【009 外国語を覚えるよりも大切なこと】

(2019年1月25日)

英語はクラスで万年ドベから二番目

be動詞がなんたるかを知ったのは高2

お袋が学校に呼び出された

このままじゃ落第だと担任の教師から

やべーなー、と思いながら部活の後に帰ったら食卓にお袋が座っている

「ここに座りなさい」

キタ・・・

ふと顔を上げると笑顔だ

あれ?どうした?


この後のセリフは今日のストーリーの後に

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今は文法はメチャメチャでもとりあえず英語とスペイン語で街の人とは話せるようになった

どうやって他言語を覚えたのか

それは、ストリートでナンパしまくる、だ

おねーちゃんじゃない。おじちゃんおばちゃんが大半だ。いや、おねーちゃんもだ。

今日は新プロジェクトを立ち上げるのに、フラメンコのギタリストとミーティング。家からバスで1時間ほど掛かるところに、娘の学校に願書を提出した後、先生Nachoが同じ方面だからと車で送ってくれた。なんでマラガ(スペインで最初に拠点とした南スペインはアンダルシアの街Malaga)にしたんだ?と切り出されて会話が始まる。あ!その言い回しはそう言うのね。すかさずコピー。この繰り返し。大事なのはリズムとメロディー。ノリだ。


「お前は文法あやしいのに何が言いたいか良く分かるな!」


これはN.Y.のBarでビジネスマンに20代のころ言われた俺的には褒め言葉。

バスで1時間のところ20分で着いた。待ち合わせのカフェで一杯やりながら待とうと席についてタバコを巻いていると、隣のおばちゃんから

「フィルターいる?」

いや、持ってる。でも、ご好意だから頂いとく。そしたら、自分が買ったタバコが強すぎて気に入らないらしい。持ってたタバコを少し分けた。欲しかったのね。

アルゼンチンから来たおばちゃんは、これまでの半生を語り始めた。約束した男性は、一度祖国に帰ってから戻ったら別に女が出来ていたらしい。今は私一人なのよ・・・と


でも、ワンチャンいるじゃない!


と言ったら喜んで彼とのストーリーを話してくれた。家がない人に寝床と食べ物をあげる施設がこの街にもある。そこに暫く居たらしい。なんとそこには犬専用の宿舎もあるようで、とても日本で8万を超える犬が殺されてることは言えなかったが、日本にはそんなシステムない!と伝えた。


ナンパされてナンパして

この繰り返し

おじちゃんとおばちゃんは昼間からビール片手にいつも陽気だ。南のマラガがどれぐらい訛ってるかも陽気に解説してくれる。このラテンの空気。そう言えば日本でもどこでもおじちゃんおばちゃんと話すのはオモロイ。さらに年配になると引き出しがハンパない。そして、ラテンはすかさず下ネタをブチ込んでくる。ここ大事。下ネタはユニバーサル


おばちゃんが飼ってる犬は街でいつも美女から抱っこさせてくれ、とせがまれるらしいので貸してくれと志願。この間は通りすがりの撮影中の映画に引き抜かれて出演したらしい。


facebookにアップするのよ!


と言われて撮った一枚。

久々に高校の時に呼び出されたお袋が英語の教師に言われたセリフを思い出した。

「あ、お母さんですね。ご心配なく。彼ならコミュニケーション力が高いので、そのうち私より英語話すようになりますよ。落第しない程度に点数付けときます。」


俺より点数が低くて万年チャンピオンだった同級生はこの間アメリカでMBAとって帰ってきた。


だいたいだいじょうぶ!

大事なのは母国語で何が言いたいか分かってることだ。あと下ネタ




※また他言語を覚えるコツなどはどこかでご紹介します。まずは、ご自身の言いたい事がないと始まらない。

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