![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90220469/rectangle_large_type_2_4f7ff8ef60172fb3495a4f49145adb5d.png?width=1200)
日本の力でウクライナの国民を暖めよう!
October 31, 2022
Transcription
In Ukraine, Russian missiles strike several energy centers around Kyiv, leaving many people in the capital without water.
In South Korea, President Yoon Suk Yeol mourns the deaths of 154 people crushed in a stampede at a Halloween street celebration on Saturday.
In India, rescue teams continue searching for people missing after a suspension bridge collapsed in Gujarat state Sunday, killing at least 132 people.
And in Brazil, election officials say former President Luiz Inacio Lula da Silva narrowly defeated President Jair Bolsonaro in a runoff presidential vote Sunday.
訳例
ウクライナでは、キエフ周辺の発電所数カ所がロシアのミサイルによる攻撃を受け、首都の多くの人々は水の供給が断たれています。
韓国では、尹淑烈(ユン・ソクヨル)大統領が、土曜日に行われたハロウィンのストリート・フェスティバルで発生した将棋倒しによる圧死で亡くなった154人を悼んでいます。
インドでは、日曜日にグジャラート州で吊り橋が崩壊し、少なくとも132人が死亡しました。救助隊が行方不明者の捜索を続けています。
ブラジルでは、ルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ前大統領が、日曜日の大統領選決選投票でジャイル・ボルソナロ大統領を僅差で破ったと選挙管理委員会が発表しました。
勝手に探究
「キエフ周辺の発電所へのミサイル攻撃でキエフが断水?」
発電所と水が結び付かなかったのですが、記事を見て納得。
水力発電所に攻撃したんですね。なるほど・・・って発電所と水道局って別物じゃないのかな。
調べてみましょう。
キエフは内陸部だから海はナシ。そもそも水力発電って川を利用してダムを造ります。キエフを流れるドニエプル川がそれに該当しますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1667282100951-KnbC8lGzQP.png)
ウクライナには6つのドニエプル川水系のダム(と貯水池)があり、国内10%の電力を担っています。貯水池は国民の水源です。なるほど、電気と水道という重要なライフラインをある意味1カ所で供給しています。
だから、(水力)発電所への攻撃で水が止まるわけですね。今度こそ本当に納得。
しかし、<50発以上のミサイルが発射され、ウクライナ軍が44発を撃ち落とした>とあっても、<エネルギー施設18カ所が被害を受けた>というから、18発は防げなかったと分かります。現時点でも、電気やガス、水道が思うように使えない状態で、どうやってこれからやってくる冬をやり過ごそうというのでしょう。
外交手段に戦争を選んだ政府は、この国民の窮状にどんな回答をするのでしょう。
成人男性を出国禁止にする政府ですから、「凍え死ぬより戦って死ね」って言うのかな。
さすがに可哀想なので、ロシアに一太刀浴びせつつこの問題を解決する方法を勝手に考えてみましょう!
まずは現在の状況の確認から。
ウクライナの主な武器はNATO諸国からの供与です。しかし、それでロシア本土への攻撃はしないことになっています。つまり、守るのみです。
ロシア軍は、ウクライナに向けたミサイル攻撃が可能です。しかも、ウクライナの防空システムでは、ロシアのミサイルの3分の2くらいしか防げないことが分かっています。
ロシアの攻撃により、ウクライナは電力と水道の安定供給ができません。まだ使えるガスですら無事に済むとは思えません。
う~ん、絶望的。ハリコフのオルガさん(上記リンクより)を始めとしたウクライナに住む人たちの日常を取り戻すことを第一に考えた場合の解答は・・・
真面目に考えて、最善はロシアサイドの条件をのんで停戦でしょう。これなら即時停戦、インフラ復興開始、ライフライン回復です。
ロシアの条件はおそらくこの3つ。ウクライナの非武装化と中立化と東部4州の主権放棄です。東部4州の話はNATO入りを諦めなかったために認めざるを得なくなった、ハッキリ言って失策ですが、今更仕方ありません。
※3月の段階では「東部2州」を主張していました。
東部4州を失うのは容認しがたいのは分かりますが、そこにこだわると被害は拡大する一方です。しかも、終わらない戦争は世界を変えています。ゼレンスキー政権を支持していたヨーロッパ諸国も、自分たちがインフレに苦しんでいるだけに、どこで掌を返すか分かったものではありません。
自分たちに正義がある内にロシアに譲歩して世界を味方に付ける。これはロシアにできる最大の攻撃です。
ヨーロッパ諸国も都合よくガスの輸入再開が出来る上、時間を掛けて代替案を練れます。結果的にロシアが悪いことにはなっているので、残しておきたい制裁は放っておけばいいし、自国の都合で解除する部分があってもいいでしょう。
ウクライナの中立化は、NATOに入らなければよしと思われるのでそれでクリア。EU入りはロシアも認めていますが、経済状況から今後10年経っても多分無理。結局、中立な感じにはなります。
問題は非武装化なんですが、隣国に好戦的な国があるのに武装解除は出来ません。しかし、停戦が実現し、NATOの兵器がなくなればウクライナにもう使える武器はありません。ここは一転、非武装の国家を目指し、憲法を改正しましょう!ウクライナ軍は解散!兵器は売却!よって兵役もナシ!
その上で、国連に平和を維持してもらいましょう。NATO加盟国に派兵してもらうのは難しいというなら、中国やモンゴル、中東といったロシアに近い国にも併せて依頼するのです。軽装備でいいので国連平和維持軍がそこにいるってだけでかなりの抑止力にはなります。
その上で、ウクライナに同情的な国家から積極的に投資を呼び込めばいつぞやの「日本」のような経済発展もなくはない、かな。
なんて書いてみたものの、これ、ムリでしょうね。
だって、ゴールがヨーロッパとロシアの共存、共栄ですもん。ちなみにロシアは(西側)世界の厳しい対応が続いても、圧倒的多数ではあるその他の国家との国際関係強化でダメージはナシです。特に中国、イラン、インド、あるいはトルコ(は一応西側だけど)辺りとの繋がりは相当強力で、これからエネルギーを必要とする国家との協力関係構築でむしろ伸びしろしか見えません。
え、なぜ共存共栄がダメかって?
そりゃぁ今回の英米の戦略は「ヨーロッパの弱体化」と「ロシア産資源の強奪」なんですもん。停戦させてくれないでしょうよ。
う~ん、ウクライナのオルガさん、今年の冬は冷えまっせ~。
あ、そうか、温暖化だ!エコとかやめてバンバンエネルギーを使って地球を温めては?
あ、そのエネルギーがないんだった・・・。
よし、ユニクロだ!暖かい化学繊維の服を日本から援助しよう!モンベルとか専門的に扱ってるのがあればそれもだ!おっと、ワークマンを忘れてはいけない!日本の力を結集し、ウクライナの国民を暖めようぜ!