背筋を揺さぶる新シリーズ――伊計翼『怪談社書記録 闇語り』5/28発売!
怪談社の実話怪談、背筋を揺さぶる新シリーズ!
メディアでも活躍中、全国を跋扈して怪異体験談を蒐集する怪談社。闇の奥底より溢れ出す怪異の語り部による新シリーズいよいよ始動!
あらすじ
「いるはずない」
会社の倉庫で機材の確認をしていると、窓際に積まれている段ボールの裏あたりから大きなため息が聞こえてくる。逃げるようにオフィスへ戻り報告すると、部長は――。
「いらない」
とある深夜、静寂を破るように、突然に家の電話がけたたましく鳴り響く。慌てて出た受話器から聞こえてきたのは、ぼせきいりますか―という謎の質問。
「命がない」
曾祖母が持っていた手紙が怖かったので、一度みにきてください――そう依頼された怪談社の人間が現地へ取材に赴いた。その手紙に綴られた凄惨でおぞましい内容とは…。
「悪さはしない」
その女の子は、近所の女性にとても気に入られて人形をもらった。だが、その女性が病気で亡くなると、形見となった人形が不気味に動きだし――。戦慄の人形奇譚連作!
「言葉じゃない」
ある日、家を出ていったきり神隠しのように忽然と消えてしまった最愛の弟。調べていくうちに地元に伝わる恐ろしい怪異の存在が明らかに!
「愛を知らない」
「コイツさ、ゆうれいが視えるんだぜ」
血だらけになった彼がひとりの少女を連れてきた――。
怪異に彩られた男ふたりと少女ひとりの奇妙な同居生活を描いた哀切の怪奇譚。
など、71篇を収録!
著者紹介
伊計翼 Tasuku Ikei
怪談イベント団体「怪談社」の書記として怪談師が取材する怪談を記録している。著書に『怪談社』十干シリーズ、『怪談社書記録 赤ちゃんはどこからくるの?』『怪談与太話』『魔刻百物語』『あやかし百物語』『恐國百物語』『怪談社RECORD 黄之章』『怪談師の証 呪印』ほか多数。