
クルド人問題。解決の糸口を探る!
November 14, 2022
Transcription
In Indonesia, U.S. President Joe Biden meets with Chinese President Xi Jinping ahead of a meeting of the Group of Twenty leading economies.
In Ukraine, President Volodymyr Zelenskyy visits the southern city of Kherson to celebrate its recapture from Russian forces.
Turkey blames Kurdish militants for a bombing on Istanbul's main shopping street Sunday that killed at least six people.
And Britain and France agree to increase efforts to stop illegal migrants from crossing the English Channel.
訳例
インドネシアでは、バイデン米大統領が、G20首脳会議に先立ち、習近平中国国家主席と会談しました。
ウクライナでは、ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領が南部のケルソン市を訪れロシア軍からの奪還を祝いました。
トルコはイスタンブールの中心部の繁華街で発生した爆弾テロについて、クルド人武装勢力を非難しました。
イギリスとフランスは、英仏海峡を渡る違法な移民を阻止するための取り組みを強化することに合意しました。
勝手に探究
どうして市民を巻き込むテロが起こってしまうのでしょう。「市民の敵」になってしまっては、交渉にはむしろ不利になるのではないでしょうか。
「テロをするしか方法がない」「それ以上の辛酸をなめてきた」など言い分はあるのでしょうが、自分たちのすることをどれだけ正当化しようとも、状況が改善されなければ意味をなさないと思うわけです。
ということで、「国を持たない最大の民族」と呼ばれるクルド人が市民に対して無差別テロをするよりも効果的なことを考えてみましょう!
1.外国に向けて
・YouTubeなどSNSへの露出アップ
最終的な目標としてはクルド人を好きになってもらうこと。それで視聴者がクルドの文化や歴史に親しみを持ってくれれば最高です。でも、入り口としては、とにかく「面白い番組」をたくさん作ればOK。「教育」とか「啓蒙」とか堅苦しいやつじゃなく、再生数を稼げる動画を作りましょう(ってそれはそれでフツーに難しいんですが)。アラビア語とか英語、中国語など利用者の多い言語で配信するのが効果的!
もちろん、映画やTV番組に取り上げてもらえればなおよしです。
※この動画、1分です。1分でメッセージが伝わります。ちょっと泣けます。ぜひご覧ください。
・文化の紹介、輸出
クルド人の文化を体感できる場所を世界に広める。具体的にはズバリ、クルド料理店の出店!うまければみんな来る!そのうちクルドの問題に気付くお客さんも増えてきます。

2.クルド人に向けて
・SNSやアプリを使ったクルド標準語の普及活動
クルド人はトルコ、シリア、イラク、イランなど広範囲に点在し、そこでの生活が長期化する過程で共通の言葉が失われつつあるようです。民族的アイデンティティ(民族集団への帰属意識,同類意識)を持つには共通語は欠かせません。現地の公用語と併せてクルド語(の共通語)を学ぶ環境を作っておくべきでしょう。
3.クルド人居住区を抱える政府に向けて
・独立を封印。民主的手続きで自分たちの待遇や暮らしを改善
自分たちの「国」を求めるのは、自分の国を持つことで様々な問題が解決すると考えているからだと思います。実際にはそんな単純なものではないのですが、日本に住む日本人にそんなこと言われても説得力はないですよね。
ただ、独立を求める限り「国家の敵」として扱われるのは仕方のないことのように思われます。一歩前に進むためにも、問題解決から遠ざかる選択肢を一旦措き、独立を求めなくてもよい状況を作りましょう。自分のいる国を住みたい国に変えていくという選択肢です。
そう、それはつまり、選挙の活用です。居住する国の政府で極めて平和的な政治活動および選挙運動をする旨を宣言し、暴力での訴えを排除する姿勢を明確にしましょう。その上で自分たちの代表をなるべく多く議会に送り込むのです。トルコではそれなりの勢力のクルド人の政党がありますし、イラクの大統領はクルド人です。独立の訴えを(表面上だけでも)封印して政府の弾圧を交わせれば影響力を拡大できます。クルド人はたくさんいるんですから、民主主義で実現可能な話です。クルド人の待遇改善が俎上に上がりますよ。そのためには、クルド人同士、大同小異で一致団結するのが先決になります。身内で争うのは相手の思うつぼです。
そして、民主的手続きで自分たちの待遇や暮らしを少しずつでも改善できることが分かれば、テロなど極端な手段に出ることを防げるのではないでしょうか。自分たちの生活に未来があるんですから、後先を考えない行動はしないハズ!
ということで、長めの独り言でした。ここまでご覧いただきありがとうございます!また懲りずに見に来てください。