タケトピ徒然草 損な役回り
長男は神経質な子どもだった。大きな音や声、驚かされること、虫、動物、子ども、予測のつかない動きをするものは大抵嫌がったし、一般的に子どもが好きであろう土や泥も触りたがらなかった。アンパンマンがアンパンチすると泣くし、のび太がお母さんに怒られそうになると影に隠れて目を伏せる。
このままで大丈夫だろうか
最初の子どもは一生懸命できないことをやらせようとする。運動神経がないから体育教室、社交性がないから集団スポーツのサッカー。次男はやりたくないことはやらないが、長男は気を遣って親の言うがまま泣く泣く付き合う。今思えば本当に可哀想なことをした。
小学校3年生の時、テニスの王子様にハマってテニスがしたいと言い出した。いつまでたってもやる気が見えないサッカーを辞めさせ、テニススクールに入れた。メキメキと上達していった。
好きこそ物の上手なれ
なぜ人の持っているボールを奪わなければいけないのか、全く意味がわからないと言っていたのを思い出した。テニスは押し付け合いであって、奪い合いとは違う。
人には生まれつき向き不向きがあって、できないからダメだということでもないし、できないことの反対側は得意な事の可能性さえあるとやっと気がついた。
楽しんでいることが重要
長男のおかげで次男と末っ子は特に何を強いられるわけでもなく、のほほんと好きなことだけして大きくなった。
私より大人な意見を持てるようになった今でも、それぞれが笑顔でいることを確認して安心する。
その後長男は「けいおん」に影響されてギターを始め、今年専門学校を卒業し、音楽で食べていくことを目指すプー太郎にあいなった。
幼稚園から中学卒業するまで、嫌々ながらなんとか通い切り、軽音部の為に高校生になり、成長する毎にキラキラとして。こんなに楽しそうに生きてる長男がみられるようになるとは、お前が中学生の頃の母ちゃんには想像もつかなかったよ。
世の中学生を育てている親御さん安心して下さい
どうにかなる
診断結果を聞いた次の日
5/1 けけぷらんど単独配信ライブ
https://twitter.com/kekepla/status/1383359757835116551?s=21
(これは単に宣伝ですが、誰も見ていないので宣伝にはならない。が、それでも宣伝したい親心だと理解して下さい)
私が今年1番楽しみにしているイベント
その時私はどこにいるのか?
果たして息子の勇姿は観られるのか?
病院に縁がなさ過ぎてどういうシステムなのか皆無。どうかこの日だけは、Wi-Fi飛ばしてくだせー。
春の陽気に暗雲たちこめる午後の悲痛なる叫びをどうか。
(つづく)