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持ち主の念が宿る「着るもの」に纏わる最恐の怪異譚52話『着ル怪談』豪華22人アンソロジー内容紹介!
気鋭の22人が綴る「着る」に纏わる怪異譚全52話!
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あらすじ・内容
着物、洋服、帽子、靴、眼鏡…身に着けるものには持ち主の業と情念がいつまでも蠢いている。
●真夏の肝試し、Tシャツ姿で参加していたはずの友人が最後に着ていたのは…「赤いセーター」郷内心瞳
●会社のロッカーの中の制服が、一瞬喪服に見えた朝。その予兆とは…「そこにあった黒」松本エムザ
●女子高生の夢に現れる中年男が渡してくる白い布とは…「彼シャツ」つくね乱蔵
●レース編みで人形の服をつくる女性。知人から譲り受けたレース糸を使い始めてから始まる異変……「糸」ねこや堂
●タクシーに乗ってきたのは、トレンチコートに中折れ帽を被った男。目的地近くで後部座席を振り返った運転手が見たモノとは……「帽子とトレンチコートとあいつ」蛙坂須美
●スキー旅行で泊まった民宿にあった開かずの間。その部屋にぽつんと残されていた金縁の眼鏡をいたずらでかけてみると、友人たちは悲鳴を……「眼鏡の件」ホームタウン
●山間のバイパスを走行中、路肩に佇立していたトルソーらしきものが着ていた継ぎ接ぎの服。写真を撮ろうと近寄ると……「インスパイア」三雲央
●フリーマーケットに並んでいた可愛らしいベビー用品の数々。だが、一緒に置かれていた不穏なものとは……「フリーマーケット」おてもと真悟
●社長が仕入れてきた中古の毛皮のコート。なぜかくるみボタンの一つが潰れている。だが、コートを着ると脇腹に激痛が走って……「潰される」橘百花
●残留物ありで購入した中古住宅の箪笥から出てきた桐箱の中にあったのは腹巻と変色した手ぬぐい。その夜、恐ろしいことが……「銃後の残滓」渡部正和
●男性が擦り切れるまで使うと決めている手編みのマフラー。それに纏わる母の想い出と、不可思議な怪現象とは……「糸の意図」服部義史
●夜道で遭遇したコート姿の変質者、あるスケ番の不思議な体験…「脱グ怪談」加藤一
●義母からの着物を手放す度に嫁の運気が上がっていった理由は…「頑張り屋のトモちゃん」夜行列車
●自分の本当の母は戸籍上の母ではないと言う女性。本当の母の名前は七五三の着物を見た瞬間に、頭に浮かんできたというのだが……「束ね熨斗」しのはら史絵
●亡くなった友人の遺品整理で貰ってきたワイシャツ。だが、そのシャツを着ると上司に叱責される悪夢を見て……「遺品のシャツ」渡井亘
●「パパ、今日は派手だね」赤い鳥の形が付いているという息子。地味なクリーム色のポロシャツなのだが息子には何が見えて……?「Tシャツに纏わるいくつかの話」高田公太
●母が近所から譲り受けてきた詰め襟の制服。中古にしては綺麗でいいのだが、衣紋掛けに吊るしておくと、夜に部屋の中を歩き回る怪異が……「制服」神沼三平太
●服を身に着けることは福を身に着けることという文句で服飾品を売る新宗教。だが、信仰心が冷めた途端、教団の服を着ると体に不調が……「遺装ー奇譚ルポルタージュ」久田樹生
●自分とそっくりな女が着ていたのは見覚えのあるワンピースで…「ドッペルゲンガー」木根緋郷
●久しぶりに再会した途端、お金を貸してほしいと言ってきた弟。話しているうちに上下グレーのジャージが足元から黒く染まり出して……「ウエットスーツ」内藤駆
●オフロードバイクでダムの周回路を走っている最中、水たまりの底に沈んでいた凝った刺繍のハンカチを見つけた男。男はその夜、奇妙な夢を見る……「スワトウの刺繍」雨宮淳司
●置屋の鬼門に設けられた部屋でかつて首を吊った芸者がいるという噂。青い着物を着たその霊が見えると言い出した新入りの芸者は…「青い着物」川奈まり子
ほか、気鋭の22人が綴る「着る」に纏わる怪異譚全52話!
著者紹介
蛙坂須美(あさか・すみ)
東京都出身・在住。二〇二二年、共著『瞬殺怪談 鬼幽』でデビュー。著書に『怪談六道 ねむり地獄』、共著『実話奇彩 怪談散華』『実話怪談 虚ろ坂』
『怪談番外地 蠱毒の坩堝』ほか、文芸誌に短篇小説や書評、エッセイを寄稿するなど、ジャンル横断的な活動をしている。
雨宮淳司(あめみや・じゅんじ)
福岡県北九州市出身。精神科看護師として医療に従事しながら怪談を蒐集。二〇〇六年『「超」怖い話 超‐1怪コレクション』に「直腸内異物」が掲載される。以後、単著・アンソロジー等で怪談を発表。最近作単著は『怪談群書 墜落人形』。共著は『予言怪談』『病院の怖い話』など。
おてもと真悟(おてもと・しんご)
福島県出身、東京都在住の怪談語り。怪談ライブの主催をはじめ、テレビ番組、ウェブメディアに出演。FMラジオの怪談番組パーソナリティも務める。怪談作家・夕暮怪雨とユニット「テラーサマナーズ」としても活動。
加藤 一(かとう・はじめ)
一九九一年刊行の『「超」怖い話』(勁文社版シリーズ第一巻)に最古参共著者として参加し、怪談著者デビュー。以後の三十四年を怪談とともに歩む。『「超」怖い話』四代目編著者、監修者。著、共著、編・監修した怪談本は二百冊を超えた後、数えていない。最新刊は『遺言怪談 形見分け』。
神沼三平太(かみぬま・さんぺいた)
神奈川県相模原市在住。大学や専門学校等で教鞭を執る傍ら怪異体験談の蒐集執筆を行う。竹書房怪談文庫で二千三百話を超える実話怪談を発表。無慈悲系厭怪談の作品群を収録する単著群(最新刊は『怪奇異聞帖 地獄ねぐら』)以外に『恐怖箱 百物語シリーズ』のメイン執筆を担当中。
川奈まり子(かわな・まりこ)
八王子出身。怪異の体験者と土地を取材、これまでに六千件以上の怪異体験談を蒐集。怪談の語り部としてイベントや動画などでも活躍中。主な著作に「一〇八怪談」「実話奇譚」「八王子怪談」各シリーズの他、『禍いの因果 現代奇譚集』『怪談屋怪談』『眠れなくなる怪談沼 実話四谷怪談』など。
木根緋郷(きね・ひさと)
北海道生まれ岐阜育ち。関東在住。Youtube「怪談の根っ子」。イベント、怪談番組で怪談師として出演。YouTube「オカルトエンタメ大学」では、蒐集力を活かし、二代目怪談蒐集力王者となった。近著に「京浜東北線怪談」「北の怪談」がある。
郷内心瞳(ごうない・しんどう)
宮城県出身・在住。郷里の先達に師事し、二〇〇二年に拝み屋を開業。憑き物落としや魔祓いを主軸に、各種加持祈祷、悩み相談などを手掛けている。二〇一四年『拝み屋郷内 怪談始末』で単著デビュー。主な著作に『拝み屋備忘録』『拝み屋怪談』『拝み屋異聞』各シリーズなど。
しのはら史絵(しのはら・しえ)
東京都出身。映像、ラジオドラマのプロット・シナリオ、小説を手掛ける傍ら怪談蒐集をしている。怪異座談会や怪談イベントも主催。単著として『弔い怪談 葬歌』『弔い怪談 呪言歌』、アンソロジーとして『お道具怪談』『呪物怪談』『恐怖箱 呪霊不動産』『実話怪談 牛首村』等を上梓。
高田公太(たかだ・こうた)
青森県弘前在住の怪談作家。『絶怪』を始め、既刊に『青森怪談 弘前乃怪』『怪談 恐山』『恐怖箱 青森乃怪』『怪の細道 東北巡礼』『青森の怖い話』他多数。
橘 百花(たちばな・ひゃっか)
栃木県出身。仕事の合間の遠出が趣味。主な著作に『恐怖箱 死縁怪談』、テーマ怪談アンソロジー「恐怖箱」シリーズ、『栃木怪談』では、生まれ育った栃木県南部を積極的に取材。他には児童書『怪異伝説ダレカラキイタ?』などがある。
つくね乱蔵(つくね・らんぞう)
一九五九年福井県生まれ、現在は滋賀県在住。実話怪談大会「超‐1/二〇〇七年度大会」でデビュー。二〇一二年の初単著『厭怪』で厭という概念を産みだした。以降、厭系怪談の開祖として数々の単著や共著を発表。読む者に絶望的な喪失感を与える怪談は、他の追随を許さない。
内藤 駆(ないとう・かける)
東京都出身。専門学校時代、集めた怪談を持て余しているところを加藤一氏に拾われ、共著『現代怪談 地獄めぐり』にて二〇一八年にデビュー。現在は一般社会人をしながら、東京を中心に怪談を蒐集している。単著に恐怖箱シリーズ『夜泣怪談』『夜行怪談』、『異形連夜 禍つ神』など。
ねこや堂(ねこやどう)
九州在住。実話怪談著者発掘企画「超‐1」を経て竹書房恐怖箱シリーズ参戦。現在、お猫様の下僕をしつつ細々と怪談蒐集中。主な著作「実話怪談封印匣」、主な共著は恐怖箱百物語シリーズ、現代実話異録シリーズ、『追悼奇譚 禊萩』『聞コエル怪談』『お道具怪談』等多数。
服部義史(はっとり・よしふみ)
北海道出身、恵庭市在住。体験談の空気感を重要視する為、現地取材数はこれまでに九千件を超える。著書に『実話奇聞 怪談骸ヶ辻』『実話怪奇録 北の闇から』『蝦夷忌譚 北怪導』『恐怖実話 北怪道』、その他共著に「恐怖箱」テーマアンソロジーシリーズなど。
久田樹生(ひさだ・たつき)
一九七二年生まれ。小説、実録怪異譚、ルポルタージュ他を執筆している。近著に『忌怪島〈小説版〉』『牛首村〈小説版〉』『熊本怪談』『仙台怪談』『宮崎怪談』(全て竹書房刊)などがある。
ホームタウン
怪談カルチャーのニュースサイト『怪談ガタリー』編集長。実話怪談にのめり込み二〇一九年より本格的に怪談蒐集を開始。現在『杜下怪談会』『恐点』などの怪談イベント主催や出演など精力的に活動中。共著参加作品に『呪録怪の産声』『予言怪談』など。
松本エムザ(まつもと・えむざ)
竹書房怪談マンスリーコンテスト受賞を機に、二〇一九年『誘ゐ怪談』を上梓。主な著作に単著『貰い火怪談』『狐火怪談』、共著『栃木怪談』『伝承異聞 呪林』他。出演DVDに『怪奇蒐集者』『真夜中の怪談』等。「綴り」と「語り」で怪談の魅力を鋭意発信中。栃木県在住。
三雲 央(みくも・ひろし)
実話怪談大会『超‐1』参加をきっかけに怪談の執筆を開始。主な著作に『心霊目撃談 現』。その他『恐怖箱』シリーズなど。
夜行列車(やこうれっしゃ)
東京都出身。ピッコマ・くらげバンチにて『首くくりの町』『山に入れなくなった話』電子漫画連載中。国内では書籍ゼロながら海外では四カ国で発売中。実話怪談の主な参加書著に『伝承異聞 呪林』『呪物怪談』がある。竹書房ホラーちゃんねるにて著者インタビュー動画なども制作。
渡部正和(わたなべ・まさかず)
山形県出身・千葉県在住、O型。二〇一〇年より冬の「超」怖い話執筆メンバーになる。二〇一三年、『「超」怖い話 鬼市』にて単著デビュー。主な著書に『「超」怖い話 鬼窟』『「超」怖い話 隠鬼』『鬼訊怪談』、その他『恐怖箱』レーベルのアンソロジーでも活躍中。
渡井 亘(わたらい・こう)
漫画家・イラストレーター・小説家・シナリオライター。小説家デビュー後「恋愛感情のまるでない幼馴染漫画」で漫画家デビュー。以降は漫画中心だが、著作で小説と挿絵を担当するなど活動形態は独特。怪談の参加共著に「病院の怖い話」がある。
好評既刊(テーマアンソロジー)
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