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【『少々』見聞録】

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海外での様々な「気づき」をSDGsの視点と組み合わせ、「国際理解教育の教材」にしようと試行錯誤しながら紹介しています。『共存』という空間的・物質的な繋がりの「『ルーム』シェア」を…
スライド3枚で、様々な「気づき」について、SDGsを絡めながら考えられる教材になっています。
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#住み続けられるまちづくりを

【少々見聞録 ~41ペエジ目~】(2022年10月24日)

ラオスでは、時折、道路に木の枝葉が置かれていることがある。 イタズラだとすれば迷惑な話であるが、これはラオスにおいてはとても大切なメッセージなのである。 このメッセージがあることによって、ラオスの町の安全や公正が補われていると考えることもできる。 ラオスの町の安全や公正については、徒歩での移動よりも、自転車で移動しているときに体感することができた。 私はバイクの免許も自動車の免許も持っていないので、もしバイクや自動車でラオスの町を移動できたとすれば、自転車の移動以上に、

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【少々見聞録~39ペエジ目~】(2022年6月2日)

私は散歩・散策が趣味なので、暇さえあれば(暇でなくとも)、色んな場所をウロウロすることがある。しかし、バンコクに住み始めてから、この散歩・散策をしているときに、日本での散歩・散策では意識することがなかった「不自然さや違和感」を覚えることが多い。バンコクと日本だけの比較では、どちらが自然なもので、どちらが不自然なものかは分からない。ただ、ラオスやシンガポールの散歩・散策の経験を含めて考えると、バンコクの方の「不自然さ・違和感」が上回るように思える。 それは地図によって街の構造

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【少々見聞録~38ペエジ目~】(2022年4月3日)

バンコク郊外の夜は、人々が集まり明かりが煌々と灯っていて賑わっている場所と、人の気配は少なく月明かりの存在も感じられる静かな場所とにはっきり分かれているように感じる。 夜散歩していて近くの川にかかっている橋の上からの雰囲気がとても幻想的であった。水面に映る月明かりと地上の人工物の影。川の両岸にある家々は明かりもまばらで、闇を構成する側に回っている。 そんな素敵な光景だが、日中になると印象が大きく変わる。幻想的とは程遠く、人間社会の現実の一側面がそこにはあって、バンコク郊外

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【少々見聞録~31ペエジ目~】

ラオスは外国資本の進出に助けられながら、経済成長をし始めている。中でも中国資本の進出は著しく、中国国境に近い地域の開発は活発で、そこがラオスとは思えない雰囲気らしい。 首都ビエンチャンにも多くの外国資本が進出しており、カフェはかなり増えているが、コンビニやスーパーも多くなってきている(どうやら2022年には日本のコンビニも初めてラオスに進出するようである)。 特にタイ資本や韓国資本のコンビニが増えているが、個人経営のコンビニも頑張っている。ただ、そんなコンビニの中には、雰囲気

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【少々見聞録~29ペエジ目~】

2019年は大型連休などを利用して、国際ボランティアキャンプに参加したり、日本に一時帰国したときにボランティアセミナーに参加したりと、経験値を一気にかせいだ一年であった。 2019年7月はボランティアNGO「NICE」とネパールのNGO「FFN(Friendship Foundation Nepal)」とが連携して展開するネパールの震災復興ボランティアプログラム「Walk with Nepal」に参加した。 ヒマラヤ山脈の山間部にある村にホームステイしながらボランティア活動を

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【少々見聞録~21ペエジ目~】

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【少々見聞録~19ペエジ目~】

東南アジア最後の秘境と呼ばれることもあるラオス。 その名の通り、近代化・グローバル化の勢いが及んでいない部分も多い。 それでも、隣国の中国の影響や、他の外国資本の影響が徐々に大きくなっており、のんびりとした街並みは変わりつつある。 しかし、その街並みでひときわ目を引くものがある。 それは「まちづくり」などの捉え方が関係していると言える。 今回は《ラオスのまちづくり》に関わる見聞録である。 #異文化理解 #SDGs #ラオス #電線 #エネルギーをみんなにそしてクリーンに #

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【少々見聞録~15ペエジ目~】

ラオスの首都ビエンチャンを自転車で走っていると、道端で謎の物体を目にすることが多い。 その物体は色からして、とても重々しいものに思える。 そして形は球体で、その中には何か得体の知れない生き物が潜んでいるのではと思ってしまう。 マンガのドラゴンボールでサイヤ人が乗ってくる宇宙船に見えなくもない。 ラオスは何かと謎に満ちており、2019年7月に世界遺産に登録された『ジャール平原巨大石壺群(Megalithic Jar Sites in Xiengkhuang-Plain of J

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【少々見聞録~11ペエジ目~】

シンガポールの高校に勤めていたとき、修学旅行で訪れたオーストラリアの西海岸。 雄大なオーストラリア特有というわけではないが、 そのゆったりとした雰囲気によく合っている「町づくり」を垣間見た。 その町づくりは、最低限のルールを決めておき、大部分は人と人との「信頼関係」で成り立っている。 ヨーロッパなどでは一般的なこの町づくりは、最近、日本でも普及し始めている。 今回は《オーストラリアの町づくり》に関わる見聞録である。 #異文化理解 #SDGs #オーストラリア #ラウンドアバ

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【少々見聞録~10ペエジ目~】

小さな脇道を散歩してみると、街づくりというものが国によって違っていることに気づく。また大通り周辺に比べ、脇道の方はかなり無秩序な作りで、ラオスの都市計画の実態を垣間見ることができる。その小さな脇道は注意して進まないと、どこに野良犬たちが潜んでいるか分からない。ラオスでは野良犬が至る所にいて、夜の散歩はかなり危険である。 自然豊かなラオスでは、野良犬に限らず、野良〇〇と考えられるたくさんの生き物が元気に暮らし、すくすくと成長している。虫たちもかなり大きいものがいるが、その他の生

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