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本当のともだち

VOA60: June 14, 2021

Transcription

1. The French designer of a Chinese nuclear power center in Guangdong warns that a gas buildup presents an "imminent radiological threat," unnamed U.S. officials tell CNN. 

2. In Myanmar, lawyers for Aung San Suu Kyi defend the ousted leader on the first day of her trial on corruption charges brought by the military. 

3.  Israelis have a new government as eight parties form a coalition with Naftali Bennett as prime minister. 

4. And a study says the COVID-19 vaccine of U.S. company Novavax is over 90% effective against several versions of the coronavirus. 

訳例

1. 中国の広東省にある原子力発電所の設計者であるフランス人が、ガスの濃度上昇により「放射性物質による脅威が差し迫っている」と警告したと、米国の匿名の関係者がCNNに伝えました。

2. ミャンマーでは、軍部がかけた汚職容疑で追放されたアウン・サン・スー・チー氏の裁判初日を迎え、弁護団が擁護しました。

3.  イスラエルでは、8つの政党が連立を組み、ナフタリ・ベネット氏を首相とした新政権が誕生しました。

4. また、米国Novavax社のCOVID-19ワクチンは、コロナウイルスの変異株に対して90%以上の効果があるという研究結果が発表されました。

勝手に探究 

原子力発電所の問題について。老朽化が進めば、事故が起こらなくてもその処理が問題となることが分かりきっている原子力発電所。いつか技術力で無害化してくれるのではないかと甘く見ていました。

しかし、原子力の技術が追いつく前に、太陽光や風力、潮力などの自然エネルギーの技術が進み、コストや効率の面で原子力を凌駕するようになりました。当然この道に進むべきだと思う一方で、このままでは技術者や資金が原子力から離れ、処理不能の大きな負債を後世に残してしまうのではないか、と不安にもなります。やはり、「(今はできないが)将来は大丈夫」などと空手形を切るべきではなかったと、多くの人が思っているはずです。

それなのに、世界が脱原子力に向かわないのが不思議なところ。現在稼働している原子力発電所は世界で448基あり、計画中のものまで入れるとその数は総数663基となるそうです。大きすぎるリスクを上回るメリットがあるということでしょうか。

今回の問題は中国で起こっています。フランスの告発に対して、中国はアメリカに助けを求める、とも。いつもの言い争いはどこへいったのでしょうか。昔は米ソ、今は米中、世界を巻き込む対立は、自分たちが思いのままに振舞うための理由付けだったのかもしれません。願わくば、表向きに争っているだけで、その実はがっちり手を結んでいると言って欲しいところです。・・・それだと日本は困るのかな。

参考にしたページ


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