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【『少々』見聞録】

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海外での様々な「気づき」をSDGsの視点と組み合わせ、「国際理解教育の教材」にしようと試行錯誤しながら紹介しています。『共存』という空間的・物質的な繋がりの「『ルーム』シェア」を…
スライド3枚で、様々な「気づき」について、SDGsを絡めながら考えられる教材になっています。
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#旅のフォトアルバム

【少々見聞録 ~46ペエジ目~】(2023年12月27 日)

【記事累積:1889本目、連続投稿:829日目】 <探究対象…シンガポール、宗教、12月24日の過ごし方> 今回のシンガポール滞在では、色々な観点でリサーチを重ねる活動を中心にしている。12月24日はクリスマスイブというキリスト教にとっては大切な日となるが、シンガポールは多くの宗教が共存・共生している国の一つなので、その他の宗教の施設などではこの日をどのように過ごしているか気になったのである。ということで今回は《シンガポールで共存・共生している様々な宗教の12月24日の過ご

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【少々見聞録 ~41ペエジ目~】(2022年10月24日)

ラオスでは、時折、道路に木の枝葉が置かれていることがある。 イタズラだとすれば迷惑な話であるが、これはラオスにおいてはとても大切なメッセージなのである。 このメッセージがあることによって、ラオスの町の安全や公正が補われていると考えることもできる。 ラオスの町の安全や公正については、徒歩での移動よりも、自転車で移動しているときに体感することができた。 私はバイクの免許も自動車の免許も持っていないので、もしバイクや自動車でラオスの町を移動できたとすれば、自転車の移動以上に、

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【少々見聞録 ~40ペエジ目~】(2022年10月19日)

15年ほど前に、修学旅行の引率で訪れたフランス。 この引率が、人生で初めての海外であり、その際に訪れた世界遺産は、小さい時から歴史の本で見て憧れていた場所であったため、そのときの感動や驚きは今でも大きなものとして、記憶に刻まれている。 この場所には歴史上の様々なエピソードが見え隠れしている。 建造物は単に衣食住の「住」に関わるものではなく、建造した主体の強いメッセージが込められている。 今回は《フランスの建造物から聞こえてくるメッセージ》に関わる見聞録である。 (26ペエ

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【少々見聞録~39ペエジ目~】(2022年6月2日)

私は散歩・散策が趣味なので、暇さえあれば(暇でなくとも)、色んな場所をウロウロすることがある。しかし、バンコクに住み始めてから、この散歩・散策をしているときに、日本での散歩・散策では意識することがなかった「不自然さや違和感」を覚えることが多い。バンコクと日本だけの比較では、どちらが自然なもので、どちらが不自然なものかは分からない。ただ、ラオスやシンガポールの散歩・散策の経験を含めて考えると、バンコクの方の「不自然さ・違和感」が上回るように思える。 それは地図によって街の構造

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【少々見聞録~38ペエジ目~】(2022年4月3日)

バンコク郊外の夜は、人々が集まり明かりが煌々と灯っていて賑わっている場所と、人の気配は少なく月明かりの存在も感じられる静かな場所とにはっきり分かれているように感じる。 夜散歩していて近くの川にかかっている橋の上からの雰囲気がとても幻想的であった。水面に映る月明かりと地上の人工物の影。川の両岸にある家々は明かりもまばらで、闇を構成する側に回っている。 そんな素敵な光景だが、日中になると印象が大きく変わる。幻想的とは程遠く、人間社会の現実の一側面がそこにはあって、バンコク郊外

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【少々見聞録~37ペエジ目~】

シンガポールで経験したお祭りの中でも特にインパクトがあったのが、ヒンドゥー教のお祭り「タイプ―サム」であった。とにかく痛そうである(実際、痛いに違いない)。現在のコロナ禍では、こういったイベントはどのように行われているのだろうか?コロナによって、最も大打撃を受けるパフォーマンスは一体何だろうか? (以下の文章は、2016年頃にシンガポールでタイプ―サムを見たときの投稿である) 先週の日曜はヒンドゥー教(主にタミル人)の祭典である「タイプーサム」がありました。ヒンドゥー暦(

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【少々見聞録~36ペエジ目~】

2018年6月12日は、シンガポールで歴史的な出来事が行われていた。 その出来事がシンガポールで開かれることが分かってから、中華系・マレー系・インド系など様々な新聞でも、英字新聞でも、この出来事の特集記事が連日掲載されていた。 この出来事に関わる人物たちが来星(シンガポールに来ること)してからは、彼らが宿泊するホテル周辺で交通規制がなされ、多くのマスコミ、厳重な警備など、普段のシンガポールとは違った異様な雰囲気があった。 前日の6月11日は祝日だったので、私もホテル周辺などを

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【少々見聞録~35ペエジ目~】

マレーシアはイスラーム国家なので、至るところにモスクがあるわけだが、首都クアラルンプールから少し離れた地方都市のラワンに鉄道で行ったときも、車窓から白いきれいなモスクが見えた。そこで駅を降りて、そのモスクに行こうと、駅前のタクシーに乗って、近くのモスクに行ってほしいと伝えた。だがタクシーの運転手からは「近くにモスクはない」という返答が。タクシーの運転手は英語がしっかりと通じるので、白いモスクで、鉄道から見えたことなど詳しく自分の持っている情報を伝えてみると、意外な答えが返って

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【少々見聞録~24ペエジ目~】

雄大な風景が広がるオーストラリア。 そのような雄大さは、そこで暮らす人々の身体にも精神にも影響を与えるのだろうか。 スーパーなどに行ってみると、農業や酪農との接し方への影響もあるように感じる。 接し方についての影響を具体的に感じる場面があった。修学旅行の際、生徒のファームステイ先を自動車に乗せられて回っているとき、車窓に広がる農地の様子はとても印象的であった。 今回は《オーストラリアの農業の実態》に関わる見聞録である。 #異文化理解  #SDGs  #オーストラリア  #陸

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【少々見聞録~23ペエジ目~】

ラオスでシークワード(第三弾)である。 文字列の中には「戦争」という共通テーマに関わる言葉がまだまだ隠されている。 ラオスは現在、戦時下ではないが、かつての影響が残っている。 そのような影響を取り除かなければ、「真の意味での平和」には近づかないだろう。 現在の国際社会が目指すのは、「国家間での大規模な戦闘状態を起こさない」という「国家の安全保障レベルでの満足」を超えた、「人間一人ひとりが安心・安全によって生活できるような社会である」という「人間の安全保障レベルでの満足」である

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【少々見聞録~22ペエジ目~】

シークワードの続きとして、ラオスの首都ビエンチャンにあるCOPEビジターセンターの展示や、同じくラオスの世界遺産の町ルアンパバーンにある関連施設の展示について考えたい。 シークワードの中の言葉は共通のテーマを持っている。 それは「ラオスの悲しい出来事」に関わっているが、 その共通点は過去の出来事ではなく、現在なおも暗い影を落としている。 なぜ現在にも影響を与えているのだろうか。 その影響を取り除くためにはどんな取り組みが必要なのだろうか。 今回は《ラオスに残る暗い影》に関わる

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【少々見聞録~19ペエジ目~】

東南アジア最後の秘境と呼ばれることもあるラオス。 その名の通り、近代化・グローバル化の勢いが及んでいない部分も多い。 それでも、隣国の中国の影響や、他の外国資本の影響が徐々に大きくなっており、のんびりとした街並みは変わりつつある。 しかし、その街並みでひときわ目を引くものがある。 それは「まちづくり」などの捉え方が関係していると言える。 今回は《ラオスのまちづくり》に関わる見聞録である。 #異文化理解 #SDGs #ラオス #電線 #エネルギーをみんなにそしてクリーンに #

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【少々見聞録~18ペエジ目~】

白身魚のフライとフライドポテト。 この油×油という、やみつきになりそうな悪魔のメニューが定番なのがイギリスである。 いわゆる「fish-and-chips(フィッシュ・アンド・チップス)」。 魚料理とジャガイモ料理の食文化は、「イギリスの地理と歴史」を同時に物語るものでもある。 そして、その食文化はイギリス本国に留まらず、歴史の導きによって他の国へ波及していった。 今回は《イギリスの食文化と歴史》に関わる見聞録である。 #異文化理解 #SDGs #イギリス #オーストラリア

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【少々見聞録~17ペエジ目~】

インドの町を歩いていると、車が全然進まないことがある。 事故や工事の渋滞だろうかと、前の方に向かうと、そこには「牛」がいた。2匹の牛が気持ちよさそうに道路で休憩している。 クラクションを鳴らしたりはしているが、それらを強引にどかそうとはしない。(多くの人の目もあるのでそのシーンを撮影はできなかった) 彼らが動く気になるのを、のんびり待っている。 インドでは「牛は神聖な生き物」である。とても大切に扱われている。 生き物を大切に扱うということは「生物多様性の観点」からも重要である

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