元火葬場職員が綴る真実…9/5発売『火葬場奇談 1万人の遺体を見送った男が語る焼き場の裏側』まえがきを特別公開&トーク・サイン会のご案内ッ!!
死と向き合い続けてきた一級火葬技士の
壮絶な体験談とあなたへのメッセージ!
あらすじ・内容
火葬場――あなたも死後必ず連れていかれる場所。しかし、その実態は謎に包まれている。
そこで、元火葬場・葬儀屋職員の下駄華緒を水先案内人に、火葬場の隠された真実を明かし、普段見ることのできない火葬場の裏側やダークサイドを白日のもとにさらしていく…
蓋が幾重にも目張りされている棺
轢き逃げしたのち無届で火葬…最悪の隠蔽事件
転売されている遺体についた指輪
職員が失明する可能性も。危険すぎる遺体
死んだらモノになる…その言葉に隠された真実――など40話収録
▼各ネット書店へのご予約はコチラ▼
公式商品ページ
まえがき
火葬場と聞くと、たいていの人はなんとなくおどろおどろしいというか、ちょっぴり怖そうなイメージを持つかもしれません。
漠然と「遺体を火葬する施設」というイメージはあると思いますが、では実際にどのように火葬をおこなっているのか、どのような人たちが火葬業務に従事しているのか、少しだけ中を覗こうとしても、さっぱりわからないと思います。
この「わからない」というのが重要です。
ところで、お化け屋敷はなぜ怖いのでしょう?
オバケはなぜ怖いのでしょう?
それは何が起きるか「わからない」、という要因が非常に大きく作用しているからです。
話を火葬場に戻すと、火葬場もまた多くの方々にとっては「わからない」場所であることがほとんどです。また、火葬場はご遺体を焼くところなのであまり知りたくないということもあるのかもしれません。それゆえに、なんとなく怖いイメージがあったり、不穏な雰囲気を感じたりすることが多いのです。
よく考えてみると、火葬場というのは果たして本当に特筆して怖い場所なのでしょうか?
友人、親、自分自身も、最後はほとんど皆そこで火葬されます。
火葬場というのは、人間が人間という形でいられる最後の場所でもあります。
せっかくなら清らかな場所で最期を迎えたいとは思いませんか?
この本を読むと、今までモヤのかかっていた火葬場の「わからない」部分がスーッと消えていくでしょう。また、火葬場の見方も変わっていくと思います。
そして、火葬場で働く人がいかに普通の人たちで、ただ真面目に仕事をしているだけであるかということも見えてきます。
今までは「わからない場所」へ故人を送っていたことでしょう。最終的には自分自身もそこに行くことになります。
しかし、これからはもっと開かれた明瞭な場所へと変化して、なんの疑問もなく送り出すことができるようになると思います。
火葬場のことをすべての人へ聞かせるつもりはありません。
なぜかというと、聞きたくない方も当然おられるからです。
なので、ぼく個人のYouTube 番組「火葬場奇談」の中でも、YouTuber が必ずと言っていいほど最後に言う「チャンネル登録よろしくお願いします」というセリフは、いまだかつて一度も言っておりません。
半ば強制的に人に聞かせるような話ではなく、見たい人が見て知りたい人が知るための番組だと思うからです。
ただ、この本を手に取ったあなたは、おそらく火葬場のことを知ってみたいはず。
そんなあなたにピッタリのお話をこれからさせていただきます。
◎著者紹介
下駄華緒 (げた・はなお)
元火葬場・葬儀屋職員。火葬技術管理士一級。
プロミュージシャンでありながら怪談最恐戦2019で優勝し〈怪談最恐位〉の称号を獲得。現在は怪談や火葬場の体験談を語るトークイベントを開催するほか自身のYouTubeチャンネル「火葬場奇談」、田中俊行と共同の「不思議大百科」を配信中。
著者に『怪談忌中録 煙仏』、コミック原作『最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常』(画:蓮古田二郎)、共著に「怪談最恐戦」シリーズ、『黄泉つなぎ百物語』など。
サイン会開催決定!!
『火葬場奇談 1万人の遺体を見送った男が語る焼き場の裏側』の刊行を記念して、下駄華緒さんによるトーク&サイン会を開催!
YouTube「不思議大百科」の相方・田中俊行さんをゲストに迎え、
火葬場やそれ以外のことについても自由に語っていただきます。
【開催期間/日時】
2022年9月23日(金・祝)12:45開場 13:00開始
【開催場所】
芳林堂書店高田馬場店 8Fイベントスペース
▼ご予約&詳細についてはコチラ▼
無料で読める!連載「下駄華緒の弔い人奇譚」
過去、当アカウントにて火葬場連載をおこないました。
全34回ぶん、こちらから無料でお読みいただけます
▼バナーをタップ▼