンジでの動きになりましたね。

ただCPIの発表、中国株の高騰と暴落など世界経済にとって重要な出来事が起こってます。

「ドル円しか見てないし他は知らね~」

みたいな人はやばいってマジで。危機感持った方がいいって。

こういう人でも全然ドル円に関係する話なのでちゃんと聞いてね。

 はい、では今週の振り返りと今後の展開についてまとめてます。
この記事を読んだら今がどんだけやばいかもわかると思います。


スタグフレーションが起こるかもしれない話

世界史好きだった人はスタグフレーションと聞いてあーねと思うかもしれませんが知らない人がほとんどだと思うので話します。

スタグフレーションとは、景気が後退していく中でインフレーション(インフレ、物価上昇)が同時進行する現象のことをいいます。 この名称は、景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Inflation)」を組み合わせた合成語です。

Google検索より

つまりは景気は悪くなってるのに物の値段は上がるかもって話ですね。
最悪です。

直近で記憶に新しいのはコロナ禍ですね。
あれがまた来る可能性があるという話です。

前回noteでアメリカの国民のクレカ事情がやばすぎる話をしました。

これを見てもらったらわかるように今は高金利によって住宅ローンはおろかクレカのお金すら払えなくなってきて上限いっぱいまでカードを使ってる状況です。

で、これに加えて今週発表のCPIではなんとインフレは落ち着くどころか加速。
つまるところ消費が限界に来てるのに値段は高いままという状況です。

やばくね?

これがいわゆるスタグフレーションが懸念される状況なんですが、
「でも雇用統計はいい結果だったじゃないですか」
と思いますよね。

雇用統計は労働省の調査に基づく推計値ですが、
選挙前で政府職員が大幅に増加しているデータも含まれていて現在ノイズが発生していると言えます。

大手メディアなどはこの結果を見て楽観的な記事を出していますが、
正直なところ全然楽観できる状況ではないです。

ISM製造業、非製造業の雇用指数はどちらも基準である50を下回っている状況で、
余裕で景気後退の水準になっています。

ではパウエル議長はこういった事態を想定しないで大幅利下げに踏み切ったのでしょうか?
インフレ再燃のリスクがこれだけ高く、そして実際になろうとしてるのに?

恐らくFRBはこのことを想定していました。
そしてそれでも利下げをしないといけないほど雇用状況がひっ迫していたと考える方が自然です。

FRBは特に失業率を懸念していたと考えられます。

アメリカの政策金利と失業率は常に逆相関の関係になります。

赤:失業率、青:政策金利

グラフを見てもらったらわかるように、
失業率が高い時に政策金利は低く、
そして失業率が低くなったことを確認できれば金利を引き上げています。

これはアメリカ政府がどれだけ努力して景気後退を防ごうとしても、
実体経済に対して対応が間に合っていないことを示す歴史です。

パウエル議長はここに対して「後手に回らない」という姿勢で大幅利下げをしましたが、
現実はご覧の通り、消費者の生活は苦しいです。

次の雇用統計は11月1日ですが、恐らくここでは大統領選前なので政府職員のバイアスもかかって、いいデータが出る可能性は依然高いです。

本当の雇用データが出てくるのは12月。
ここで大統領選の影響のないデータが見られる可能性がありますが、ここで失業率の増加が見られれば景気後退が止まらなくなってしまう恐れがあります。


中国株から世界経済に不況が波及する可能性

また、現在中国株は大きな乱高下の波にあります。
そしてこのことが世界経済の停滞につながる恐れを示唆しています。

8月にかけて🟪レンジボックスの下値から約50%ほど戻し、
この1週間で一気に20%近くの暴落をしています。

中国では不動産も投資対象の一つとして、
国民に積極的に不動産投資を推奨させていましたが、2020年ごろからそのバブルが崩壊、2022年には株価の月足トレンドラインを下回りました。

もうこの時点で中国株の崩壊は市場の中で囁かれていましたが、
ここ最近に来て中国政府は住宅規制緩和などの超大規模な景気刺激策を打ち出し投資家は期待からお祭り騒ぎでした。

しかしその景気刺激策が市場の期待から遠く離れたものであったことで一気に株価は暴落。

僕がよくライブなどでもお見せしてるこういったチャートを見ている人ならもうわかると思いますが、
数年に及ぶトレンドラインを下抜け、
そして2段階のレンジボックスが形成できる相場では何が起こりますか?

そうです、2段目のレンジボックス下限を目指していく、つまり株価の大きな下落が考えられます。

そして今後中国株の崩壊からその不況が世界中に波及していく恐れがあります。

ドル円4時間足解説

このように現在世界的にも不況の前兆が見られている状況です。
ドル円相場にもその兆候は見られています。

現在ドル円は週足での三尊右肩部分を作る動きを取っていますが、
現在の価格の上にある🟥トレンドラインに向かおうとしています。

仮に今後雇用統計でいいデータが見られればこのあたりまでの回帰は考えられます。

ですがこれまでお伝えしていたように、足元の消費市場は冷え込み世界的な景気の後退が懸念されている状況で楽観などはできません。

ドル円においても🟥トレンド、150円付近まで上がることがあっても、
その後大幅な下落から三尊を形成し、ドルと円の金利差が縮小し128円を目指していく動きが考えられます。

短期的な解説に移りましょう。
木曜日に🟩トレンドラインを下回りこれまでのドル高円安の流れに歯止めをかけています。

直近引けるレンジボックスを下抜けると、先週発表された強い雇用データによる楽観視の姿勢が薄まっていることを示します。

10月3週目は木曜日に小売売上高と新規失業保険申請件数があります。
ここで現状の消費動向、そして雇用状況が確認できますが、見てから動く形で充分短期は間に合います。

中長期で考えるなら11月の雇用統計での結果を見てショートの打ちどころを考えたいですね。

理想を言えば🟥トレンドラインに接触したときにポジションを持ちたいところ。

最後に

今週は世界中で景気後退のサインが示されるようなニュース、指標が発表されました。

ですがどうですか、皆さん見てるメディアはこぞってアメリカの景気は堅調だとか、そういった楽観的なニュースしか見られないんじゃないでしょうか。

僕は陰謀とかそういうのは嫌いなので誤解しないでほしいんですが、
これって普通のことなんですよ。

メディアは既に確定の情報や、誰がどう見てもそうということしか言えません。

特に証券会社などはこんな世界的な不況が近くても、
株を手放されたら困るので楽観的なことを言うしかないんですよ。

僕はそんなのどうでもいいです。
何回言ったかもわかりませんが、僕にとって大事なのは僕についてきている人が本当に時給が上がってること。

ただこれだけです。

そのために今、ありのままの情報をお伝えしていきますし、
情報だけじゃなくX、ライブ配信、Discordでのトレード。
どれだけ失敗を重ねた人でも安定できる環境の提供などできること全力でやっていきます。

僕は全員についてきてほしいと言うつもりはありません。
働きアリの法則的にも無理ですから。

ただ、全力で時給を上げていきたい人には僕も全力でお話ししていきます。

そうやってついてきた人が結果を出してくれたらマジで嬉しい。
今週の話ですが、9月からひと月で150万の報告もらって妻にウキウキで話してました笑
もちろん他の方もたくさん報告くれましたよね。皆さん本当によく頑張ってます👏

今月も折り返しです。
焦らず落ち着きながら、理想は高く持って時給を上げていきましょう。

では今回は以上です。
感想などLINEで送ってくれたら嬉しいです。お疲れ様でした!

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