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「肘バンプ」の裏で

Transcription

U.S. Secretary of State Antony Blinken meets with Ukrainian President Volodymyr Zelenskiy in Kyiv in an effort to reduce border tensions with Russia.

Australia and New Zealand send navy ships with aid for Tonga after last week's volcanic burst.

In Japan, Prime Minister Fumio Kishida announces three-week restrictions for 13 areas to slow the spread of the Omicron version of COVID-19.

And in Indonesia, Aris Sumarsono receives a jail term of 15 years. Sumarsono has been linked to the 2002 Bali bombings that killed 202 people.

訳例

アントニー・ブリンケン米国務長官は、ロシアとの国境の緊張を緩和するため、キエフでウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談しました。

オーストラリアとニュージーランドは、先週の火山噴火をうけて、トンガを支援するために海軍の艦船を派遣しました。

日本では岸田文雄首相がオミクロン株の拡散を遅らせるため、13の地域で3週間の規制を発表しました。

そしてインドネシアでは、アリス・スマルソノに15年の禁固刑が言い渡されました。スマルソノは202人の死者を出した2002年のバリ島爆弾テロに関与しています。

勝手に探究

ウクライナを舞台とする米ロの対立。さすがにVOAはアメリカのメディアなので100%アメリカの立場です。今回の会談も、「西側諸国との緊張緩和を求めて」いるのに、その手段は「ロシアに圧力をかけるべく3日間の予定で訪欧している」わけです。

やはり、西側のリーダーはリーダー然としている必要があるのでしょう、報道にも力が入っています。ただ、そんな報道をいくら見ていても、どうしてそんな事態になっているのかは見えません。せいぜいアメリカの鼻息を感じるのみです。

そんなときは、反対側から見るべきでしょう。ということでロシアの情報と言えば、スプートニク。今回の報道はこんな感じです。

「(アメリカは)ウクライナ政府にミンスク合意を完全に遂行させよ」

やはり、先に動いたのはアメリカなのか。あるいはウクライナに両大国を利用して政変を起こしたい勢力がいるのか。

報道は多面的に見る必要があるということが分かるニュースでした。

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