菊花賞 馬体診断予想~近年「馬体ステイヤー不遇の時代」だが、それでも「本命◎は最もステイヤーな馬体」に
武虎です。
菊花賞 馬体診断予想です。
◇著者X(旧ツイッター)
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◇本年予想的中 <55R30的中>
中山金杯|★マイネルクリソーラ6人気3着
京都金杯|★コレペティトール8人気1着
京成杯 |★コスモブッドレア10人気3着
きさらぎ|◎ビザンチンドリーム1人気1着
京都記念|◎ベラジオオペラ1人気2着
共同通信|◎ジャスティンミラノ4人気1着
フェブS|◎ガイアフォース5人気2着
中山記念|★ジオグリフ4人気3着
弥生賞 |◎コスモキュランダ6人気1着★シリウスコルト9人気3着
金鯱賞 |◎ヨーホーレイク6人気3着
スプリS|★アレグロブリランテ9人気2着
桜花賞 |★ライトバック7人気3着
皐月賞 |★コスモキュランダ7人気2着
天皇賞春|◎テーオーロイヤル1人気1着
マメドS|◎エーデルブルーメ1人気2着
宝塚記念|★ソールオリエンス7人気2着
七夕賞 |◎ノッキングポイント8人気3着
アイビス|◎ウイングレイテスト2人気2着★テイエムスパーダ8人気3着
小倉記念|★リフレーミング1人気1着
関屋記念|◎トゥードジボン3人気1着★ディオ8人気2着
札幌記念|◎ステラヴェローチェ4人気3着
新潟2歳S|◎プロクレイア5人気3着★トータルクラリティ6人気1着
新潟記念|★セレシオン3人気2着
セントS|★ママコチャ4人気2着
セン記念|★エコロヴァルツ3人気3着
ローズS|◎チェレスタ7人気2着
スプリS|★トウシンマカオ5人気2着
毎日王冠|★エルトンバローズ5人気3着
京都大賞|★ディープボンド4人気2着★シュヴァリエローズ8人気1着
秋華賞 |★ボンドガール5人気2着
■「菊花賞」馬体診断予想
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▼予想実績 <過去15年4的中>
2023|◎ソールオリエンス1人気3着
2022|不的中
2021|不的中
2020|不的中
2019|不的中
2018|★フィエールマン7人気1着
2017|不的中
2016|不的中
2015|不的中
2014|不的中
2013|不的中
2012|◎ゴールドシップ1人気1着
2011|不的中
2010|不的中
2009|◎フォゲッタブル7人気2着★スリーロールス8人気1着
※…配信なし
▼舞台適性
【クラス】G1
【コース】京都
【距 離】3000m 芝・右 外
【適 性】C/L型-E(持続/非根幹-ステイヤー)
▼馬体グループ
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※未分類
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▼馬体レーティング ※文末公開
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112|コスモキュランダ、ショウナンラプンタ、エコロヴァルツ、他1頭
111|アーバンシック、メイショウタバル、ピースワンデュック、アドマイヤテラ、メリオーレム、他2頭
110|1頭
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▼予想印 ※文末公開
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◎1頭
★ショウナンラプンタ、他1頭
○1頭
☆エコロヴァルツ
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▼馬体診断
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舞台は…
フラット平坦京都外回りの長距離戦。
質とクラスは…
非根幹のため緩い凡戦リスクは高いが、G1だし好きな菊花賞でもありハイタフな流れの長距離勝負を決め打ち。
馬体的に…
昨今は、血統から生産の面や馬場環境の整備による摩擦消耗の低下などSP化が顕著で、長距離ステイヤー向きのレースになりづらい現実がある。
個人的に…
馬体はステイヤーフェチであり、現実は厳しくともSPより長距離ステイヤー要素を高評価し印を打つ。
▽今回馬体写真がある馬
アーバンシック
この馬は、ヘキサバランスが四角長方形よりな前後長からの持続惰性が強み。
ただ、フロントの頚椎と肩関節が前方セッティングないわゆる「前軸」で、背がフラット気味でもあり、首使いに少し硬さが出そうな構造。かつ、軸ストレートで柔らかみより安定した骨格間であり、やはり長距離がだめではなく中距離こそベターが顕著。
以上、素材からどこかで重賞またG1を勝つかも…とみていた馬だが、一応前走で重賞勝ち達成。今回はハマり要素が高めで印の選択肢は一撃★のみ、否距離的にも穴☆までかな。
アドマイヤテラ
初見。先のアーバンシックとは一転、こちらはヘキサバランスが六角ヘキサらしく、つまり持続エネルギーは惰性(長さ)でなく振動(角度)からによるという構造。
ただ、その割に首差し軽いが長さ標準で後軸、肩甲骨が少し短め、リアも含め遊び一息など、上半身は持続振動のエネルギー量自体は普通で加速反応の良さにシフトした面もある。一方で、下半身は振り子四肢はハイロング構造。
以上、馬体マイラーだった父レイデオロらしい軽量化と加速万能要素と母父ハーツクライから可動深みや振り長手な持続要素の両面が見てとれ、適性性能も両馬の中間的な位置づけ。
つまり、減点少ないが抜きんでた強み評価もしづらく押さえ▲以上以下にもという感。スローなど凡戦向き。
そういや昨年の勝ち馬ドゥラレッツア?もこんな馬体だった気が。まぁ残念ながら、近年はこんな馬体こそが勝ち負けしてくる(しやすい)のか、もうここ十年は「馬体ステイヤーなど不要な菊花賞」というのを何度も痛感している感。
が、馬体ステイヤーフェチ故、いまだ頑なにステイヤーにより近い長距離向きの馬体を評価してしまう。今年もそうなるな。
ウエストナウ
一言で「フロント・上体筋肉量・上体内臓脂肪量が過多」な造り。スケールやパンチが効きすぎ。
以上、母父Frankelフランケルとありこの血だな。
ちなみに、欧州系らしい馬体は日本の高速馬場では燃費消費が激しくなり易く、しかも長距離戦と強みがあってもリスク高が明白で人気薄の穴☆も厳しい。
エコロヴァルツ
確か今年の<ダービー>本命◎馬。理由は出走メンバー屈指の長距離適性と人気とのギャップという押し出されたもの。また、毎年ダービーでは「ダービー馬にふさわしい馬体」を指名しているが、今年はそれが不在だったため指名できたとも言える。
以上、規格スケールは普通、春からの化骨変化も一息で、ここも距離適性のアドバンテージのみ。
が、<ダービー>時とは異なりその距離アドバンテージが今回は本馬だけに非ず。しかも、ダービー含め前走も逃げ先行しており差しベターな馬体構造との脚質不一致もある。印を打つとしても今回は一撃★打てるかぎりぎりかな。
コスモキュランダ
この馬と言えば、<デビュー前>の馬体写真のみで<弥生賞>で本命◎、<皐月賞>でも一撃★を打っており、素材含め高評価している。非常に個性的で奥がありなんというか渋い馬体。
結論を言うと、今回なら先のアーバンシックと似た評価位置づけだ。
アーバン同様ヘキサが四角長方形で前後ロングの水平フラット。アーバン以上に中駆比が長い。が、アーバンと違い軸ラインに柔らかみがあり、一方で肩ハイでその分駆動系重視な面もあるなど、小回りなどへの加速万能さもある。
以上、ハマる強みをもっているが、適性的に明らかに今走より前走がベターにある。人気もありそうな今回、一撃★を打つにはリスクが高いか。
ショウナンラプンタ
本馬もアーバンやコスモ同様ヘキサが四角長方形で前後ロングな長躯長背な中駆で【L型】。コスモ同様ジョイントは柔らかみもある。
さらに、アーバンやコスモ以上に本馬はフロント振り子(首差し)比が長い。他、肩ハイでコスモと違い首もハイ&前軸。足回りも膝下飛節までロングなど。
以上、アーバンやコスモ以上に長距離や持続向きにシフトした構造にあり、今年のダービーでも一撃★指名したように、個人的な好みの部類でなかなかいい馬。
ただ好み故、長距離ステイヤーというのは物足りないというか違和感があるパーツや構造も明白。
具体的に、フロント首差しロングも胸前が狭く小ぶり。後、上体の筋肉量も多い。もっと素軽くないとな。
つまり、長距離の持続勝負はいいが、心肺性能は普通、単調で燃費消費も高くなり易いリスクも内存と、長時間走行や激流では淡白もろさも垣間見える。
まぁ、今走適性で完全一致とパンチがありリターンは高い。が、リスクも明白で打てるのは一撃★。他ライバル比と人気次第。
ピースワンデュック
初見。長躯短背でヘキサも六角形で足回りも長さある。全身比のバランスも癖がなく良い。振り子も首差し軽量コンパクトで反応操作性が良さそうで、リアなどSP値も上々。素材として無難にいい馬だな。
以上、結論として「ここが中山マイル戦なら本命◎を打つ」かな。
ずばり、【万能NT型】と馬体チャンピオン系の部類で根幹や格上G1はいいが、さすがにマイラーベースと距離融通性はあるとは言え、クラシック最長距離G1で狙いたい馬体に非ず。
確かに、近年タイトルホルダーのようなマイル中距離仕様が勝ち切ってはいるものの、それもコスモキュランダのような持続惰性の特徴があってのもの。本馬にはその強みがない。スロー凡戦で死んだふりで差しても善戦までじゃないか。
メイショウタバル
これはよく例えるバイクで言えば、「旧車ネイキッド系の純正ホイール」という感。馬名からもちょっと渋い感じがするので、ホンダやカワサキでなく「スズキあたりのGT380」とかそんな感じか。馬体でなら「古臭い」とか「少し前にはよくいた馬体」と言ったりしているかな。
その意味で、確かにその全身バランスなどステイヤーや昔の馬に多いフロントアップな造りにはある。
が、長距離ステイヤーというには、その駆動&足回りの重心が低いな。前後の上体比も過多なバランスで、まぁ心肺容量は上々だがこれは距離レンジは中距離仕様だな。
以上、春は化骨ひと息な感じだったが、今回土台足回りから上体まで化骨良化もあり仕上がりもよろし。
まぁこのタイプは欧州系の馬体に多いし、馬場悪化でのハイ先行ならハマる可能性もありそうだが。
メリオーレム
先のメイショウタバルとは一転近年に多い構造。具体的に、ノーザンテースト後のサンデーサイレンスやミスプロ系が台頭してきた頃からよく見かけるようになった。
以上、今回なら距離レンジでピースワンデュックと近く、ピースをより持続&長距離シフトした面があるが、それでもこのステイヤー戦で積極的に狙いたい馬体に非ず。
父シュヴァルグランか、父よりはSP仕様だな。というか、そもそも父は長距離で活躍したが、長躯短背の箱型な馬体でいかにも長距離馬という馬体とは違うレアモデルだった。よくマヤノトップガン型と言ったりしたかと思う。
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