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夢は見ないと叶わないけれど・・・

Transcription

This guy from Indonesia has no arms no legs but he is one of the best photographers in Indonesia.

Meet Zul.

Throughout his life, his family and friends looked down on him because he was disabled. And for them disabled means useless. 

But then one day, Zul picked up a camera and with only his arm muscles strapped it on his back He used all the strength to press the shutter and that changed his life.

He took thousands of pictures which were so good that he became popular on Instagram and got a scholarship to study photography. Then he designed his own car that can take him anywhere for his shoots.

This guy is everything but disabled. It is the wrong word to use because people like him fight every day to stay alive. They are the most abled people in the world.

That’s 1 minute, see you tomorrow!

訳例

インドネシアから来たこの男は、手足がありませんが、インドネシアで最も優れた写真家の一人です。

Zulの紹介します。

これまでずっと、家族や友人は彼が障害者であることを理由に見下していました。彼らにとって障害者とは役立たずを意味していました。しかし、ある日、Zulはカメラを手に取り、腕の筋肉だけでそれを背中に固定しました。 全身の力を使ってシャッターを押し、それが彼の人生を変えたのです。

何千枚もの写真を撮った彼は、そのあまりの出来の良さに、インスタグラムで人気者になり、奨学金を得て写真を学ぶことになりました。そして、撮影のためにどこへでも行ける自分の車を設計しました。

この男は障害者ではありません。彼のような人は、生きていくために毎日戦っているのですから障害者と呼ぶのは間違いです。彼らは、世界で最も能力のある人々でしょう。

以上、1分プログラムでした。また明日お会いしましょう!

勝手に探究

人が生きることに理由などないのだと思いますが、何かにつけ理由を求めるのも、また人間です。せっかく生まれたのだからその機会を生かそうと前向きに取り組めるならそれがいいでしょう。しかし、評価を外に求めると苦しみが伴います。それが刺激となり力を得ることもありますが、状況によってはその重みに耐えられなっかたりします。そんな時は初心に返って、自分のしたいことをしてはどうでしょう。自分の人生ですしね。

今回紹介されたZulさんは、「家族の負担になりたくない」との想いが行動に繋がりました。出来ることと才能が一致し、その上でそれが世間に評価される希有な例でしょう。勇気をもらえる素晴らしい話です。そして、「障害がある=障害者」なんて決めつけてはいけない、との主張も分かります。

・・・しかし。(フルバージョンはこちらです↓)

「この話から我々は何を学ぶのか」と問われるとどうでしょう。「Zulさんがこんなに頑張っているんだ!よし、みんな頑張ろうぜ!」でしょうか。答えに窮します。「Zulさんができるんだからみんな出来る!」なんて全く反対で、目指して叶う類いの話ではないと感じられます。才能の話なんですから。

一瞬現実から目を逸らし、自分の可能性を感じるのも悪くはありませんが、Zulさんと違い、やるべきことが用意され、それに取り組むチャンスもある私たちは、今ある生活を直視し、出来ることをコツコツやっていくのがいいんじゃないでしょうか。NasDailyで頻繁に取り上げられる「行動力」は、YouTubeならではのトピックです。現実を生きる我々がすべき行動は、探さなくてももうそこにあるものだと思いますよ。

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