2023年5月5日晴れ/ラ・フォル・ジュルネ2023
有楽町の東京国際フォーラムにて、ラ・フォル・ジュルネというイベントが毎年のように開催されていたのですが、コロナの影響で3年連続で中止となってしまってました。
一時は、このまま自然消滅してしまうのでは?、と心配しましたが、2019年以来、4年ぶりに開催されたので行ってきました。
ラ・フォル・ジュルネとは
簡単に言えば、クラシック音楽のフェス、と言えば分かりやすいかと思います。
クラシック音楽と聞くと敷居が高く感じる人も多いかもしれませんが、このイベントは、初心者から玄人まで、誰でも楽しめるイベントになっています。
このイベントの特徴としては、無料の公演が数多く存在し、さらに、そのステージは有楽町から丸の内にかけて、街の中に設置されます。
そのため、気軽に音楽に触れられる機会がとても多くなるのが、大きな特徴と言えますね。
昨日までは何の変哲もない街並みだった場所が、この期間だけは音楽が鳴り響く空間に生まれ変わるので、知らない人は驚かれると思います。
なお、無料のステージで行われる公演は4月27日(木)から5月6日(土)にかけて開催されました。
この付近で仕事している方などは、いつもと同じ帰り道なのに、いつもとは違い音楽が聞こえてきて「おや?」と思った人も居るかもしれませんね。
また、どのステージも少人数で行われるため、それぞれの楽器の音を、聴き比べたりすることも出来ます。
あまり身近ではない(と自分は思っている)バイオリンやフルート、サックス等の演奏を、気軽に生演奏で聴くことが出来るのは貴重な気がしますね。
なお、東京では2005年に、最初のラ・フォル・ジュルネが開催され、それ以降、コロナで中止になる前の2019年まで、毎年行われていたようです。
もともとは、フランスで始まったイベントのようですよ。
詳しくは公式サイトに色々書いてあるので、興味がある方は是非ご覧ください。
有料公演(東京国際フォーラム)
5月4日(木祝)、5日(金祝)、6日(土)は、東京国際フォーラムで有料の公演が行われました。
内訳としては、だいたい45分ぐらいの公演が1日20個ぐらいあり、聴きたい公演のチケットを購入する形になります。
公演ごとに完全入れ替え制になり、もちろん、それぞれの公演ごとにチケット代が必要になりますね。
ただ、チケット代は非常に安く、1500円から3000円で買うことが出来ます。
種類もバラエティに富んでいて、子供向けのものから玄人向けのもの、楽器を練習している人向けのものまで様々です。
特筆すべきなのが、子供の入場が可能な公演もある、ということですね。
基本的には6歳以上でなければ入場出来ないのですが、公演によっては3歳以上であれば入場可能なものもあれば、0歳以上も入場可能な公演もあります。
また、ジャズを中心とした音楽を鳴らすバンドであり、フジロックなどの音楽フェスにも出演したことのある渋さ知らズオーケストラも出演してたりします(2019年にも出てました)。
せっかくなので、一番広いホールAでオーケストラの公演を観たのですが、日頃こういったステージを観ないので、新鮮でとても楽しかったですね。
フードエリア
この期間中には、東京国際フォーラムの地上エリアに、たくさんのキッチンカーがあります。
ここで食べ物を買うのも楽しみの一つなんですよね。
もちろん、ワインを始めとしたアルコールもありますよ。
今年は、リーチマイケルコーヒースタンドがあったので、面白いな、と思いアイスカフェラテを買ってみたのですが、想像以上に美味しかったですね。
それ以外にも、あまり他では見ないようなキッチンカーも多くて、どれを買うか悩んでしまいます。
前回(2019年)食べたブラウニーがとても美味しくて、今回も出店してないかな?と探したんですが、ありませんでした。
終わりに
このイベントが行われている期間は、日常の空間が非日常的になる期間だと思います。
有楽町から丸の内付近を歩いていると、色んなところから生の演奏が聴こえてきます。
この日の昼、キッチンカーで食べ物を買って、空いてるテーブルを見つけて、そこで座りながら食べていると、ピアノの音が聞こえてきました。
その波動は、何故か心を落ち着かせてくれます。
演奏が終わった後には、拍手をする音も続けて聞こえてきました。
東京国際フォーラムの会場を、適当に歩いていたら、フルートの体験が出来る場所も見つけました。
音楽を聴くだけではなく、鳴らすことにもチャレンジ出来るんですね(やりませんでした)。
クラシックのことは全然詳しくない(のだめカンタービレの知識が主)のですが、それでも楽しめることが出来ました。
逆に、分からないからこそ、新鮮でワクワクするのかもしれません。
そんな心構えなので、いつまで経ってもクラシック音楽に詳しくなることは無さそうです。
来年以降も、末永く続いてほしいイベントの一つですね。