【一本一本】205 2020-06-20 フルマラソンWS-6 No.1 SWC HP5+
□小伝馬町にあるギャラリー Roonee 247 fine arts が主催しているワークショップ「幻の東京五輪2020 マラソンコースを歩く」に参加した。このワークショップは、招致当初に計画されていたマラソンコースを、実際に歩いて発見したものを写真に認めるという趣旨のもの。全コースを6区間に分けて撮影会を6回、合評会を2回と修了展を行うという構成だ。
開始当初はこのコースは幻でも何でもなく、ここで行われるマラソンで東京オリンピックがフィナーレを迎えるものだと思っていた。だからレース本番の様子をぼんやりと想像しながら歩き始めたのだ。ところが間もなく開催地が札幌に変更になり、更にコロナ禍で延期になる。運命に翻弄された結果、ワークショップの名称は変更を余儀なくされたのだ。
ネガNo.205~208はワークショップ最後の区間で撮影したもの。
205-001
市ヶ谷駅ホームから信濃町方面を望む。外濠と平行して少し高い位置にホームがあるのでここはとても見晴らしがいい。遠景のビルが山の稜線のよう。都会的なランドスケープだ。
002
外濠を跨ぐ水道橋。確認していないが随分古いものなのだろう。今も現役なのかな。
追加リンク:市ヶ谷見附跨線水道橋 1929年完成とのこと。リンク先の文中にある「横河橋梁製作所」とは横河ブリッジの前身。つい先ほどまで横河電機の関連だと思っていたのだが、全く違う会社だった。
003
市ヶ谷フィッシュセンター。何度か入ったことがあるけれど、一度も釣れたことがない。そもそも釣れているところを見たことがない。それなのに客の入りは昔と変わらないのだ。不思議だ。私の見ていない時に爆釣タイムがあるに違いない。それともここの釣り人は釣果に拘らないものなのか。
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市ヶ谷駅を背に外濠通りを渡る。この辺りは外濠に向かって下る急な坂が多い。自然の地形を活かして作られた壕なのだ。
005
フェンスの内側が気になった。結構険しい坂だ。階段が用意されている。この先にお寺さんがありここは参道なのだけど、どうもそれらしい雰囲気がない。檀家さんだけのためのお寺なのかな。
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市ヶ谷駅を見返す。人影が欲しくなり、誰かが通るのを待ってシャッターを切った。
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市谷八幡児童公園。神社の境内が子供たちの遊び場になっていた名残か、よく神社に隣接した児童公園を目にする。遊具を境内に置くわけにはいかないから分離したのかな。神仏分離ならぬ新遊分離?
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市谷亀岡八幡宮の参道。登り降りにちょっと覚悟かいる階段だ。登り切っても絶景が待っている訳じゃないし。外濠通り沿いのビルがねぇ。
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金比羅宮から参道を見る。階段の踊り場から折れて金比羅宮に入る配置になっている。ここは亀岡八幡宮、出世稲荷神社そしてこの金比羅宮と三つの神社が纏まっている。一つの神社の伽藍なのか、寺町のような構成なのか。色々気になる。
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市谷八幡宮の女坂。女坂と云っても結構急な坂だ。コンクリート舗装で滑り止めが付いているぐらいだ。
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マラソンコースに戻り、中央大学の前から。シンメトリックに配置された二台のくい打ち機が会話をしているように見えたから。君たちちょっとお疲れ気味?
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曙橋を潜るコースを俯瞰するべく、曙橋の歩道に登る。古い橋だからディテールが面白い。
曙橋も横河橋梁製作所の手になるものだろうか。橋が気になるようになってきた。