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⑥ BRAVE MY HEART

T:次は6曲目のBRAVE MY HEART。この曲は仮タイトルが「甲子園」でした。

S:(笑)

T:甲子園って野球の甲子園な。

N:そのこころは?(笑)

T:この曲のAメロ (0分24秒~) のメロディーを思い浮かべてもらって、それを吹奏楽というかブラスバンドが演奏しているのを想像してください。これって高校野球の応援に来ているブラスバンドが演奏してそうなメロディーじゃないかなぁ…と。

N:確かにわかるかも(笑) その後に「かっ飛ばせー」ってくるような(笑)

T:タータタター♪~…(Aメロを口ずさむ) …ときて、その後に「かっ飛ばせー」って…。わかるやろ?

N:うん、きそう。わかる、わかる。

S:全然わかんない(笑)

一同:(笑)

S:でも甲子園って聞いたら、歌詞を書くときに甲子園ばかりが頭に残って、初め書いた歌詞に「この熱い闘魂」みたいなのを入れちゃってたんです(笑) ちょっとマズいだろうなって思って、甲子園が頭に思い浮かばないように切り替えるのが大変でした(笑)

N:そんな仮タイトルやけども、最初しっとりと始まって、だんだん激しくなって、最終的にはツーバスがドコドコするようなドラマティックなアレンジと言えるのかな、と。

S:うんうん。

T:アルバムの流れがBLUE MOONとRELUMEでちょっとしっとりとしたところで、盛り返すというか、少し激しめな曲を入れたいなって思って書いた曲です。因みにREVIVEが「ほんまに最後の」って仮タイトルやったけど、これはその後に書いてしまった曲…(笑)

一同:(笑)

S:本当に本当に最後だよね、これがね。

T:REVIVEを書いた後、またもう1曲イヤになって新たに書いたのがこの曲なんやけど、個人的にはかなりお気に入りかな。

N:僕も他の曲にはないドッシリとした感じとか気に入ってますけどね。

T:REVIVEが自分の中では素直に出てくるタイプの曲って言ったけど、この曲もどちらかというと…そういうタイプの曲かな。

N:REVIVEもこの曲もそうやけど、よりSHALねーさんの声に合う形になってるから、彼女の声にインスパイアされて生まれた部分はあるのかもしれないですね。

T:そうなのかなぁ…。

N:ベースは曲調に合わせて、よりドッシリとした音色、フレーズを心掛けたかな。

T:最後のベースソロ (4分25秒~) も聴きどころかもねぇ。

S:そうですね。

N:レコーディングがあまりにハードで「これ以上ベースを弾かせないでくれ」とお願いしてたのにもかかわらず、最後にまた弾けって言われて…。

T:最後のベースソロのパートはフェードアウトしていく予定やったけど、送られてきたベースソロが結構カッコ良くて、最後まで聴いてもらったほうがいいかなって。それでああいうアレンジになりました。

S:間違いないですね。

N:頑張った甲斐がありましたね(笑)

T:このベースソロもMarcel Jacobっぽい(笑)

N:このベースソロの冒頭のフレーズってどこかで聴いたことがあるような気がしてて、何かをパクってしまったんじゃないかと今もヒヤヒヤしてるんですけど、思い当たる曲があれば是非ご連絡ください(笑)

T:え?全然思い付かへん。

N:速弾きの部分とかはMarcel Jacobを意識した。

T:やっぱり(笑)

N:速い中でもリズムに対してタイト、というところでそれっぽさを出した。ギターソロは?

T:他の曲に比べるとちょっと変わったスタイルで弾いてるかな?特にバッキングのパートはちょっとTommy Denander (スウェーデン人ギタリスト) を意識した。

N:因みにこの曲の代わりにボツにされた曲はTommy Denanderを意識したような曲やったよな?

T:そう。その曲のギターソロの部分だけを拝借してBRAVE MY HEARTにくっつけたという(笑)

N:そのボツにされた曲もいつかお披露目されるといいですね。僕は結構好きでした。

S:私は大好きでした。

T:それをゴリ押しでボツにしてBRAVE MY HEARTが生まれたわけですが、この曲を好きって言ってくれてる人はわりと多い気がしてるんで…。

N:うんうん。

S:結構サビのところが印象に残りますからね。

N:最後のベースソロも飛ばさずに聴いてください(笑)

T:というわけでBRAVE MY HEARTでした。

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