② REVIVE

Ｔ：じゃ、次は２曲目のREVIVE。これは仮タイトルが「ほんまに最後の」。タイトル通りこの曲で曲作りは最後にしましょうよって感じで(笑)

Ｓ：そうですね、うん。

Ｔ：アルバムの収録予定曲が揃った段階で「これ、イヤ」って思う曲が１曲でてきたから、新たに書いた曲なんやけど…。

Ｎ：その時ちょうど僕とSHALねーさんがＭＶの候補曲でもめてた頃で…。

Ｓ：そうですね(笑) かなりもめてましたね。

Ｎ：この曲が出来たことで…。

Ｓ：意見が一致したね。

Ｎ：そんな最後の曲が我々の代表曲というか…。これ、リード・トラック扱いなんですかね？

Ｔ：作曲者の立場で言うと、この曲がいちばん自分らしいかなって気はする。さっきのSHIVERのような曲は「今からメタルを書くぞ」って意気込まないと書けへんけど、このタイプの曲は元々自分の引き出しの中にあるというか、素直に書ける曲ではあるかな？

Ｎ：アルバム中ではいちばんシンプルな曲かな？

Ｔ：うん、いちばんシンプル。この曲をＭＶで聴いてからアルバムを聴いた人達の多くは「凝った展開やアレンジがいっぱいあるなぁ」って思ってくれたんちゃうかな？

Ｎ：そういう意味ではアルバムを代表してるかどうかわからない…(笑)

一同：(笑)

Ｔ：代表してるかどうかはわからんけど、一般的に言うところのシングル的な曲ではある。シンプルであり、わかりやすいサビがあり…。でもシングル扱いなのに頭がベースソロというのは…、これ、如何なものかと(笑)

Ｎ：そもそもアルバム曲だと聞いていたし「ベースソロ入れたらどう？」って話を受けて…。

Ｔ：技量があっても見せ場がなかったら、技量も伝わりにくいやろうってことで、いかにもなベースソロを入れようって話になって…。

Ｎ：どうせ弾くなら我々が好きなMarcel Jacob (スウェーデン人ベーシスト) を意識したような派手なソロを弾こうやないか！ということで、何度も兄からダメ出しを受けながら完成させたのがあのソロですね。あとSHALねーさんのボーカルが活きたという意味ではこの曲は彼女に合ってるんじゃないかと。

Ｔ：基本的にうちらはデモの段階では歌メロの部分はギターで弾いてるんやけど、メロディーがギターから彼女の歌声に変わったときに曲が一気にレベルアップした感じはあったかな。

Ｎ：仮歌が入ってから「これ、ヤバいから聴け」と兄からデータが送られてきて、聴いてみたら「ヤバい」と仕事の昼休み中に思ったワタシです(笑)

Ｓ：私はその時点では聴かされてなかったんですけど、それなら良かったです。カッコいいですよね、この曲は。本当に思います。大好きです。

Ｔ：個人的には歌詞のハマりもいいんちゃうかな、と。

Ｎ：あぁ、確かに。

Ｔ：Tonightとか(笑)

Ｎ：Surviveとか(笑)

Ｓ：(笑)　最初、TakeshiさんにGo Awayとか入れたらいいんじゃない？って言われたよね？(笑)

Ｔ：覚えてない。

Ｓ：(笑)　でもね、初め聴いたときに１発目でTonightって出てきたんで…。Takeshiさんの曲って全部そうなんですけど、初めて聴いたときに単語がパッパッと入るので、歌詞はSHIVER以外はスラスラ書けました。これは特に早く書けましたね。

Ｔ：因みに歌詞の内容は？

Ｓ：これは実を言うとTakeshiさんの心を歌ったものなんですよ。前のバンドの事とか色々あったのを聞いてて、自分は本当はこうありたいのに、それが出来ない状態のもどかさや悔しい気持ちを私は歌いました。

Ｎ：なるほど。

Ｓ：どうでしょうか？

Ｔ：うん、いいんちゃう？(笑)

Ｓ：ありがとうございます(笑)

Ｎ：そんなREVIVEでした。