❖ビエンチャンを見てんじゃん(113)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2024年5月8日)◆派手+華やかVS地味+深い味わい◆
【記事累積:2029本目、連続投稿:962日目】
<探究対象…ラオス、ビエンチャン、パトゥーサイ、観光と日常>
♪サバイディー(ສະບາຍດີ、こんにちは)
ビエンチャンには世界遺産はありません。しかし歴史的な建物が全然ないわけではありません。そしてビエンチャンの代表的な観光スポットとして挙げられるものの一つが、フランスの凱旋門を模したような作りのパトゥーサイです。
夜の散歩では、毎回パトゥーサイの敷地をグルっと回るようにしています。ビエンチャン中心部からも近くて、夜は噴水がライトアップされていたり、音楽が流れていたりして、敷地内の公園は観光客や地元の若者・家族連れで賑わいます。
ここではたいていの人が記念写真として、パトゥーサイを背景にポーズをとっています。タートルアン側に立つと、アーチの向こう側には大統領府まで煌びやかな外灯が並ぶ素敵な景色を写真に収めることができるので、その位置で記念撮影する人がとても多いです。
このようなパトゥーサイの典型的アングルは悪くはありませんが、パトゥーサイのアングルとして他にも趣があるものがあることを知っているでしょうか。パトゥーサイの両サイドには政府系の建物がたくさんあります。そのうち法務省は別の場所に移転したのか、一見すると廃墟のような状態になっています。
この法務省の建物の裏手にある横道を歩いているときに、パトゥーサイの方角を見てみると、法務省の敷地にある木々の間からパトゥーサイが見えるのです。この場所は現在使われていないため敷地内には明かりはなく、木々が黒々としていて、その間を縫うような形で、ライトアップされたパトゥーサイが見えるので、いつも見ている場所よりも一層輝いているように見えるのです。
こういった観光客ならば気づかないポイントを楽しめるのも、その国や地域に住んで日常生活を送っていればこそかなあと感じます。観光っぽい華やかで派手さのある楽しみ方はもちろん素敵ですが、脇道をウロウロすることで出会える気づけるローカルな楽しみ方は、地味ではあるものの味わい深さ満点で、そういうポイントを探すのが好きですね。
それでは今日はここまで。
♪ポップ・カン・マイ(ພົບກັນໃໜ່、また会いましょう)