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妥協点で繋ぐ愛

VOA60: June 22, 2021

Transcription

1. Spain's cabinet has pardoned nine jailed leaders of Catalonia independence movement. The pardon ends their sentences but bars them from public office.

2. Agricultural exports restart in Gaza after being suspended for six weeks because of the brief war between Israel and Gaza's Hamas rulers.

3. The U.S. special representative for North Korea meets with South Korean President Moon Jae-in to discuss policy toward the North.

4. And Lake Mead, the largest lake created by a dam in the U.S., is at its lowest level ever as extremely dry conditions continue in America's West.

訳例

1. スペインの内閣は、カタルーニャ独立運動の指導者9人に恩赦を与えました。この恩赦により、彼らの刑期は終了しましたが、公職に就くことはできなくなりました。

2. イスラエルとハマスの戦いで6週間中断していたガザの農産物輸出が再開しました。

3. 米国の北朝鮮担当特別代表が韓国の文在寅大統領と会談し、対北朝鮮政策について話し合いました。

4. アメリカ西部で極度の乾燥状態が続いているため、ダムが作られた時にできたアメリカ最大の湖であるミード湖が、過去最低の水位になっています。

勝手に探究 

ある国家内に独立を求める地域があるというのはよく聞く話です。ほとんど別の国と見なせる台湾や北アイルランド、あるいは新疆ウイグル地区や香港など、知っている地域はもちろん、聞いたこともないようなところも含めればかなりの数に上ります。

私などはシンプルに「そんなに独立したいというならさせてやればいいのでは?」と考えてしまいます。

もしもそういった地域が次々と独立すると、どのような世界になるのでしょうか。民族や使用言語が異なったり、歴史や宗教が違えば別々の道を歩む、という未来。

それはそれで、多様性を失ったり、視野を狭くしてしまいそうです。「人種のるつぼ」といわれるアメリカは確かに問題を抱えながらも、人種や宗教、考え方の違いに向き合っていると思います。そして、実際に強大な国家をまとめ上げています。そう考えると不思議なもので、「理解できないから関わらない隣人がいる」状態よりいいと思えてきます。

理想論に過ぎるかもしれませんが、やはり、人類皆兄弟。相互理解を深め、協力して過ごしていきたい。違いを認めて共存したい、と思います。ただ、その関係にはそもそも「国家」は必要ないのかもしれませんね。

国家の枠組みがあっても、都道府県下の市町村のように、スケールメリットであったり、地域性を生かした緩やかなものになっていけば、摩擦は減っていくはずです。それでいいなら、わざわざ出て行きたいと思う人たちも減りそうです。

では、どうしてそうならずに問題化するのか。

とりあえず、独立を求める人たちがなぜそうしたいのかを知ることから始めて、国家の側の思惑を掘り下げていかなければいけませんね。答えは分からずとも、妥協点が見いだせればいいのですが。

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