今回のロシアとウクライナの件で感じた事。
最近、漠然とした不安に苛まれている。
その理由は紛れもなくロシア軍のウクライナの侵攻である。
まぁ、こんなことを言うと意識が高いだ何だなんて思われるかもしれないけど、実際にこの問題を対岸の火事のように考えてはいけないと感じるようになった。
今から書く文章は私の思考の整理の為に書くので、論理が破綻しているかもしれない。
読まれるために書いているのではないのでご容赦願いたい。(誠に身勝手なお願いだが。)
さて、私は別に政治や歴史などに詳しくはない。
専門家ぶるつもりではないのでそう言う話は他のところで聞いてもらいたい。
ただ今回の件でなぜロシアがここまでのことをするのか、そもそもウクライナとロシアの関係とは?欧米とロシアの関係は?ロシア、ウクライナの歴史は?などなど、自分が気になる情報はある程度見てきた。
それを踏まえると、やはり恐怖の連鎖、憎しみの連鎖を止められない人間のやるせなさを感じずにはいられない。
というか、実はこの世の中は絶妙なバランスの上に成り立っていて、ちょっとでもパワーバランスが崩れれば、いつでも戦争が起きるんだなと感じた。
ここでふとこう思った。
なぜ日本は平和に暮らせているのか。
なぜ日本は他国からの侵攻を受けないのか。
すると答えは意外にもすぐに出た。
世界の警察アメリカ軍がいるからだ。
そんな簡単な事実を私は見て見ぬふりをしてきた。
というか、見る必要がないと思っていた。だが、今回ばかりは違う。ちゃんと今の情勢を追っておかないと、取り返しのつかない事に巻き込まれる気がする。
いや、正確には、取り返しのつかない事に巻き込まれた時に正しい心構えが出来ないのではないかと思う。
日本が有事になる可能性はゼロではない。そのことは覚悟しておくべきだとは感じている。正直考えたくもないし、考えるだけで気分が憂鬱になるが、今の情勢を鑑みると仕方ないことだ。
よく、今回の話題で「日本の場合、中国が台湾に攻めてきたらどうするのか」という議論がチラホラ出てきている。また、実際に私もその点に関してはすごく不安に感じる。
日本は海に囲まれた島国なので国境という意識が薄いが実は中国、ロシアという大国が隣にいて、常に安全保障を脅かされている。(ちょっと強い表現かもしれないが)
この、隣の国が中国とロシアであること、そして、日本が攻め込まれないのは「アメリカ軍の基地があるから」ということを私はどこまで実感していただろうか。
限りなくゼロである。というか、そんな事を考える暇もなく日々の業務に追われていた。(業務に追われているのは今もそうなのかもしれないが笑)
今回のニュースでウクライナの日常が本当に簡単に奪われていく様子を見ると、他人事のように感じずにはいられない。日本もああなる危険が孕んでいる。というか、約80年以上前、実際にそうだったんだから。
戦前、戦後という言葉がある。私はこの言葉を今まで教科書通りに鵜呑みにして、日本の歴史というものを1945年8月15日を境にパックリと分けて考えてきた。
だが、よく考えてみると、多少の状況は違うとはいえ、太平洋戦争開戦前の日本人は特別今の我々と変わり無かったのではないだろうか。
極端な言い方をするならば今の我々だって「戦前」を生きているのかもしれない。なにも全くこれから戦争が起こらないなんて可能性はゼロじゃないのだから。
人間は怒り、憎しみという感情を持っている時点で戦争を始めたらなかなかやめられない。
それをしない為に色んな人が努力をしてきたがウクライナ侵攻でそれが無になろうとしている。
疫病による世界全体の不安、変わりゆく情勢、そして物凄く押し寄せてくる情報の波。
私一人が何かできることは正直何もない。何かできることがあるならば教えてほしいくらいだ。
ただ、少しでも危機感を持っていることは必要なのかなと思う。
今まで戦争を考えること自体タブーとされて来たし、そういう平和教育も受けて来た。
ただ、今後は「平和をもたらしているものは何か」とう視点に立って物事を考えなければいけない。
人は人を殺せる時点で、綺麗な世界平和なんてない。