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みんな特別ならそれが普通

VOA60: January 27, 2022

Transcription

Russian officials consider a U.S. written answer to Russian demands over Ukraine. U.S. diplomats said the document offers no compromise to Russia.

In Japan, Prime Minister Fumio Kishida confirms a South Korean military report that North Korea again launched two missiles. He called the North’s repeated launches "regrettable."

Reports say U.S. Supreme Court Justice Stephen Breyer plans to announce his retirement.

And in Brussels, a German survivor of the killing of Jews in Europe during World War II speaks to the EU parliament to mark International Holocaust Remembrance Day.

訳例

ロシア当局は、ウクライナをめぐるロシア側の要求に対するアメリカの回答を熟慮しています。米外交官は、この文書でロシアには一切妥協していないと述べました。

日本では、岸田文雄首相が、北朝鮮が再び2発のミサイルを発射したという韓国軍の報道を認めました。岸田文雄首相は、北朝鮮の度重なるミサイル発射に「遺憾の意」を表明しました。

スティーブン・ブレイヤー連邦最高裁判事は 引退を表明する予定だと報道されています。

そしてブリュッセルでは、第二次世界大戦中にヨーロッパで起こったユダヤ人殺害を生き抜いたドイツ人が、国際ホロコースト記念日にEU議会で演説を行いました。

勝手に探究

「アメリカの連邦最高裁判事が引退する」

これが今回、VOAの選ぶ世界の4大ニュースの1つなのでしょうか。

皆さんは日本の最高裁判事の顔と名前が一致しますか?失礼ながら私は国政選挙の立候補者を新聞で眺める際、知らないうちに最高裁判事のページになり、「国民審査ってなに?」くらいに思っている意識低い系です。

しかも、さっき見てたはずなのに投票所では誰が誰やら分からなくなるんです。とても日本の司法制度やら何やらを、ここで語ることなどできないでしょう。

しかし、それくらいの意識の人が多いように思われるのです。おそらく、日本人にとって、裁判官は憲法の番人であり、裁判官であれば誰でも法に従って同じ結論に至るとでも思っていて、誰が裁くかよりも憲法そのものに注意が向いているからだと思います。

だから、憲法の議論はそれこそ義務教育でもしますが、判例や解釈への疑問などはほとんど取り上げられず、判決に異論が出るような時でも、裁判長がやり玉にあがることなどまずありません。

きっと、日本人は裁判官を信頼しているんだと思います。裁判官が気分で判決を変えたり恣意的に判断するわけがないと思っているのです。そして、その信頼に日本の裁判官は概ね応えているのでしょう。

ということは、アメリカの最高裁判事が尊敬を集めるのは、時代劇に出てくる悪代官のような輩がそこここで判事をしているからでしょう。アメリカのテレビドラマで見る弁護士も、多少の脚色はあれど、どっちもどっち。共にろくなもんじゃございません。

厄介になりたくはありませんが、日本で裁判を受けるなら安心だと改めて感じました。

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