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Thread対応、なのに3,000円弱のLEDテープを使ってみる【#SmartHomePicks】

NanoleafのLightstripのMatter非対応の旧モデルが、在庫処分でいつの間にか3,000円弱で販売されていました。半額以下です(!?)。

Matter非対応モデルですが、HomeKitをはじめ、Amazon AlexaやGoogle Home、SmartThingsにも対応しているため、Matterの有無による機能の差はほぼない、と言ってもいいでしょう。

これまで、Nanoleafの製品を使ったことがなかったので、絶好のチャンスと思い、試してみることにしました。


また、RGB+W+WWな点も購入のポイントです。
RGBの3色に加え、ホワイト、ウォームホワイト(=電球色)のLEDも搭載されており、一般的な昼光色なども綺麗に表現できます。

昼光色の設定にしてみた様子

間接照明として使うのであれば、テープライトを赤や緑に光らせることよりも、電球色などに光らせることの方が多いので、RGBなだけのSwitchBot製のテープライトを持っているなら、それから買い替える価値すらあります。その色の差は一目見ただけでわかります。

開封

パッケージには、ThreadとBluetoothのロゴが印刷されています。

値下げ前が8,000¥する製品なこともあってか、箱が二重構造の少し凝ったパッケージデザインです。

外側がテープライトイラストは切り取られており、内側の色が見える仕組み

箱を開けて一番に出てくるカードの裏側には、HomeKitのQRコードシールが貼ってあります。

そのほかの付属品は以下の通り。

  • テープ本体

  • コントローラー

他のテープライトと大きさはそれほど違わない
  • ACアダプター

  • ACアダプターの日本用コンセント部分

ACアダプターのコンセント部分は、カチッと回してはめ込みます。

ビックカメラ.comで購入した日本版正規品なので、もちろん技適もついています。

技適マークの左上に202138とあるが、2021年の38週目の製造?

コントローラーとテープライト本体を繋ぐコネクターが少々貧弱で、力加減を少し間違えたら断線しそうです。実際に、レビューにははがした拍子に断線してしまった報告もあります。

力強く引き抜いたら断線しそう

接続

ひとまず、HomeKitに接続してみました。
ホームアプリの右上、+マークボタンから、アクセサリーを追加していきます。

今回は、手動で選択してセットアップしました。

今回のLightstripは、HomeKitの適応型照明に対応しています。時間帯によってシームレスに自然な色にしてくれます。
色が変わるのが嫌で、適応型照明をメインの照明で使うのはなんとなく敬遠していたのですが、間接照明として使うのなら適応型照明で運用してもいいかもしれません。

設定ができたら、HomeKit上でアップデートのお知らせが表示されました。
アップデートの有無の確認はできますが、アップデートを実行するにはNanoleafのアプリが必要です。

Nanoleafのアプリをダウンロードしてみました。
アプリ上からもう一度ペアリングをする必要があるかと思いましたが、HomeKitの情報が引き継がれ、もういちど接続操作をする必要なくペアリングできました。シームレスな操作体験です。

最初、Nanoleafアプリの端末情報では、接続プロトコルが”Apple Home (Bluetooth)”と、Bluetooth経由でHomeKitへ接続されていたのですが、Threadネットワークの設定を済ませたら、しっかりとThread経由での接続になりました。

スマートホームデバイスをWi-Fi経由で接続すると、その分ネットワークの負荷が増えるので、ネットワーク環境に左右されないThread接続はかなり良いかもしれません。

(海外であれば、Thread対応のスマートデバイスがもっと多く販売されているのですが、早く日本でも出てほしい…のが正直なところ)

実際の使用感

実際に使用してみたところ、他のHomeKit対応デバイスと何も変わらない使用感で使用でき、遅延や接続不良も気になりません

また、ThreadにはZigbeeなどと同様に、Thread対応デバイス同士でメッシュネットワークを形成し、安定性の向上をはかる仕様があります。

しかし、Nanoleafアプリを見ると、”エンドデバイス(子デバイス)”として認識されているようで、Lightstripを経由したメッシュネットワークの構築はできない(=Lightstripが常にメッシュネットワークの末端となる)ようです。

実際に点灯してみた様子はこちら。

明るさを比較。撮影設定は全て同一

白系色のLEDが1エリアにつき2チップずつ実装されている恩恵か、Hueのライトと比較してもめちゃめちゃ明るく感じます

フリッカーが発生してしまっている

実際に間接照明として使うのであれば30%でも十分なくらいの明るさです。

RGB LEDに関しては、他のテープライトと比べて特別きれいと感じることはありませんが、ホワイトLEDのおかげでパステルカラーなどの再現率がかなり高く感じます。

RGBの各色を点灯してみた様子
パステルカラーの青を点灯してみた様子。色の再現度はかなり高い

Threadの注意点

Thread経由でHomeKitへ接続するには、HomePod miniなどのThread対応ボーダールーターが必要です

我が家のHomePod mini(ダクトレールから吊り下げて運用中)

Apple TV 4Kの第3世代を持っているので、これがThreadルーターとして動作するかと思いましたが、対応しているのはEthernetモデルのみで、Wi-FiモデルはThreadボーダールーターとして機能しないようです。盲点。
(Thread自体は、Apple TV 4K 第2世代から対応しています)

Apple公式より

まとめ

旧モデルの在庫処分で、3,000円弱で購入できたNanoleafのテープライトを紹介しました。

在庫が無くなり次第販売終了ですが、現時点のテープライトはこれがベストバイ。
ビックカメラやヨドバシカメラなどでもほぼ同価格で販売されているので、ポイントを余らせている場合の使い道にもGoodです。

廊下などに貼り付ければ、常夜灯代わりにになり、また人感センサーと組み合わせれば、通行時だけ点灯させることも可能です(わが家ではキッチンの照明を人感センサー式にしています)。

また、Nanoleafは国内では貴重なGU10や埋め込み型スポットライトのスマートLEDも販売しているので、これを機に試してみてもいいかもしれません。

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