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違いを生み出すもの
November 12, 2024
Transcription
In China, people in Zhuhai city mourn at a sports center where officials say a man struck a crowd with his car, killing 35 people. The driver was detained and treated for injuries.
In Azerbaijan, British Prime Minister Keir Starmer tells the United Nations climate meeting that new climate policies could improve Britain's national security and economic stability.
In Lebanon, Israel carries out airstrikes in an area southeast of Beirut’s center.
And in Kenya, the wildlife group Save the Elephants uses honeybees to keep elephants away from cropland.
訳例
中国の珠海市では、男が人混みに車で突っ込み、35人が死亡したと当局が発表したスポーツセンターで、人々が追悼の意を表しています。運転手は拘束され、ケガの手当てを受けています。
アゼルバイジャンでは、イギリスのキア・スターマー首相が国連の気候変動会議で、新たな気候変動政策がイギリスの国家安全保障と経済的安定を向上させると演説しました。
レバノンではイスラエルがベイルート中心部の南東地域で空爆を実施しました。
そしてケニアでは、野生動物保護団体「セーブ・ザ・エレファンツ」がミツバチを使ってゾウを畑に近づけないようにしています。
勝手に探究
今日は平和なニュースだ!
農作物を荒らすゾウをどうするか。ゾウさん相手に荒っぽい方法は避けたい。そこで、ミツバチの羽音を嫌うゾウの性質を利用しようという訳です。その上で、採れる蜂蜜を売って儲けてしまおうという一石二鳥を考えたのは、なんと日本人の青年、ケニアで会社設立の準備を進める米田耕太郎さん(27)です。以下、下のページの引用です。
<・・・ゾウと人間の対立をまず解決しようと決意した。2023年夏に日本でクラウドファンディングを実施。集まったおよそ200万円を元手に、9月から現地で養蜂箱を設置し始めた>
すごい行動力です!どんな人なんだろうと見てみると、なんだか普通の人っぽい。
<幼い頃から生き物が好きで、進学した信州大学では生物学を専攻していた米田さん。生物学を生かすことができる国際協力のあり方を模索する中で、野生動物や自然環境の保護と地域の発展の両立を地域の人々を巻き込みながら目指す「住民参加型保全」の考え方にひかれた。「これが僕のやりたいことだ」>
しかし、違いが出るのはここから。
<2018年秋から大学を1年間休学し、ケニアや南アフリカなどで野生生物の保全やコミュニティー開発に関するボランティアやインターンを重ねた。野生動物と人間の共生の実現に携わりたいという思いを強くした。
2020年春にも再びケニアを訪れ、オロイスクット保護区周辺で住民たちへのヒアリングを実施。帰国後に入学した京都大大学院ではアフリカ地域研究を専攻した。野生動物と地域住民の共生を仕事にしたいと、社会起業家を目指すようになった>
う~ん、やっぱり行動っすよ。人間が価値を生み出すのは。
長々と元記事の引用をしてしまったのは、この1人の日本人がケニア人を幸せにしているというニュースを知ってもらいたかったからです。
彼の行動は若さ故にできたことだとは言い切れません。志があれば誰でもできることなのかもしれません。
自分にできることをやってみる。
それが世の中を少しずつでも良くする方法なんだと改めて思いました。みなさんも、そして私もですが、ちょっと誰かのために何かやってみましょうかね。