音源制作記 1 「トンビ」
というわけで、長年の宿題みたいになっていた音源を今年こそはリリースしたいと思っていて、
そのモチベーションを維持するために、日々どんな作業をしたか等をここに記してゆこうと思っています。
最初だし、思うところも多いので
もっと総論っていうのか、抱負だったり経緯だったりを書いた方がいいかなと思ったけれど、なんかそれだと筆が重いので早速今日の事を書きたいかな。
今日は昼に起きて、仕事にゆくまでの数時間を何をして過ごそうか迷った、
なんとなくの癖でゲーム実況を再生してみるが、それだけでは何かなぁーと思いギターを手にする。
特に弾きたいものが思いつかない、音源に入れるつもりの曲をチョロチョロ弾いてみるけれど、気持ちが乗ってこない。
ふと思いついて去年作った「トンビ」という曲を弾いてみる。
この曲は最初モロッコの弦楽器ギンブリに似せて作った自作楽器用の曲として作った。
その後、気が変わってレギュラーチューニングのギターで弾くようになった
リズムも4拍子から6/8拍子に変わったりした。
ライブなんかでも何回かやって、サナちゃんという4歳の娘に気に入って貰えたりした。
でも飽きちゃってた。
今朝はオープンGのチューニングで弾いてみた、それは沖縄の安里屋ユンタを
モロッコ風にアレンジした時に、オープンGが中々具合が宜しかったからで、
ちょっとその感じでトンビを弾いてみたかったからだ。
安里屋ユンタの時はギンブリと同じようにギターのボディを指で叩きながら弾いていたが、それだと弾くのが難しいので、今朝はもっと普通に指でピッキングするようにしてみた。
とくに何にも考えていなかったけれど、指は勝手に安里屋ユンタの時の様な4拍子ではなく6/8拍子を選んだ、
そのせいかギターのフレーズはモロッコ風とアイリッシュ風の折衷のような感じになった。
例えばBert janschみたいな、
ブリティッシュトラッドみたいな、そんな感じに近いけれど
もっとコンスタントにベース音が鳴り続けるところや、
使う音階が少ないところ、
メロディに対してギターのリズムがトラッドよりは独立しているところなんかがモロッコ的な感じがする。
うん、これは何か新しいぞ。
希望が持てた気がする。
今回の音源にトンビは入れようと思っていなかったが、俄然入れたくなってきたよ。
問題はこの曲の歌詞だ
元々この曲の歌詞は少数民族の歌というか、少数民族の詩とか説話を意識して書いた。
トンビの視線で見た世界を描いたつもりだった。
でも、正直なところ
それでは物足りない気持ちがある、なんかつまんないなぁと思っていた。
この前、友達のどばちゃんに
もっとたけしの生活感がこもった歌が聞きたいみたいな事を言われた事も気になっていなくもないし、
なんていうんだろね?
トンビの目から見た世界というだけではそれは綺麗事に過ぎるのかもしれないし、、、
ウ~ン、でもつまらなく感じるのは
綺麗事だからというよりも、
トンビの目から見た世界、少数民族の説話の様な世界って云うのは、
それだけではモノトーンの世界だからかもしれない。
違うレイヤー、別の視点と交差させるような歌詞が書けたら
もっと気に入るかもしれない。
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