2023/4/16晴れ時々曇り少し雨。関東リーグ1部 前期第3節「南葛SC vs 桐蔭横浜大学FC」
はじめに
今節はアウェーとなり、試合会場は桐蔭学園多目的グラウンドとなります。
当初は、日曜日で翌日は仕事ということもあり、アウェーまで観戦しに行くつもりが無かったのですが、桐蔭学園と言えば森山翔介選手の母校!ということもあり、現地まで行くことにしました。
この日の試合情報が公式にアップされているので、リンクを貼っておきます。
さて、この日の対戦相手は桐蔭横浜大学FC、忘れもしない2021年の入れ替え戦で戦った相手です。
この時に南葛は勝利したことで関東リーグ1部へ昇格し、桐蔭横浜大学は2部へ降格しました。
その後、2022年10月23日に行われた市原カップでも対戦しており、その時は1-3で負けてしまいました。
今回、リーグ戦で当たるのは初めてとなります。
少し調べてみると、桐蔭横浜大学FCは、ここ数年は関東リーグ1部と2部を行ったり来たりしているようです。
・2023年:1部
・2022年:2部
・2021年:1部
・2020年:2部
・2019年:1部
さて、あまり見たくはないですが、前節までの順位表を貼っておきます。
お互い2連敗しているチーム同士、何としても勝ちたいところです。
当日を迎えて
この日は、葛飾区では午後に雨が降るかもしれない、という天気予報でした。
しかし、桐蔭学園のある青葉台の方では、雨の予報が無かったので、特に傘なども持たず出発します。
京成立石駅から押上駅まで向かい、そこで半蔵門線に乗り換えて、そのまま青葉台駅に向かいます。
手前にある、あざみ野駅から向かうことも出来るらしいのですが、バスの本数が少なかったのと、バス停を降りてから歩く距離が長かったので、青葉台駅から向かうことにしました。
青葉台駅を降りると、一番手前に日体大行きのバス停があり、そこに並んでる人たちがめちゃくちゃマッチョでした。
その横を通り抜け、一番奥にあるバス停に向かいます。
そこから桐蔭学園行きのバスが出ており、だいたい10分強で桐蔭学園前に着くことが出来るようです。
桐蔭学園到着
バスが出発した時は、結構な人数が乗っていたのですが、桐蔭学園前に着く前に、ほとんどの乗客が降りてしまいました。
降りた先に何やら神社があります。案内を見ると、鐵神社(くろがねじんじゃ)、という神社らしいですね。
学園内に、このような神社があるのが何か不思議ですね。
ここから左側に行くと多目的グラウンドがあるのですが、せっかくなので、右側にある高等学校の校舎の方を覗いてみました。
さすがに休日だけあって、人の姿はありませんでしたね。どこまで立ち入って良いのか分からないので、見学はここまでにして、グラウンドの方に向かうことにします。
途中に立派な建物が見えてきます。
どうやら、大学の施設のようです。調べてみると、同じ施設内に幼稚園から大学院まであるみたいですね。
少し歩くと、分かれ道のところに桐蔭学園の生徒と思わしき人が立っていて、迷った人のために道案内をしてくれているようです。
これはとても親切ですね。自分は地図を見て道が分かっていたので、特に不要でしたが、広い施設なので迷う人も多かったと思います。
そこからまた少し歩くとラグビー場が見えてきます。
ラグビー場ではラグビーの練習をしている人がいっぱい居ましたね。
桐蔭学園と書かれた立派なバスもありました。
校章と名前が入っていて、なんだかカッコいいですね。
さらに歩くと、その先には野球場があって、野球の練習をしているのが見えます。
こんなに色んなグラウンドが整備されているのは凄いですね。
地図を見てみると、その他にもテニスコートが3つに、今回の試合会場以外にもサッカー場があり、サブの野球場もあるみたいです。
さて、野球場を越えると、今回の目的地までもう少しなのですが、ちょうどランニング中の野球部員が向こうから走ってきます。
日曜も練習してるんだなー大変だなー、ぐらいな気持ちで歩いていたら。なんと、すれ違いざまに「こんにちは!」と元気よく挨拶してくるではないですか。
なんか嬉しくなっちゃいましたね。こちらも元気よく挨拶を返しました。
その後もランニング中の野球部員が続々とすれ違ってきたので、何度も挨拶しまくりました。
そこを抜けると、いよいよ目的地である多目的グラウンドに到着です。
試合会場到着
観客席は、ちょうど山の斜面のようになっていて、グラウンドを上から見下ろすような形になります。
ただ、グラウンドと観客席の境目が崖になっているため、グラウンドの手前が死角になっており、ほとんど見えない状態でしたね。
この日は出場しないと知っていましたが、森山選手の母校ということもあり、横断幕を掲出しました。
これで、あとはもう試合開始を待つばかりとなりましたが、少し風が出てきたようです。
半袖でも大丈夫だったのが、少し肌寒くなってきました。
前半開始(16:00)
監督退任直後の試合ということもあり、どういったスタメンで挑むのかと思ってましたが、キーパーの中林選手を始め、経験の多い選手が中心のようです。
そういったベテラン勢の中で、つい先月に大学を卒業したばかりの佐々木達也選手が居たことに驚きました。
前半で交代してしまいましたが、佐々木達也選手の積極的なプレイには、今後の活躍を期待させるような何かを感じましたね。
逆に心配なのが佐々木竜太選手です。前半14分には決定的と思われるカウンターで先制なるか、といったシーンの直後、佐々木竜太選手がピッチ倒れこんでしまいます。
そのまま、奥原選手と交代となってしまいました。
軽傷であることを祈りたいですね。
前半は数多くのチャンスを作るも、なかなか決めることが出来ず、そのまま0-0で後半を迎えることになります。
大降りにはなりませんでしたが、途中に何度か雨が降るシーンもあったせいか、ハーフタイム中では、空に虹を見ることが出来ました。
後半開始(17:00)
後半が開始する頃には、すっかり青空も広がり、雨の心配も無さそうです。
前半に、佐々木竜太選手の代わりに急遽入った奥原選手ですが、後半に入っても足が止まらず、相手の守備陣にプレッシャーをかけ続けています。
結局、最後まで足が止まることはありませんでした。これからの活躍にも期待出来そうですね。
試合は、相手DFがキーパーへバックパスしたボールを、下平選手が鮮やかにゴールに叩き込んだ1点がそのまま決勝点となり、1-0で南葛の勝利となりました。
あれだけ様々な攻撃を仕掛け、いくつかの決定機もありながら、実際に得点となったのは相手のトラップミスから、というのもサッカーの面白さでもあり、難しさでもあるところですね。
もちろん、そのミスを得点に繋げられたのは、それを下平選手が見逃さなかった、という高い集中力があってのことだと思います。
後半の最後は押し込まれる展開が続き、観ててハラハラしましたが、なんとか守り切り、念願の初勝利となりました。
この試合は、アーカイブが残っている(2023年4月時点)ので、是非ご覧ください。
ハイライトはこちらになります。
試合が終わって
長い笛が鳴り、試合が終わります。
最後まで粘り強く守りきりました。
この瞬間を待ちわびていた南葛SCの応援席では、みんなで喜びを分かち合います。きっと、配信の向こう側でも、みんな喜んでいたと思います。
試合後、選手たちが応援席の前まで挨拶に来ました。今日は誰も下を向くこともなく、みんな良い顔をしていました。
応援席からは、たくさんの拍手や喜びの声が揚がります。選手も、それに応えてくえます。
こんなシーンをもっと味わいたい、出来れば、今シーズンあと15回ぐらいは味わいたいなと思いました。
さて、最後に掲出した横断幕を外すのですが、そのためには対戦相手である桐蔭横浜大学の応援席の前を通ることになります。
静かに通り過ぎようとしてたのですが、太鼓を片付けている相手のサポーター(大学生かな)が「お疲れ様でした!」と元気よく声を掛けてくれました。
自分の応援しているチームが負けた直後に、ここまで元気に声を掛けられるのって、なかなか凄いことだと思います。
桐蔭学園の生徒は、みんな礼儀正しくて元気で、とても好印象でした。
なお、この後、試合に出なかった選手を中心にトレーニングマッチが行われたようです。
振り返って
開幕から2連敗という、昨季よりも厳しいスタートとなりましたが(昨季は2連続引き分け)、第3節にして勝利を収めることが出来ました。
これでムードも一変するんじゃないかと期待しています。
なお、その他の試合結果は以下のとおりです。
東邦チタニウム 0-0 栃木シティ
東京国際大学 2-1 流経大ドラゴンズ
東京ユナイテッド 2-1 つくばFC
東京23FC 0-1 VONDS市原
上から見ていくと、開幕から2連勝している栃木シティが引き分け、2連敗していた東京国際大学が勝利、東京ユナイテッドとVONDS市原はどちらも3連勝となります。
少しずつ上位と下位の差が開いてきたようにも見えますが、まだまだ全体の6分の1が終了したばかりです。
これから巻き返すことは充分に可能です。
しかし、次の対戦相手は1週間空いて栃木シティ。相手ホームでの試合になります。
そして、栃木シティは去年の首位チームであり、対戦成績も0勝2敗と、あまり相性が良くない相手です。
だからこそ、この試合に勝てば、上昇気流に乗っていけるような気さえしています。
今年は去年とは違うというところを見せてほしい。
勝利を期待して、次も応援します!