「10億分の2.4」って何の確率?
September 22, 2022
Transcription
In Russia, nearly 1,400 anti-war protesters are arrested in major cities after President Vladimir Putin ordered a call-up of military reservists.
Traffic on Russia’s border with Finland grew Wednesday night, with officials saying more than 1,000 Russians crossed over into Finland.
In Mexico, a powerful earthquake kills at least two people, damages buildings and sets off landslides. It is the second earthquake to hit western Mexico this week.
And in Iran, protesters set fire to a police car as demonstrations continue following the death of 22-year-old Mahsa Amini while in police custody.
訳例
ロシアでは、プーチン大統領が軍の予備役の召集を命じた後、主要都市で反戦デモ参加者約1400人が逮捕されました。
水曜日の夜、ロシアのフィンランドとの国境では交通量が増え、当局によると1000人以上のロシア人がフィンランドに渡ったようです。
メキシコでは、強い地震が発生し、少なくとも2人が死亡、建物が損壊し、地滑りが発生しました。今週メキシコ西部で発生した2回目の地震です。
イランでは、22歳のマフサ・アミニさんが警察に拘束されたまま死亡したことでデモが続く中、デモ隊がパトカーに火を放ちました。
勝手に探究
今回のメキシコの地震について。今週で2回大きな地震があったことがVOAで紹介されているのですが、調べてみると、地震のあった9月19日は日本でいうところの9月1日、あるいは3月11日に当たる日で、過去に2回も大きな地震があった日だそうです。
「防災訓練をしている最中、本当に揺れる」というシチュエーションは、ある意味ラッキーなのかもしれませんが、それでも亡くなる人が出ているので、対策を強化した上で、防災訓練もレベルアップしていかなければいけないのかもしれません。
上記の記事は一部有料なので紹介するのも躊躇されたのですが、見出しだけでも見てください。
3度大地震が起きた9月19日、「確率は0.00000024%」
そんな確率あります?10億分の2.4ってことですよね。ちょっと10億分の1で何があるか検索してみましょう。
すると、こんな映画が出てきました。
『10億分の1の男』
「運」の強さが10億分の1くらいの設定のようですが、面白いのはそのレビュー。
<「せいぜい10万分の1の男」
~ そもそも十億分の一を競うようなド派手な催しは発生しません。 では誇大邦題タイトルなのかというと、その通りです。>
結局、10億分の1なんてあってないようなもんなんでしょう。もっとも、10万分の1でもかなりの低確率で、これに当たるのもまずなさそうです。
ちなみに、『10万分の1』というタイトルの映画もありましたよ。
なんにせよ、起きそうもないことが起こるのが映画だ、ということでしょうか。
おっと、メキシコの地震は実際に起こったことでした。10億分の2.4ですね。事実は小説より奇なり、というところでしょうか。低確率だと油断せず、私たちも災害対策を忘れないようにしなければいけませんね。