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政府は誰のためのもの?

VOA60 January 6, 2022

Transcription

In the United States, President Joe Biden calls on Americans to defend democracy on the anniversary of the January 6 attack on the U.S. Capitol building.

A Russian-led alliance sends troops to Kazakhstan after its president requested help to deal with violent protests across the country.

France's National Assembly votes to approve the government's planned COVID-19 pass. The measure will bar unvaccinated people from many public places.

And in Yemen, government forces have retaken territory in the south once held by Iran-supported Houthi rebels.

訳例

米国では、ジョー・バイデン大統領が、1月6日の連邦議会議事堂襲撃の記念日に、米国人に民主主義を守るよう呼びかけました。

ロシア主導の同盟は、カザフスタン全土での激しい抗議行動に対処するため、同国大統領が支援を要請した後、軍隊を派遣しました。

フランス国民議会は、政府が計画する COVID-19 パスを承認することを 票決しました。この措置により、ワクチン未接種の人は多くの公共の場から締め出されることになります。

そしてイエメンでは、政府軍が、かつてイランが支援する反政府勢力「フーシ」が保持していた南部の領土を奪還しました。

勝手に探究

一口にイスラム教といっても分からないことが沢山あります。○○派というのがそれです。ここでどのように分かれているのか、どんな関係があるのか調べてみます。ちょうどいい画像があったので勝手にお借りします。

画像1

「なるほど」とは思うものの、舞台となるイエメンやフーシについて記述がありません。もう少し調べてみると・・・

上記のページにこんな記述が。

イスラム教シーア派の一派である、ザイド派の反政府武装組織「フーシ」

これで繋がりました。

1.シーア派のイランが、同じシーア派の流れを汲むザイド派の反政府武装組織「フーシ」を支援している。

2.フーシに手を焼くイエメン政府はスンニ派のサウジアラビアとUAE(アラブ首長国連合)の支援を受けてフーシを攻撃し、領土を奪還した。

ということですね。イエメンがなかなか安定しない状況なので結果的に周辺国の介入を招いているようです。

ただ、国際ニュースを見ている限り、他国の介入は長い目で見ると当事国のためにはなりません。国家の独立には、自分たちの手による問題解決が必要であり、また、そこには国民の痛みも伴うものなのかも知れません。特に、イエメンには油田があり、産油国としては貧しい部類に入っても、援助なしに何も出来ないという国ではないはず。英米も放っておいてくれたらいいのですが。

参考にしたページ


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